今回は少し短いです
ルフィがゴム人間になって数日。
あの時は大騒ぎをしていたルフィだったが前向きにことを考えゴム人間になれたことを喜ぶことにした。
そんなルフィはシャンクスたちがいないので酒場でのんびりしている。
その日はフィルナは酒場は休みだった。
休みのは鍛錬もせず体を休め、読書しているのがフィルナの日課だった。
”ルフィが帰ってきたら晩御飯作らないとな”そんなことを考えていると酒場のほうで嫌な気を感じた。”この感じはあの山賊たちかな…?ルフィの気も少し乱れてる”ルフィの気の乱れを感じ不安になったフィルナは夜一を持ち家を飛び出した。
自分の足なら5分もかからない。フィルナは一気にトップスピードまで加速し酒場へ急いだ
酒場近くにつくとそこには山賊が三人伸びていた。
近くで山賊たちがルフィを殴る蹴るなどをしている。どちらが喧嘩を売ったかはわからないが伸びている3人はルフィがやったのだろう。
”鍛錬の成果が出ていていいことだ”と思いながらも内心ため息をつく。フィルナはそのまま山賊たちに近づき声をかけた。
「弟を離してくれないかな。」
その言葉に山賊たちが一斉に振り返る。
フィルナの姿を確認した髭の生えた山賊はニタァと笑い告げた。
「だめだね、このガキは俺たちに喧嘩を売ったんだ。それとも何か?嬢ちゃんが相手をしてくれるのか。」
山賊たちは下品な笑みを浮かべ、ニタニタしがらこちらを見る。
ルフィを見るとゴムになったおかげたろうか、大した怪我はしていないようだった。フィルナはため息をつきルフィに話しかける。
「無茶なことはあんまりしないでって話したばかりだけど?ルフィ。」
「だ、だって…。」
「言い訳しない。大人を三人も倒したのはすごいけど勝てないんだったら最初から仕掛けちゃだめでしょ。」
”うう…”とルフィは怒られなにも言い返せなかった。
そんな会話している二人に山賊は無視されたと思い大声を出して言い放つ。
「だらだらしゃべってんじゃねぇ!てめぇが相手になるのかそうじゃないのか!」
「はぁ、やれやれ。ルフィ、帰ったらお説教だからね。…きなよ、山賊サン。相手してあげるから。」
フィルナは挑発するように人差し指でちょいちょいとやった。その行為に山賊たちは頭に血が上り突っ込んでくる。
結果をいえば山賊たちは何もできなかった。殴りかかっても、刀で切りかかっても、銃で撃っても何一つフィルナには当たらなかった。夜一を抜刀するまでもなく山賊をいなし、1人をのぞいて全員伸びていた。フィルナは”やれやれ”とした顔で最後に残ったルフィを捕まえている山賊をみた。
「さて、そろそろ弟を離してくれないかな。」
山賊は顔面をヒクつかせてる。想定外過ぎて思考が追い付いていないのだろう。ルフィは”姉ちゃんつえぇ”などと呑気に感想を言っていた。
「これはお前がやったのか。」
後ろから声がし、振り返るとそこには村長とマキノ、赤髪海賊団がいた。
「シャンクス、もどってきたんだ。」
バンッ!
ほんの一瞬だった。少しシャンクスに気を取られたその一瞬に山賊は閃光玉と催涙玉を地面にたたきつけた。視界を奪われ催涙玉のせいで鼻などの器官もやられる。視力が回復し、催涙玉の煙が晴れたときにはもう山賊もルフィもそこにはいなかった。フィルナは見聞色の覇気を使いルフィを探す。ルフィは港のほうにいた。
”まずい”とフィルナは思った。ルフィは悪魔の実の影響でカナヅチだ。海に落とされたら無事じゃない。フィルナは全力で走り出す。
”お願い間に合って”弟の、家族の無事を祈って駆け抜けた。
全力で走り出したフィルナだったが、さっきの催涙玉になにか入っていたのだろうかフィルナはいつもより自分が遅いことに気が付いた。
”このままじゃ間に合わない”山賊とルフィはもう海の上だ。急がないとルフィの身が危ない。自分の不甲斐無さを噛みしめたときシャンクスが自分の全力より速い速度で自分を追い抜いて行った。
―――――――――――
フィルナが港に着くとルフィとシャンクスの姿が見えた。ルフィは泣いていたがどこにも怪我はないようだった。ルフィの無事な姿を確認し喜んだ束の間、シャンクスの腕を見て驚愕した。左腕がなくなっていた。
フィルナは頭が真っ白になりながらも震える声でシャンクスに問いかける。
「シャンクス、腕。」
「ん?ああ、気にするな。腕の一本くらい。」
「気にするなって…!!?…そんな…!?」
興奮していうフィルナにシャンクスは頭を撫でてやる。”気にしなくていい”シャンクスはそういって気さくに笑う。そんなシャンクスにフィルナは泣きながら謝りだす。
「ごめんなさい……ごめんな…さい。」
「なんで謝る。お前は悪くない。」
「だって……あの時……私がちゃ…んとみ…てれば。」
「油断してたのは俺たちも同じさ。」
フィルナは泣きながらずっとシャンクスに謝っていた。”私は弟の憧れの人を傷つけてしまった”そう考え涙が止まらなかった。
シャンクスはルフィとフィルナが泣き止むまでずっとそこにいてくれた。
* * *
騒動があった数日後。
シャンクスたちはここを出ることを決めた。港にはルフィ、フィルナ、マキノ、出港の準備をしている船員たちがいた。
「いくのか、ジャンクス?」
「ああ、ずいぶんと長居しちまったしな。」
「そっか。」
「なんだ、連れてけとかいうと思ったのに。」
「ううん、いいんだ。俺は俺で海賊を始める。そしてシャンクスなんて超えて海賊王になる!」
「ほう、俺たちを超えるか。そりゃ楽しみだ。…じゃあ、この帽子をお前に預ける。俺の大切な帽子だ。」
そういってルフィにかぶっていた麦わら帽子をかぶせる。
「いつかきっと返しにこい。立派な海賊になってな。」
ルフィは声に出さずに泣いていた。そんなルフィをみてフィルナは頭をなでる。二人ともシャンクスとの別れはさみしかった。シャンクスはそんな二人を見て少し笑いながら船に乗った。
「あいつは大きくなるぜ。」
「ああ、なんせガキの頃の俺にそっくりだ。――帆をはれ!イカリを上げろ!出航だ!」
こうしてシャンクス達赤髪海賊団はフーシャ村を後にした。
-10年後ー
小舟に二人の男女が乗っている。
「フィルナも行くなんて意外ね。」
「海賊にはあんま興味ないけど、そういう約束だから。」
「ルフィもフィルナも気を付けてね。」
「「行ってきます。」」
小舟は陸を離れていく。
「とうとう行っちゃいましたね。村長。」
「海賊なんぞ、村の恥じゃ。」
「さびしくなるねー。」
村の人たちがワイワイと話す。
-フーシャ村 近海ー
「やー、今日は船出日和だなー。」
「そうだね。こんな小舟じゃなきゃ、なおよかったんだけど。――あ、ルフィ来たよ。」
ザバァ!
近海の主が姿を現す。
「出たか、近海の主。けど相手が悪かったな。」
「任せるね。ルフィ。」
「おう。10年鍛えた俺の技を見ろ!」
”ゴムゴムの銃!”
ズドォン!と音を立て近海の主を倒す。
「思い知ったか、魚め。」
ルフィは戻ってきた腕をグルグル回しながらニッと笑う。
「まずは仲間集めしなきゃなー、姉ちゃんどれくらいがいい?」
「好きなだけどうぞ。仲間も大切だけどちゃんとした船も必要だからね?」
「ま、適当でいいか!よぉし!頑張るぞ!」
10年たっても成長しなかった弟の部分をみて少し呆れながらもフィルナは微笑んだ。そしてルフィは叫ぶ。
「海賊王に俺はなる!!」
かくして大いなる旅は始まった。
俺たちの冒険はこれからだ!的な
いやもちろんまだまだ続きますけどね
基本は麦わら海賊団+フィルナで話を進めます
なのでまだまだ長々とつづける予定です
原作だと見聞色は気配と記載されてますが
文章的におかしな感じがしたので”気”に表現を変えました
フィルナはまだまだ未熟なので動揺したりすると見聞色が使えなくなります
空島にいたサトリのように
なので今回、シャンクスに意識が行き過ぎて山賊の行動を止めることができませんでした
約束についてや10年間の内容については原作と同じタイミングかサブストーリ的に少しずつ挟もうかと考えています
ようやく本編入れる…
誤字脱字などございましたら、遠慮なくご報告ください
感想お待ちしています