自由なる種のIS物語    作:ギルオード

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前編です。
ようやくここまで来た。
まだ、戦闘はないですが。
ですが、一番書きたかった話しですのでギルオードもテンションも上がってます。

では、どうぞ!


葛藤と思いと願い 前編

~一夏サイド~

あれから数日が経って、五月になった。

もう少ししたら、クラス対抗戦が始まる。

ああ、簪対マドカの試合が見たい。

龍野君と鈴さんの試合は正直龍野君が胡散臭いから、好き好んで見たくない。

鈴さんを意図的に怒らせてたし・・・なんかフラグがどうだって言ってるし・・・

転生者っていうのは彼みたいなのが多いのかな?

あと、独り言で言っていた“束さんの無人機”がなんちゃらはトリィがしっかりと録音してくれたから。

もしかしたら、篠ノ之束が父さんと母さんを殺した可能性もある・・・いや、ありえないな。

千冬姉とは親友?とりあえずは友達でいられる関係なんだ。隠し事はしないだろうし、もし黒幕なら友人になるとデメリットが多くなる。

彼女すら兵器開発を意図的に行っているのか・・・

無人機ということは、未登録のISコアを使っているはずだしね。

彼女は本当にISを宇宙に出るために作ったのか?

疑問は増えるばかりだ。

やはり直接会って真意を確かめる必要がある。

・・・裏の話を聞く限りじゃ、少し前まで自分の興味の対象以外は人間と見ていなかったらしい。

ハッキングとかして避難の邪魔をする可能性もあるから、出入り口近くに座ったほうがいいかもしれない。

残り数日の間は余りやることもないからな・・・

念のためにビーム兵器の準備をしておいても損はないだろう。

じゃあ、旧アリーナへ向かおうか。

 

 

 

 

試合当日になった。

試合が行われる会場は第一アリーナと第二アリーナで行われる。

第一試合は第一アリーナが3組のマドカ対4組の簪、第二アリーナが1組・竜之助対2組・鈴

普通は番号が若い方から第一アリーナじゃないの?と突っ込んだらだめなんだろう。

僕は予定通り出入り口から一番近い席に座った。

 

「キララン隣良い?人沢山いるけど?」

 

本音が友達を連れてここに来た。

まあ、構わないけど。

 

「相川さんに谷本さんに夜竹さんで合っているかな?僕なんかの周りで良ければいいよ。」

 

・・・本音以外の子たちはガッツポーズをしたり喜んだりしている。

一応人殺しの扱いのはずの子に近づいて喜んでいいのかな?

 

「皆は平気なのかい?人殺しが目の前に居るんだよ。」

「キラ君は優しいから、話だけで差別とかはしないよ!!いろんな国籍の人がここには集まるからそういう事情があるかもしれないし、優しいキラ君が意味もなく人を殺すとは思わないよ!!」

 

皆も相川さんの言葉に同感しているのか、うなずいたり相槌を打ったりしている。

・・・お人好しな子たちだ。

幼稚園の頃から、相川さんは変わらないな。

真っ直ぐな子だ。

彼女と本音がいれば、マドカと簪の事も安心だ。

そして、谷本さんや夜竹さんにも迷惑を掛けるかもな。

なんとなくこの三人はマドカや簪の事を支えてくれそうな気がした。

もう少しで試合開始かな?

 

ピ─────────

 

試合が始まった。

・・・正直な事を言うと龍野君はふざけているのかな。

少なくとも人を殺せる兵器を使った戦いに真面目にならずにヘラヘラ笑いながら戦っている。

これで、真面目にやっていますとか言ったら殴り飛ばすかもしれない。

真面目に戦っている鈴さんが可哀想だ。

接近戦で圧倒し『衝撃砲』は避けているのに、自身は最低限の攻撃しか当てられていない。

戦士として、選手として侮辱もいいところだ。

周りの多くの人は彼の戦いに見惚れているけど・・・あんなヘラヘラしている人がISを扱えるとはね・・・

 

キュピ───────ン

 

僕は嫌な予感がしたから上空を見た。

空からは二つの光が第一アリーナと第二アリーナへ落ちた。

 

ド──────────────ン!!

 

光はアリーナの遮断シールドを貫通して、フィールドの真ん中に直撃した。

煙が舞い上がり、何人かの人は咳もしている。

僕は急いで出入り口に向かう。

扉はやっぱりハッキングされていて動く気配がしない。

・・・もう一つの方の出入り口も閉まっているんだろうし、第一アリーナも気になる。

迷っている時間はない。

僕はストライクを展開しアーマーシュナイダーを取り出す。

突き刺して切り裂こうとするが中々進まない。

僕はイーゲルシュテルンを撃ち込み無理やり開けた。

 

「早く避難するんだ!!急いで!!」

「キラランは!?」

「僕は反対側の扉を開けた後、第一アリーナへ向かう。向こうも似たような状態になっていると思う。本音たちは急いで避難してくれ!!いくら本音が生徒会役員でもここは危険だ!!避難したら楯無さんに連絡するんだ!!」

「無事でいてね、キララン・・・」

 

タッタッタッタッタッタッタッタッタ

 

皆は急いで避難していった。

僕も急いで反対側の出入り口へ向かった。

 

「キャ────────ア!!」

「ちょっと!!そこをどきなさい!!」

「あんたがどきなさいよ!!」

「まだ死にたくないよ・・・」

「助けて・・・先生!!お母さん!!」

「ウワ─────────ン」

 

まずい・・・パニックに陥っている!!

どうにかして冷静さを取り戻させないと!!

ふざけているのか?こんな非常事態の時にそんな顔をしていつまで遊んでいるんだ!!龍野竜之介!!

・・・怒りに身を任せてはダメだ。

今は避難をさせないと。

扉は幸い人よりも大きい。

上からこじ開けていけば皆を落ち着かせることはできるのか?

そうすれば扉の前にいる子を下がらせることができる。

ただ、刺した時の衝撃で周りにいる子を傷つけないか・・・

待てよ・・・ガンバレルだ!!

あれなら周りにいる子の前に設置して、下げることができるかもしれない。

・・・迷っている時間はない!!被害が少ない方を使う!!

 

「行ってくれーっ!!」

 

僕は四つのガンバレルを射出し、扉の前にいる子たちの所まで飛ばした。

 

「皆、退いてくれ。扉を・・・破壊する!!」

 

まだ判断を下せずにおり、このままじゃ移動をしないかもしれない。

 

ピッピッピ

 

敵がまたフィールドにいる二人への攻撃を再開した。

くそ!!

またパニックに陥った。

こうなったら・・・

 

「何をやっている!!早く退け!!このままじゃ的になって死ぬだけだ!!」

 

周りの子はビクッっとなり涙目になりながら退いてくれた。

・・・ゴメンね。

ガンバレルを一斉掃射した。

扉は粉々になった。

周りの子たちはボ───っとしていた。

 

「落ち着いて一人ずつ避難していくんだ・・・早く!」

 

タッタッタッタッタッタッタッタッタ

 

一人また一人と避難していった。

 

第一アリーナの方は!!

 

ピッピッピ

 

プライベート・チャンネル!?いったい誰が?

とにかく人目のないところに行こう。

僕は回線を開いた。

 

「ヤッホー!キラ君。お疲れ様。」

「楯無さん。その背景は・・・第一アリーナの方は避難・・・完了したみたいですね。」

「もう、せっかちな男の子は嫌われるわよ。そちらも完了したみたいね。」

「はい、大丈夫です。ところで、簪とマドカは無事ですか?」

「ええ、今は休んでいるわよ。近くにいるけど会話する?」

「いえ・・・無事なら部屋に帰ってから話します。」

「簪ちゃんは渡さないわよ!!」

「いえ・・・そういうのじゃありません。」

「簪ちゃんじゃ不満があるの!!」

「いや・・・その・・・」

「ちょっと!白黒つけなさいよ!!」

 

キュピ─────────ン

 

「楯無さん!!何かがそちらに来ます!!

「・に・・・いる・・か・な・・・」

 

プツン

 

クソッノイズが濃くなった!!

急いで第一アリーナの方へ向かおう!!

こんなところで止まっているよりも何かができるかもしれない。

だから僕は行くんだ・・・若い命を護る為に!!

でも、今だけは幼馴染と妹を護る一人の少年に戻っても文句は言われないよね。

今、周りには誰もいない。

向こうについたらキラ・ヤマトに戻るけれど・・・彼女たちをキラ・ヤマトっという知り合いとしてよりも、『家族』として助けたい。

これって、我が儘かな?

それでも、今ぐらい我が儘言ってもいいよね。

 

「織斑一夏、ストライク、行きます!!」

 

第一アリーナへ向かった無人機・・・覚悟してね。

『前線最強』のストライクが家族を攻撃した君を・・・討つ!!

 

キラキラバッシュ────────ン

 

 

 




はい、今までとは違う本編での覚醒をしました。
覚醒については一章が終わったら、説明します。
さり気なく番外編の予告を・・・

次回は一章のラスボスとのバトルですね。
敵はCEの機体です。
毎度のごとくヤンデレ銀髪nうわ何をするヤメッ

失礼、精神攻撃を受けました。
SAN値ZEROの女神とか見てないので。
機体については・・・意外な奴です。
ザフトの機体です。

次回もお楽しみにしていてください。
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