麦わらの姉   作:imuka

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戦闘描写難しいぃ!!


ではどうぞ


一七話  戦いが終わる雨

 王宮前に着くとすでに戦いが激化していた。

 近くにルフィたちを見つけ近づく。

 

「調子はどう?ルフィ」

 

「絶好調だ!」

 

 腕を宮殿に伸ばし笑う。フィルナもそれにつられたように笑う。

 そんなことをしていると仲間たちが次々と集まってくる。

 

「な!な!俺の言ったとおりだろ!」

 

「わかったわかった。」

 

 ウソップが半泣きになりながら登場しチョッパーやサンジ、続いてナミやゾロもやってきた。仲間たちのいつもの会話を聞いてビビは少し落ち着いたような顔をした。ルフィが一呼吸おいて仲間たちに言う。

 

「悪ィみんな。おれ”あいつ”にいっぺん負けちまったんだ。だからもう負けねェ!!!あとよろしく。」

 

「さっさと行って来い。」「お前がやらなきゃだれがやるんだ!」「これ以上怪我しないようにね。」

 

「終わりにするぞ。全部!」

 

「「「「「「おォし!!」」」」」」

 

 全員が返事をし手を上にあげる。ルフィはそれに反応し、宮殿に飛んで行った。ビビは砲撃手を探す事をフィルナ達に話す。

 直径5kmの爆発ということは2.5km離れた場所から狙ってるのではと話すウソップだがビビは否定する。爆発に巻き込まれない場所から狙っているとウソップは推測したが、クロコダイルは砲撃手ごと巻き込む奴だと話すビビ。

 

「くえねぇ野郎だ。」

 

「でも砲撃なら場所はかなり限られるはず。」

 

「ならさっさと…――。」

 

 そこまで喋っていたゾロが敵の接近に気が付き振り上げられた刀をとめサンジが敵を蹴る。

 

「ビリオンズ…!」

 

「ゾロ、サンジ。秒で片付けるよ。」

 

 その瞬間フィルナ、ゾロ、サンジがビリオンズに襲い掛かりウソップ達は散り散りになって探し始めた。ビリオンズを倒したフィルナ達も散り散りになる。

 フィルナは弾などが飛んでこないように建物の上に行く。見聞色を使い人の気配を辿る

 ”人の流れが多い……これで探すのは難しいかな…――――時計塔のてっぺんにだれかいる…!”

 後ろから気配がし、攻撃がくると判断したフィルナは防御態勢にはいる。相手の拳と抜刀した夜一がぶつかる。

 

「チャパパパ。よく避けたな。」

 

 丸いでかい男がそこにいた。謎の男の登場に思わず眉間にしわが寄る。

 

「何者?」

 

「知りたいか?チャパパパ。」

 

「…………。」

 

「おいらはCP9のフクロウ。」

 

「CP………9…!?」

 

「チャパパパ。まあ、どうでもいい話だ。目的のついでだからな。」

 

 そこまでいうとフクロウは拳を振ってくる。フィルナは覇気を纏った夜一でそれを受ける。

バキィッ!!

 凄まじい衝突音が響く。

 ”覇気を纏っているわけじゃない…?”

 どこか違和感のある拳に戸惑いながらも攻撃を防ぐ。

 

「やるなお前。賞金首4000万とは思えないぞ。」

 

「褒められてもうれしくない。」

 

 再び拳が飛んでくる。しかし今度は早く鋭い。重い衝撃に少し怯みながらも受け流す。間髪入れず次々とくる拳。フィルナは真影も抜刀し二刀で対応する。

 ”ちっ……こんなことしている場合じゃ”

 刻々と発射時間が近づいてきている中の戦闘はフィルナに焦りを感じさせていた。

 

「考え事とは余裕だなー。そんなに砲撃が気になるか?」

 

 いきなり確信のついたことを言われ動揺するフィルナ。

 

「なんで砲撃のこと知ってるの?」

 

「おいらは諜報員だからなー。それぐらいは調べればわかる。」

 

「つまり砲撃があると知りつつも何もしないと。」

 

「それはおいらの仕事じゃないし、目的は別だからなー。」

 

「これだから……ッ!」

 

 フィルナは怒りをあらわにしながらフクロウに仕掛ける。

 

「何を怒っているんだー?お前が怒る理由はないはずだ。」

 

「うるさいッ!」

 

 フィルナが攻撃を始めると躱すのに専念するフクロウ。

 

「チャパパパ。お前の攻撃はもうらうとよくない感じがするなー。」

 

「いつまでもよけれると思うな…!」

 

「紙絵 ”軟泥”」

 

 身体がぐにゃりと曲がり夜一を躱す。その急な形状の変化に驚きつつもフィルナは攻撃を続ける。

 だが速度を上げるため踏み込んだとき怪我をしていた右足が悲鳴を上げた。

 

「うぐぅぅ!」

 

 当然フクロウはその隙を逃さない”獣厳!”凄まじい速度の拳がフィルナの右肩に当たる。

 フィルナはそのまま勢いを殺すことができず建物から下に落ちていく。

 

「トドメを指したいところだけど時間がもうないからなー。」

 

 そう独り言をつぶやくとフクロウはどこかへ行ってしまった。

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

 

「げほげほっ!――――強いな。どっか行っちゃったけど。」

 

 今はフクロウの相手をしている場合ではないので追うことはせず、恐らくあるであろう時計塔へ足を運ぶ。

 時計塔に着くとウソップとチョッパー、ビビが何故か重なってすごい体勢になっていた。

 少し離れた位置にいたナミに話しかけようとするとまたビリオンズがやってきたのが見えた。

 

「どういう状況って聞きたいところだけどそうもいかないね。任せるけど大丈夫?」

 

「うん、大丈夫。あいつらお願い。」

 

 フィルナが”わかった”と返事をするとどこから湧いて出てきたかわからない量のビリオンズと向かいあう。連戦続きでだいぶ体が悲鳴を上げているが止まるわけにもいかない。

 先頭で突っ込んできた男を蹴り飛ばし後ろにいた奴らを巻き込む。銃弾を夜一で弾き、振りかぶってきた刃物を真影で受ける。回転し周りに接近してきたやつらを倒す。再び撃とうとしているやつにナイフを投擲し阻止。

 斬撃、蹴り、投擲、拳、頭突き、関節技。すべてを使ってビリオンズを蹴散らしていく。

 

「はああぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 大量にいたビリオンズはわずか1分足らずで壊滅したフィルナが納刀しながらナミたちのほうを見る。

 

「そっちはどう?」

 

「それが…。」

 

 ナミが悔しそうな顔をしながら砲弾が時限式と説明してくれた。それを聞きフィルナが歯を噛みしめて時計塔を見上げるとペルが入っていくのが見えた。

 

「あれは……。」

 

 皆が見上げ沈黙していると砲弾をもって出ていくペルが見えた。”まさか”恐らく見ていた全員がそう思ったはずだ。

 ペルはそのまま上空に上がっていき砲弾が爆発した。爆発の衝撃が地上にいたフィルナたちにもくる。その衝撃で戦場が一度静かになった。

 

「あの野郎…。」

 

「国を………守ったんだわ…。」

 

 その行動に誰もが衝撃を受けていた。しかしそんなこともお構いなしにすぐに戦いが再開される。フィルナ達は上の方から聞こえる声に反応する。

 ビビが時計台から宮前広場の兵士に向かって叫び続けているのだった。

 

「戦いをやめてください!」

 

「ビビ…ッ!」

 

 フィルナが駆けだした。

 ナミがウソップたちをド突き、戦いを止めるように一人でも犠牲者を減らせと涙目で言う。

 フィルナは殴り、蹴り次々と気絶させていく。ゾロたちもそれに続き戦いをやめさせる

 何人も気絶させたところでフィルナはふと西の方角をみた。人に見えるが誰かはわからない。だが見聞色が使えるフィルナにはわかった。

 

「あれ…。」

 

 それは大きくもなく小さいわけでもない声で言った言葉だったが仲間たちがフィルナの見た方へ向く。仲間たちも見えるはずはないだろう。それもでわかったのだ。

 クロコダイルが地面からでて、遥か上空に打ち上げられている。

 

「……何であんなトコから飛び出してくんのかはわからねェが…!!」

 

「………そうさとにかく…!!!」

 

「ルフィ…ッ!」

 

「「「「「あいつが勝ったんだ!!」」」」」

 

 全員がガッツポーズをとる。

 それを見ていたビビは膝から崩れ落ちる。

 

「もう敵はいないのに………!!これ以上血を流さないで…!!戦いを…!!やめて下さい!!」

 

 そう叫ぶビビ。その瞬間、空から雨が降ってきた。

 雨が降り始め塵旋風が晴れていく。武器に迷いが出たの感じフィルナたちも手を止める。

 

「もうこれ以上…!!!戦わないでください!!」

 

「ビビの声が届いた…!」

 

 国民達は戦いをやめ、不在だったはずのビビの姿に驚いている。

 

「今振っている雨は昔のようにまた振ります。悪夢はすべて終わりましたから…!」

 

 国民達は”悪夢”という言葉で片付くはずがないと反論している。そんな中、ボロボロのチャカが起き上がり武器を捨てるように国王軍に告げる。

 

「おま…コホンマ…マ~~…お前達もだ!!反乱軍!!」

 

 そこにいたのはイガラムだった。生きていたことに驚愕する一同。イガラムは子供を抱えている。子供がナノハナを襲った国王軍は偽物だと話し始める。

 コーザがすべて仕組まれていたんだと離し、イガラムが全てを話すので武器を捨てるように言う。その言葉に全員武器を捨てた。

 

 

* * *

 

 

「あ、いたいた。」

 

 コブラに背負われているルフィを見つけフィルナが駆けよる。

 

「すいません、弟を背負ってもらって。」

 

「ああ、構わんよ。ここまで背負って登ったのは彼だからな。」

 

「このおっさんは…?」

 

「この人は――。」

 

「みんな!!パパ!!?」

 

 ビビが後ろからやってきて声をかける。目の前の男が国王だということに驚いたりしつつも戻るよう告げる。

 

「広場へ戻れ。」

 

「そりゃそうだ…せっかく止まった国の反乱に…王や王女の言葉もナシじゃシマらねェもんな。」

 

「ええ、だったら皆のことも――。」

 

「ビビちゃん、わかってんだろ?俺たちはフダツキだよ。国になんてもんにかかわる気はねぇ。」

 

「おれははらがへった。」

 

「へとへとなの、勝手に宮殿に行ってるわ。」

 

 皆がそう言う中、フィルナはルフィに膝枕をしながらビビに大丈夫と笑いかける。ビビがそれに肯きコブラととも広場に戻っていく。

 それを見送ったところで皆倒れた。

 

「皆、おつかれさま。」

 

 ナミの頭に布などを置いてやり壁にもたれかかるとルフィの頭を撫でつつ皆の様子を見た。皆よく寝ている。今までにない激しい一日だった。フィルナは空を見上げ雨を体に感じながら目をつぶった。

 

 




まさかのCP9の登場
読めても当たらなければどうということはないッ!
そんな感じでフクロウにフィルナの攻撃はあたりませんでした
砲撃の時間がなければ負けていたかもしれませんね

原作まんまの部分多めですがここのシーンは外せないと個人的に思うのでそのままですが入れました
次回のオカマもまんま大目になるかもしれません
あいついいやつなんだもん


誤字脱字などございましたら、遠慮なくご報告ください
感想お待ちしています

フクロウの一人称って”おいら”でよかったっけ…?
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