自由なる種のIS物語    作:ギルオード

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第一章完結だ。
シリアスが多いよ。
イチャイチャさせたいよ・・・
でもギルオードは何故か暗い話を書いているw


エピローグ

~一夏サイド~

あの後事件に関わったメンバー全員が地下ミーティングルームに呼び出された。

僕は生徒の中では一番に到着していた。

ここにいる先生は千冬姉と山田先生だった。

 

「先生方はここにいるメンバーだけですか?」

「はい。そうですよヤマト君。」

「情報の提供ありがとうございます山田先生。」

「いえいえ、どういたしまして。(やった!!この時期で初めて先生扱いしてくれる生徒に会えた///)」

 

隠していると思うけど・・・小さくガッツポーズするぐらいうれしかったんだ。

 

 

少し経ったら生徒も全員集合した。

刀奈、簪、マドカ、龍野君、鈴さん、オルコットさん、篠ノ之さん・・・オルコットさんは援護に来たからとは分かるけど、篠ノ之さんはどうしてなんだ?

それもここで言うのか?

そう考えていると千冬姉がしゃべりだした。

 

「よし、全員揃ったな。……皆先ずは済まなかった。一番に動いて生徒を守らなくてはいけない我々大人が後手に回ってしまい結果としては君たちが無事だったとしても、これは我々大人の大きなミスだ。私が全職員を代表して謝罪する、済まなかった。」

「いいですよ、織斑先生。あの場は仕方ありません。あんな事になるとは誰も思いません。それに先生方が必死にハッキングを受けていたドアの解除やコンピュータシステムの改ざんをしていたのは知っていますから。」

 

このやり取りは、相当絆があるな。

ほとんど姉と妹みたいな感じだもんな、刀奈と千冬姉。

まあ、お互いが守備の要だしね。

 

「改めて皆には礼を言う。生徒の命を守ってくれてありがとう。……これを伝えるのが本題でもあったから、帰れる奴は今から返すが、残ってもらう者はいる。……今からいう人は絶対に残れ。更識楯無、篠ノ之箒、キラ・ヤマト、他の者は解散しろ。」

「織斑先生、自分は箒の事についてで、残ってもかまわないでしょうか?」

 

龍野君……ていうことは何か問題行動でも犯したのかな。

 

「まあ……良いだろう。」

「ありがとうございます。」

 

篠ノ之さん……いったい何をしたんだろう。

 

「……!!ああ、お前たちは別室で待機していてもいいぞ。」

「いえいえ、何やら楽しそうな予感がしますので、私はここで待ってますよ。」

 

すっごく納得できる理由だった。

 

「……ヤマトはどうする?」

「一人で待っとくのは少し悲しいので、聞くだけ聞きます。」

「そうか……では、本題に入ろう。篠ノ之……なんで怒られるか理由は分かるか?」

「そっそれは……無茶をしたからですか?」

「それもあるが、一番の理由は別の点だ。」

「……分かりません。」

「本当に分からないのか?……お前が無茶をする前に何をしたか憶えているか?」

「………」

「私が言いたいことは分かったか?」

「でも!私は…竜之助の力になりたくて!」

「そのために!!お前は他人がどうなっても良いと言うのか!!あの時下手すればお前だけじゃなく、中継室にいた人全員が死んでいたのかもしれないんだぞ!!」

 

・・・聞かなきゃよかったかもしれないかな。

大方、何かしなきゃと思って、中継室に行って邪魔する人を気絶させて、戦闘中に何かを言ったんだろう。

・・・僕は昔あることを言った。

何もできないからって、何もしなかったらもっと何もできない…何も変わらない…何も終わらないから…

でも、今の彼女には覚悟がないんだ。

・・・覚悟がなければ想いも信念もあやふやだ。

想いのない力は暴力でしかないんだ。

今、千冬姉に言われていることを理解して今日のことを反省すれば彼女は伸びる。

失敗は平和なときに沢山したほうがいい。

僕のようになったら・・・それこそお終いだ。

だから彼女にはこれを機に自分を見つめ直してほしい。

 

「……話は終わりだ。お前たちはもう帰っていい。食堂がもう少ししたら閉まるぞ。」

「「失礼しました。」」

「さて、待たせたな。更識、ヤマト。」

「いえいえ、大丈夫ですよ、織斑先生。」

「怒れる時には怒った方が成長にもつながりますから。」

「そうか、済まないな。……お前たちには少し聞きたいことがある…特にヤマトにな。これについてだ。」

 

やっぱりか・・・この戦闘映像はしょうがない。

余りにもオーバースペックすぎるからね。

 

「ヤマト、これはなんだ?これは何の冗談だ。ビーム兵器のスペックもそうだが……お前のISの動き方は私でもできんぞ。これが初心者の動きなわけがない。説明してくれ。」

「……元々ISを動かせただけです。」

「そうなんだ。じゃあ、私との試合手を抜いてた?」

「まあ、そうですね。でも七割ぐらいは出してましたよ。ただ、相性が悪かったので攻めきれませんでしたが。」

「ふーん。織斑先生!!戦ったら勝てる?」

「やってみないと分からんが……ヤマトの方が勝つだろう。……話がそれているぞ更識。」

「気づきましたか…でも織斑先生、余りキラ君を疑うのは得策ではないと思いますよ。あの無人機に関わっているなら、私たちを助けない方がメリットがありますし。」

「私も疑ってはいない。しかしいくら何でもあの機体はヤマトの専用機と同じ技術をふんだんに使っていた。そこを聞きたいだけだ。」

「僕自身『みつるぎ』の技術部門のトップですので、これだけは絶対に言えます。情報漏洩はしていません。これは絶対です。どんなお金をもらってもメリットがありませんので。」

「確かにスペックがばれてしまうからな……と言うことは……」

「恐らくは第三者いいえ、さらに上をいく第四者の介入でしょうね織斑先生。」

「流石だな更識。」

「いえ……このぐらいは頭が良ければ誰でもわかりますよ。」

「ヤマト、私はもう一つお前に聞きたい事がある。」

「何なりとお尋ねください。」

「……お前が倒した敵のスペックはどれぐらいだ?正直に言ってくれ。」

「………燃費とフェイズシフト装甲以外はストライクを圧倒的に上回っています。」

「そこまでの敵か……正直我々にはフェイズシフト装甲に打つ手がない。ビーム兵器の威力も桁が違う。これからこういった敵が出たときにはお前を頼ってしまうだろう。こんな大人で済まないが力を貸してくれないか?」

 

計画を実行したら相当な精神的なダメージを負わせてしまうだろう。

でも、僕は救いを求めている手を払いのけれるほど割り切れない。

最初からだった・・・始めてストライクに乗っていたときからだった。

割り切っていれば僕はあんなに夢中で傷つくこともなかった。

ずっと一人で背負い込んで、アークエンジェルというコーディネーターのいない・・・自身の本当の苦しみを分け合う事のできない孤独な艦を同族を殺してでも・・・アスランの誘いを撥ね退けてでも・・・連合のお偉いさんに裏切り者のコーディネーターって言われても守り続けた。

友達が僕に救いを求めてたから・・・

最初から戦争なんて嫌だった。

でも、友達を護る為にも戦いをした。

皆を見殺したくなかった。

だから、皆がアークエンジェルに残るって言ったとき艦を降りようと思っていたけど残って戦った。

でも、ストライクに乗るたびに皆からの目線も変わってきた。

『キラは友達で仲間だけど、コーディネーターだ』って差別にも似た視線をはっきりと感じるようになった。

だからこそ、ラクスと仲良くなって・・・命令違反でも彼女をザフトに帰した。

そして少し経ってフレイが、フレイだけが僕を支えてくれた。

後で気づいたが例え偽りだとしても当時は本当に彼女だけが支えだった。

そして友達と喧嘩もした。

・・・最初のころから僕はこんなだった。

『敵を討ちたくない。でも、友達を仲間を守りたい』

だから今回も・・・

キラ・ヤマトという存在は何時でも・・・何時までもこの選択をする。

 

「………分かりました。あなた達を護る…やらせていただきます。」

「本当にいいの?キラ君を危険な目に合わせようとしてるのよ?」

 

偽善でも貫こう。

あの時死んだジンのパイロットにも言った。

そうしたかったから・・・

ストライクが壊れた時から僕の心は一度壊れた。

あのときから何か・・・怒りにもにたような感情がでたとき以外に人を討てなくなった。

そして戦場で僕一人が不殺をしても変わらないかもしれない・・・

でも、あそこで僕が敵を殺していたらみんな死ぬんだ。

僕は僕の不殺でみんなが死なないとは思っていない。

でも、一人でも多くの命が護られる可能性が生まれるんだ。

例えちっぽけな可能性でも僕は賭ける。

撃たれて失ったモノはもう二度と戻らないから。

どんな偽善でも僕は貫く。

 

「僕がしたいと想ったからです。」

「ヤマト・・・・・・お前には辛い思いをさせる・・・・・・済まない。・・・・・・もう解散していい。」

「楯無さん。もう食堂の時間が終わっているので一緒に食事でもどうですか?簪達もまだだと思いますし。」

「ご一緒させて貰うわ。」

 

じゃあ、今日は麻婆豆腐だな。

 

 




第一章完結しました。
とても長かった・・・
応援してくれた皆さん有難うございます。

今のところの一夏(キラ)の精神はまだ楽な状態です。

ここ最近素晴らしいキラ考察を見つけて、日々それを見て勉強しています。
あの動画は凄いと思いました。
あの人みたいにキラの視点と性格を踏まえて更に世界線も含めた見方をすれば、キラってシンよりも酷い環境と言うことが分かりました。
シンもアスランもキツいですが・・・
『星の狭間で』でどれほどキラが精神的に死んでいるか分かりました。
そりゃあ種から種死のキラになっても納得しますわ。
Zアムロの50~75%精神回復していた状態と過程すると種死キラはマイナスからゼロになりこれから回復しようとメーターが動き出したときに議長によるラクス暗殺未遂事件・・・
ラクスも精神が死んでいるキラにフリーダムを渡すのを躊躇っていてキラがMSを撃退(自爆)した後こう・・・なんか説明出来ない表情を浮かべていますし。
憐れんでいるとは少し違うし哀しんでいるが合ってるのかな?兎に角心配?とかそんな感じですし・・・

兎に角、某コメントが流れるニコニコする動画のキラ視点でのSEED考察は良い物です。
あれはキャラを本当によく見ている作品です。
一応ここで宣伝をしてみたりします。

これ違反じゃないよね?ないよね?
もし危ないと思ったら教えてください。
あとがきを一部編集仕直します。
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