麦わらの姉   作:imuka

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お久しぶりです。
なんとか更新しましたが短いであります。




二十一話 神官

 

 

 空の騎士、ガン・フォールがやられ、後を追う様にチョッパーが沈んだと同時にフィルナが船の場所へと着いた。

 

「ああ、次の生贄か。」

 

「生贄になるつもりはないよ。」

 

「はっ。」

 

 フィルナは鞄を木の近くに置き、祭壇の方へと飛び上がる。

 

「その跳躍力には感服するが自ら空中に身を投げるとは愚か!!」

 

 怪鳥に乗り飛んできた男はフィルナに槍を突き刺そうとする。しかしフィルナは空中を蹴ると後ろに回り、夜一を振った。

 

「んな!?」

 

 男は驚愕の表情を浮かべながらも間一髪のところでフィルナの攻撃を避ける。

 

「避けるんだ。」

 

「当たり前だ。我ら神官は厳しい修業の末、心綱を習得しているのだ。お前の動きなど簡単に―――ッ!?」

 

 男の台詞が終わる前にフィルナは男に対して蹴りを放つ。顔スレスレをフィルナの足が通り、冷や汗をかく。

 

「また避けた。」

 

 ”チョッパーが沈んだ以上、あんまり時間かけれない―――感じ的に心綱ってのは見聞色のことかな?なら――”

 フィルナは一気に速度に上げ、男の頭に踵落としを繰り出した。

 

「ま、動きが読めても速度について来れなければ意味ないよね。」

 

「――っ!?!?」

 

 ドコンッ!!

 踵落としを食らった男は怪鳥と共に勢いよく水の中へと落ちて行った。

 

「神官って言ってたけど、あっけないわね。―――あ、早くチョッパーたち助けなきゃ。」

 

 フィルナは上着を脱ぐと水の中へと潜る。

 底の方でガン・フォール、チョッパー、鳥馬を回収すると水から上がり、まずチョッパーの意識を戻す。

 

「チョッパー!!しっかりして!!」

 

 数度、チョッパーの頬を叩くとチョッパーは目を覚ます。

 

「んは!?…はぁ…はぁ…。フィルナ…?」

 

「大丈夫?」

 

「う、うん。…大丈夫。」

 

「そう。なら怪我してるところ悪いけどおじいさんの怪我診てくれる?」

 

「あ、ああ。わかった。―――フィルナは?」

 

あれ(・・)の相手しなきゃ。」

 

 ガン・フォールを指さしながらチョッパーに指示を出すとフィルナは水から出てきた男を見る。

 

「上がってくるとは思ってなかったよ。」

 

「俺を舐めるなよ。――紐の試練!!」

 

 男は手をかざし、そして槍を持ってフィルナに向かってくる。

 

「紐…?―――ああ、そういうことね。」

 

 いち早く気が付いたフィルナは男が切り抜けた瞬間、空中で何かを掴む仕草をした。そして自分の方へ引っ張る動作をする。

 

「あが!?」

 

 フィルナが引っ張る仕草をした瞬間、男は一気にフィルナの方へと引き寄せられる。勢いよく引っ張られた男の背中を、これまた勢いよく蹴った。

 蹴りが入った瞬間にフィルナは掴んでいた何かを手から離す。

 

「じゃぁ、ね。」

 

 蹴られた男は勢いよく吹っ飛び森の中へと飛んで行った。

 男が戻ってこないことを確認するとフィルナはチョッパーの元へと戻る。

 

「何か手伝える?」

 

「えっと…包帯をもう少し持ってきてくれるか?あと身体冷やしちゃってるからお湯を。」

 

「ん、わかった。――大丈夫そう?」

 

「一応、急所は外れてる。――ただ空の騎士の年齢的に体力が…。」

 

「そうね。急いで包帯取ってくる。」

 

 

―――――――――――――――

 

 

 チョッパーの指示を受けながら治療の手伝いをし、沈んだメインマストを上げていると丁度、ゾロたちが戻ってきた。

 

「フィルナ!!チョッパー!!無事か!!」

 

「ええ、問題ないよ。」

 

 メインマストを岸に上げながらゾロに返事を返すと川の方からルフィたちがやってくる。

 

「うぉぉぉ!!お前ら無事かぁぁ!!」

 

「あっちも問題なさそうだね。」

 

 ルフィたちの合流に一安心すると野営の準備を始めることにした。

 




すっかり亀更新の私を気長に待っていただけると、とてもうれしいです。


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