麦わらの姉   作:imuka

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半年ぶりでございます。

短いでございます。


二十話  空島

 

 

 

突き上げる海流(ノックアップストリーム)に乗り、雲を抜けたフィルナたちを待っていたのは一面真っ白な雲の海だった。

 一味はとても幻想的な光景に感動するが休む間もなく、怪獣、ゲリラに襲われる。

 空気が薄く体が鈍いことに違和感を覚えつつも、ゲリラを撃退した一味の前にフリーの傭兵を名乗る老人が現れ、この上にさらに海があることを教えてくれる。

 老人の言葉を信じ、上の海への入り口を探す。

 入り口では老婆が写真を撮りながら、お金を払うことを要求。しかし払わなくてもいいと言われそのまま上の海へとエビによって向かっていった。

 

 そして上の海で一味を待っていたのは雲で作られた不思議な島だった。

 

 

 

 

「凄い不思議。いったいどうなってるの?これ。」

 

 はしゃぐルフィたちを横目にフィルナは島の基盤の雲や建造物を見て触る。

 

「下の海にもあった沈まない雲が島の基盤になっているのかしら?」

 

 同じく島の構造などに興味を持ったロビンがフィルナの隣で同じように調べる。

 フィルナ達が調べ物をしているとルフィたちが空島の住人たちに出会い、フィルナたちもそこに合流した。

 

 

 

「へぇー。面白いわね(ダイアル)

 

 コニスと名乗った女性とその父親、パガヤの家にお邪魔した一味は空島に存在する特殊な貝に触れていた。ナミはウェイバーという乗り物を乗り回している。

 様々な貝に触れつつサンジが出した食事を堪能しているといつの間にかナミが見える範囲から居なくなっておりコニスたちがナミが聖域に向かってないか心配する。

 

「絶対に入っちゃダメなところか~。」

 

 ルフィがうずうずしながらサンジの食事を摘まむ。

 

「どれにしても一度ナミを探しにいくしかねぇだろ?」

 

 ゾロの言葉に皆肯くと、コニスたちにお礼を言いつつ船へ向かう。

 

「あれは…?」

 

 謎の匍匐前進している集団を見て呟くと、彼らは立ち上がりコニスたちに挨拶を交わした。

 

「貴方たちですね。不法入国者は。」

 

 ホワイトベレー部隊隊長、マッキンリーと名乗った男のその言葉にコニスたちは驚き、フィルナたちは首を傾げる。

 

「入国料一人10億エクストルを払っていないでしょう。」

 

「だからエクストルってベリーでいくらなのよ。」

 

 ここまで通貨について誰も喋らなかったことに半ば呆れつつフィルナは聞く。

 

「ベリー。青海での通貨ですね。1万エクストルが1ベリーになります。」

 

「つまり80万ベリー払えと?」

 

「いえ、不法入国ですのでその10倍を払っていただきます。」

 

「たけぇよ!!!米がどんだけ買えると思ってるんだ!!」

 

 あまりの値段にサンジが叫び、フィルナも船にあるお金があと10万ベリーを切っていたことを思い出す。

 

「んな詐欺みてぇなマネされて、ましてやそんな金払えるか。――もういい、ナミさんを探しに行こうぜ。」

 

 サンジが相手にしてられるかと船に乗り込もうとするとちょうどナミが戻ってくる。

 

「待って!!そいつらに逆らっちゃダメ!!」

 

「逆らわないのはいいけど800万ベリー払えってよ?」

 

「そう。お金で解決するのね。――800万ベリー――――高すぎるわよ!!!!」

 

「「「おい。」」」

 

 あまりの金額にナミは怒りながらマッキンリーをウェイバーで引き倒す。

 それを見てホワイトベレー部隊が武器を構え、マッキンリーの言葉と同時に攻撃を仕掛けてきた。

 放たれた矢が雲の道を作り、そこを辿りながら接近してくる。

 

「面白いね。空島の戦闘は。」

 

「しししっ。わくわくしてきた。」

 

 ルフィとフィルナは攻撃を難なく避けると瞬く間にホワイトベレー部隊を全滅させた。

 

「ナミ、残高いくら?」

 

「5万!!」

 

「あー、そんなに減ってたのね。」

 

「船長だから言わせてもらうけどな。なんでそんなに貧乏なんだ!」

 

「「「「お前の食費だ!!」」」」

 

 

 

 

 弁当を作り、釘などの船を修理するための道具をもらいにサンジ、ウソップ、ルフィがコニスの家から戻って来るまでに錨をあげ、出向の準備をしていると船に近づく気配を感じ海を見る。

 

「これは登ってきたときのエビ…?」

 

 フィルナがそう呟いた瞬間エビは一気に船の下に回り、船を掴んだ。

 

「しまった!!」

 

 意図を読んだフィルナはエビの手を攻撃するが、殻を破り中まで抉っているにも関わらず離そうとしない。

 

「全員飛び降りろ!!」

 

「いや、駄目ね。」

 

 フィルナは武器を納刀しつつ、ゾロの言葉を否定すると船の後ろで泳いでいる空獣を指さす。

 

「やられたわ。まさかこんな形で強行されるとは。」

 

「またあの島に行くの!?」

 

「神とのご対面ってか?」

 

「ぎゃああああああぁぁあああ。」

 

「いったい何が来るのかしらね。」

 

 各々に反応を無視しつつ、エビは聖域神の島(アッパーヤード)へと向かう。

 

 

 

 エビに連れられ神の島(アッパーヤード)の祭壇の上に船を置かれたフィルナたち。

 ひとまず探索に出てみようと船にチョッパーを残し、島の端まで来ていた。

 

「なるほど。」

 

「マジか…。」

 

 納得と驚きの言葉を吐くとナミがゆっくりと語る。

 

「ジャヤは沈んだんじゃない…。ずっと空を飛んでいたんだ…。」

 

突き上げる海流(ノックアップストリーム)は島すら空に上げるのね。」

 

 それぞれにここがジャヤであることの感想を言っていると、フィルナは船に残したチョッパーの変化を感じた。

 

「船で何かあった!!先に戻る!!」

 

 

 




かなり駆け足でしたが空島編の本編はこれからなので後3,4話くらい続きます。


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