麦わらの姉   作:imuka

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書いてる途中で長くなりすぎたから分割して途中のやつを投稿


三話  弟と姉と海賊

   

 

 

   -フーシャ村 酒場ー

 

 

 出会ったそうそうガープの熱い抱擁がルフィを襲いひと段落した後、カウンター席で待っていたフィルナにようやくガープから声がかかった。

 ガープとのやり取りを見ていてフィルナがルフィに持った印象は”元気で純粋な子”だった。ただやはりおじいちゃん、ガープの孫だからだろうか。どこか奥に強いエネルギーを感じた。

 

「初めまして、ルフィ。私はフィルナ。君の……お姉さんみたいなものかな。これからよろしくね。」

 

「おう!よろしくな!フ…フィル?………姉ちゃんはどうしてじいちゃんと一緒に来たんだ?」

 

「フィルナはこれからお前と一緒に暮らすんじゃ。」

 

「そうなのか!よろしくな!姉ちゃん!」

 

 姉ちゃんと呼ばれるのに、少し戸惑いと喜びを抱きながら本当に元気で純粋な子だなぁとフィルナは考えていた。

 そんな特別印象に残るわけでもないような出会いをし、二人での生活が始まった。

 

「ああ、こいつあの人の孫だわ。」

 

 一緒に暮らし始めて数か月。

 フィルナがこれまでのルフィを見て思ったことだった。いい意味でも悪い意味でもルフィは自由だった。冒険と称し、一人で山に向かったり、たいして泳げもしないのに海に飛び込んだり、マキノさんはいいと言っていたが宝もないのに宝払いとか。

 海賊に憧れるのは構わなかったが最低限の節度とマナーはもってほしいとフィルナは思った。

 だがルフィはまだ3歳。まだまだこれからだ。

 ”これからいろいろなことを学んでいけばいい”

 そう考えたフィルナは自分が知っている知識をルフィに教えることにした。フィルナ自身もまだ10歳になったばかりだが人よりは様々な経験をしている。

 

 最初は”勉強なんていやだ”とだだをこねたりもしたが”そんなんじゃ海賊になれないよ”というと素直に話を聞いたりした。

 フィルナは人にものを教えるのは初めてであったが思いのほかルフィの呑み込みが早くどんどん吸収していった。

 基本ルフィはやる気がないとそのことについてはまったく覚えたりしない。しかし一度やる気のスイッチがはいるとすごい勢いで吸収していく。フィルナは少しルフィが羨ましかった。”その呑み込みの早さを少しでも分けてくれ”と思うほど。

 自由奔放なところは変わらなかったが。

 

 フィルナが来てから2年がたち、ルフィが5歳になってからは強くなりたいと言い出し自分が日頃行っていた鍛錬を教えたり、稽古をつけてやった。自分がやっていた鍛錬とはマリンフォードにいたころの鍛錬であり、生半可な内容ではないのでルフィはすぐ根を上げるかと思っていたのだが、体力の限界を迎えても根性だけでついてくるルフィを見てフィルナは驚愕した。

 ”私は半分くらいで動けなくなったんだけどな”

 ショックを受けつつルフィに自分の持っている技術を教えていった。

 

 

 そんな日々を続けてまた2年がたち、村に海賊がやってきた。

 海賊船の近くには多くの村人が集まっていた。ルフィやフィルナもそこへ近づく。

フィルナは念の為、夜一(ヨイチ)を持って行った。海賊船から人が下りてきて集まっていた村人たちに緊張が走る。

 

「俺たちは今ここらを冒険してる海賊なんだが、ここを拠点にしたいと思ってるんだが構わないか?」

 

 杖を突きながら村長が前に出る。

 

「村に危害を加えないと誓うならいいだろう。」

 

「ああ、かまわない、そういうのはあまりしない主義なんでね。」

 

「なら好きにしろ。」

 

 それを聞いて村人の一部が動揺する。

 

「いいんですか!?相手は海賊ですよ!?向こうには約束を守る理由なんてない。」

 

「”赤髪”が無意味な殺生や略奪を行ったという話は聞いたことがない、問題ないはずじゃ。」

 

 少し動揺している村人をよそにルフィはキラキラした目で海賊たちを見ていた。そんな中、フィルナはキラキラしている弟を横目に”どおりで見たことある海賊旗だと思ったら赤髪か”などと少し能天気に考えていた。

 そんな能天気に考えていると話し合いが終わり、村人が戻っていく。”私たちも戻ろう”そう言おうと隣を見ると弟はすでにいなく海賊たちのところへ突撃していた。

 考えなしに突っ込んでいく弟に内心ため息をつきながらフィルナも海賊たちのほうへ足を向けた。

 

「お前たち海賊なんだよな!」

 

「君はそんなわかりきったことを聞きに突撃したのかい?」

 

 後ろから歩いてきたフィルナが呆れながらルフィに聞く。

 

「ああ、確かに俺たちは海賊だが、俺たちになにかようなのか?」

 

 赤髪の男がルフィとフィルナを交互に見た。

 

「海賊の話を聞きたいんだ!そういえば名前はなんていうんだ?俺はルフィ!よろしく!」

 

「先に名乗ったのはいいことだけど、もう少し聞き方があるとおもうよ?彼らは赤髪海賊団、でたぶんこの人が赤髪のシャンクス。」

 

「へぇ、俺たちを知ってるのかい。」

 

「こんな辺境な地でも知られるくらい有名ってことですよ、シャンクスさん。」

 

「ははは、違いない。」

 

「へぇー、シャンクス達は有名人なのか。」

 

「君は海賊になりたいという割にはそこらへん全く興味ないよね。」

 

 フィルナは呆れてため息をつく。海賊になりたいという弟の意見を汲んで少なくとも東の海の海賊について調べたりしたのだが、ルフィは一切興味を示さなかった。

 そんな二人をやり取りを見ていたシャンクスの視線に気が付いたフィルナはルフィの頭を撫でながらあいさつをする。

 

「ああ、そういえばあいさつが遅れました、私はフィルナって言います。こっちが弟のルフィ。」

 

 ルフィは先ほど自己紹介したがフィルナが付け足して紹介しなおす。

 

「姉弟なのか。」

 

「いえ、血は繋がってませんよ。義姉弟ってとこです。」

 

「ほおー、まあ別に珍しくもないか…ああ、別に敬語なんて使えわなくていい。”さん”もいらない。俺たちは海賊だぜ?」

 

「海賊がどう関係するかはしらないけど、わかった。普通にしゃべるよ。」

 

「ところでフィルナはなにかやっているのか?」

 

「見てわかると通り、剣術と武術を少し。」

 

 夜一を前に出して見せる。シャンクスが夜一を見て少し驚く。

 

「その刀は……いや、なんでもない。……なんだ?もしかしてもしもの時は君が戦うつもりだったのか?」

 

「もしもの時は、ね。何となく大丈夫なのわかってたから本当にもしもの時のために持ってきただけ。」

 

「わかるとは?」

 

「あなたたちの船からは陽気な感じがとれたから。」

 

「覇気が使えるのか!?」

 

「違うよ、覇気じゃなくてシャンクスたち雰囲気のことだよ。」

 

 クスッと笑いながら”使えはするけどね”とボソッと付け加える。

 ようやく二人の話が終わりルフィがうずうずしてるのが見えたフィルナはルフィに声をかける。

 

「ああ、ルフィはシャンクスたちの話を聞きたいんだっけ。いいよ、あんまり迷惑かけないようにね。私酒場にいるから。シャンクス、ルフィをお願いします。」

 

 ”わかった”という返事を聞き、フィルナはその場を後にした。

 




マリンフォードを出てから月日がたち肉体も精神どんどん成長していくフィルナ
平和な村で修業をしているのでフィルナは村の中でも一番強いです
ルフィもフィルナに色々教わっているため原作より強くまた利口がいいかもしれません
自由人なところはかわりませんが


このままだと山賊さんフルボッコにあっちゃう…


ちなみに主人公の名前のフィルナはルとフィを反対にして何となく語尾がよさそうなものをつけただけの安直な名前です


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