パソコンが復活したのでできる限り更新をしていきたいと思っています。
今回は長い。
書きたいことが沢山あったからね。
龍野君は弾や数馬の事を親友と思ってますが、弾や数馬は数いる友人の一人と思ってます。
~一夏サイド~
・・・昨日はまさかあんなことになるとは思ってなかったよ。
まさか、あそこまで家が汚くなっているなんてね・・・
マドカも掃除は苦手なのかな~。
マドカの部屋も片付けられてなかったし・・・大丈夫かな?
放っておいたらまたゴミ屋敷になってそうだ。
さてと、僕はお気に入りの私服(デスティニーの時の私服)に着替えて、千冬姉と一緒に更識家に行って、マドカや簪達と合流しないと。・・・龍野竜之介君とも近くで合流しないとね。
龍野竜之介君と合流した後、今僕らは更識邸前に来ている。
相変わらず大きいなぁ。
「おいおいどうした?ボケーッとして?あっ、もしかしてあまりにもの豪邸っぷりに驚いてんのか?まあ、身分が違うからなぁ~。まあ、これを機に一般人以下の身分はそれ相応な人付き合いをするんだな。」
・・・傭兵(嘘)の経歴に目が奪われているのかな?今の僕はIS開発関係の技術責任者なんだけどなぁ。
それといちいち僕に聞こえるぐらいの音量で陰口を言わないで欲しいな。
まあ、努力をしていない人に言われると少しだけ・・・そう、ほんの少しだけイラってくるけど・・・まあいいか。
どうせ、何言っても聞いてくれないし適当に相槌ぐらいうっとけばいいかな。
そして、千冬姉がチャイムを鳴らした。
僕たちは、従者の人に案内されながら客室へ向かった。
客室には既に準備を済ませていた簪、マドカ、本音がいた。
刀奈や虚さんはいないみたいだ。
「今回は私が一緒に周るから、楯無や虚には裏方に回ってもらった。」
なるほど、疑問が解けた。
「キラの言ってた用事ってこの事だったんだね。」
「うん。黙っていてゴメンね、簪。」
「………クソが、さっき言ったばっかだろうが、身分相応の振る舞いをしやがれ。」
また、彼が小言を言う。
これがなければ仲良くできるんだけどな・・・
「キラは昨日どこにいたのだ?ホテルにでも泊まったのか?少なくとも夕方までには学園にいなかったから帰ってきていないと思うが………」
「マドカ、ヤマトは昨日私たちの家に泊まらせたぞ。」
「なっ!!あんなゴミ屋敷に……泊めたというのか!姉さん!!」
「いや、ヤマトと一緒に片付けたから、大丈夫だ。」
マドカの部屋も汚かったから人の事あんまり言えないんじゃないかなぁ?
「ところで、キララン?」
「なに、のほほんさん?」
「その服って、私服?」
「そうだよ、お気に入りの私服だよ。」
「………………ダサいね~。」
「 」
「本音……どこがダサいの?」
「「「「えっ」」」」
「えっ」
「「簪、無理に言わなくても良いんだぞ?お世辞なんて言わなくていいぞ。あれはその位酷い。」」
千冬姉、マドカそんな事言わないでくれ・・・
本音の本音で心がズタボロなんだ。
部下の一人が言っていた『SAN値チェック』っていうのが起こるぐらいにダメージが入ったんだ。
まさか、本音に言われるなんて・・・
でも、僕はこのセンスを治さない。いや、治せない。
だって、気に入ってるから。
あ、気が楽になってきた。
そうだね、僕のファッションセンスに時代が追いついてないんだ!!
そういうことにしよう。
「………そろそろ行きましょうか、織斑先生、みんな。」
「あっ、キラランもしかして……拗ねてる~?」
「 」
「図星だな。だよな、マドカ。」
「そうだな、姉さん、図星だな。」
「えっと、個性的で素敵だと思うよ!キラ!」
「簪に止めを刺されてるじゃんwキラざまぁw」
・・・うるさいのは今度の戦うときにボコボコにする。
生身で、戦っても良いんだよ?
とにかく僕らは町へ向かった。
だいたい十年ぶりかな?故郷に来るのは。
十年もすれば町並みは変わっているのか疑問に思っていたが、そんなに変わっていなかった。
「ここは、あんまり遊ぶところがないから、バスで街の方まで行かないか?」
「姉さん………こうなるの分かっていたでしょ。なんで街に現地集合しなかったの。」
「…………」
「忘れていたの?」
「そうだよ、悪かったな………」
千冬姉が相変わらずのポンコツっぷりで逆に安心した。
バスに乗って少ししたら、人が沢山いる街に着いた。
龍野君の「ゲーセン行こうぜ!!」発言で僕たちはゲームセンターにいる。
ゲームか……アスランぐらいじゃないと僕と張り合える人がいないからやってても飽きやすいんだよね。
それなら自分でもクリアできないぐらいのゲームを作って、クリアするまでやるっていうのが楽しいし。
カーレースのゲームも、何かよくわからないアイテムとか使わずに一位だし。
今、現在進行形でやっている、IS/VSとかいうゲームもそろそろ・・・ほい
KO
ほら、このゲームの特別ルールの三対一で僕は一人側でも勝てる。
機体はラファール。
「キラさん、強すぎだろ。俺たち三人掛かりでも勝てないとか。」
「これは初心に戻って、鍛え直さないとな。」
「キラ、強い。」
上から順に五反田弾君、御手洗数馬君、簪だ。
弾君、数馬君、簪はこのゲームセンターのトッププレイヤーだって。
「そんなことはないと思うけどね。」
「いやいやいや、すっげー上手でしたよ。世界大会にでてもおかしくないっすよ。」
「そうですよ。本当に初心者か疑問を持つぐらい。一試合目だけでしたよ、キラさんが墜ちたの。」
「慣れればこれぐらいはできるよ。」
「それは、キラだけ。」
まあ、似たようなゲームは向こうにもあったけどね。
外野の声に弾君、数馬君はワールドランキング三桁にはいて、簪は百位以内にはいるとか聞こえたような気がしたけど、気のせい。
まあ、アスランや、シンでも同じ成績をだすと思うけどね。
ラウ・ル・クルーゼやムウさんに至っては最初の一試合目から完勝すると思うけど。
特にムウさんは容赦ないからな・・・大人げないとも言う。
まあ、この二人、意外にもムウさんもあんまりゲームしないけど。
次のガンシューティングのゲームでは、スコアが9999点、所謂カンストって言うのになった。
まあ、軍人でしたし、亡国機業でも戦場に出てましたから、これぐらいはしなきゃね?
「キラさん、これから男子会しませんか?俺の家が飯屋なんですけど・・・俺、IS学園の話とか聞いてみたいですし。」
「確かに、自分も聞きたいです。男子目線のIS学園の話。」
「俺は別にいいけど。」
「「龍野には聞いてない。」」
「 」
「そうだな・・・女子は私と一緒に女子会でもするか。……更識邸で。」
「そこは我が家じゃないのか、姉さん。」
「女子会するには狭い。そして、女子だけで行きたい所もある………だろ?」
「「「賛成です。(で~す)」」」
「そういうわけだ。男子会して来い。」
という出来事があって僕たちは五反田食堂に来ていた。
時間は、昼食を食べるには良い時間帯だった。
昼食が出来るまでの間、僕たちは五反田君の部屋にいた。
「まあ、IS学園のことで言えることは、男子トイレの数が少ないことは外せないね。……本当に少ないよ。場所によってはトイレに行くのに一キロ移動しないといけない時もあるよ。」
「うわー、それはつらいですね。」
「君たちは女の園に行きたい!!と強く思ってるかもしれないけど……女尊男卑の人が結構いるから闇討ちとかは結構あると思うよ。……僕は経歴を盾にしてるからそうでもないけど、最初のころは理不尽な暴力をされたときはあったけど。」
「マジっすか!!それを聞いたら行かなくても良かったかなぁ?」
「まあ、どの国の法律を受け付けない中立な場所だから、男が嫌だからって理由で殺される可能性も少なくないからね。……安心して、そんなことが起きたらその人は退学だからね!する勇気のある人はいないって。」
「あんまり気にすんなよ、弾、数馬、俺そんな目に合ってないから、こいつの言ってること嘘っぽいし。」
「まあ、お前の笑顔で並みの女はコロッと落ちるからいいけどさ、もてない男はそうでもないぞ?」
「そうそう、俺たちの高校でも、男だからって理由で殴られたり、パシられたりするんだぞ。……キラさんすらあるんだぞ?お前の笑顔が羨ましいよ。」
「お兄!さっきからお昼だって言ってんじゃん!さっさと食べに───」
・・・弾君の妹さんかな?
「お、蘭じゃん!久しぶりだな?見かけない内に綺麗になったなぁ。その服、似合ってるよ。」
「たっ、龍野……さん!?」
ああ、また彼の悪い癖が・・・あんなに赤くなってるよ。
知っていてあんな事言ったな。
・・・乙女心で遊ぶと痛い目を見るよ。
「蘭、お前なぁ、ノックくらいしろよ。恥知らずな女だと思われ───」
蘭さんの睨みつける、弾君には効果は抜群のようだ。
「……なんで、言わないのよ……」
「帰ってきて、すぐにこっち来たんだから、無理言うなよ。」
まあ、そうだもんね。
蘭さんも若干罰悪い顔しているし、ここはフォローしないとね。
「じゃあ、行きましょうか。僕、結構食べる方なので……弾君、期待してもいいですか?」
「え………もちろんですよ!じーちゃんの作る飯は美味いですよ~。」
「そうだな、俺も腹が減ったし、行きましょうキラさん。」
「…………案内します。」
「よろしく、蘭さん。」
「さんは、やめてください。」
「じゃあ、蘭ちゃんで良いかい?」
「……まあ、いいです。」
うん、年頃の子のわりには素直でよろしい。
食堂に着いて、みんなでいただきますをした後、カボチャ煮定食を食べ始めた。
カボチャは甘く味付けをされていて美味しい。
揚げ出し豆腐も美味しい。うん、当たりだ。
僕は、知り合って間もないから、話題を振られた時以外には話さず食べる。
おかわりが欲しいな。
まあ、欲張りはしないから、食器を退いて元の席に戻る。
水を飲みながら話を聞いていた。
「………。決めました。私、来年IS学園を受験します。」
「お、お前、何言って──」
ビュッ───!!
バシッ!!
「おじいさん、料理人の相棒たる調理器具を投げるのは、感心しませんよ。」
「………済まねえな、坊主。」
さて、話の続きを聞こう。
「受験するって……蘭ちゃんの行ってる学校はエスカレーター式で大学まで行けて、有名な所だろ?」
「数馬君、蘭ちゃんの行ってる学校は何処かい?」
「聖マリアンヌ女学院です。」
・・・学力の問題はなさそうだね。
「いや、でも……キ、キラさんあそこは実技試験もありますよね!」
「うん、そうだよ。適性が無い人はそこで落とされるんだ。」
「……………」
うん?ポケットから紙を取り出して、弾君に渡したね。
「げえっ!?」
「どうした、弾。」
「IS簡易適性試験…判定A…」
「問題はすでに解決済みです。」
おお、でも、問題はまだあるよ。
「それは希望者が受けれるやつだな。政府がIS操縦者を募集する一環でできる。」
「はい。タダです。…にしても物知りですね龍野さん///」
「まあな、このぐらいは当然さ。」
「で、ですので………た、龍野さんにはぜひ先輩としてご指導を……」
「ああ、いいぜ。」ニコ
「~~~絶対ですよ!」
やっぱりね。
「お、おい蘭!お前何勝手に学校変えることを決めてんだよ!なあ母さん!」
「あら、いいじゃない別に。龍野君、蘭のことよろしくね。」
「ええ、もちろんです。」
「もちろん、じゃねえ!ああもう、今日に限って親父はいねえし!いいのか、じーちゃん!」
「蘭が自分で決めたんだ。どうこう言う筋合いじゃねえわな。」
「でも───」
「なんだ弾、お前文句があるのか?」
「………」
うーん、あるけど、言えなさそうだね。
でも、この空気じゃしょうがないか。
ていうか、龍野君、まるで「邪魔すんな弾!!」って目線で訴えているし。
・・・普通なら他人の家庭のことに口出しをしないけど、しょうがない。
他人じゃなくて、友達が悩んでいるときに手を貸さないと、僕の気分も余り良くない。
ここからはいつもの僕だ。
勝手な偽善と自己満足で動くだけの・・・ね。
「少しいいでしょうか?」
「なんだ坊主。」
「僕は今の彼女が入学するのには反対です。」
「おい、坊主…あんまり他人の家庭事情に入り込むな。」
「おじいさん………今のままだと彼女…後悔しますよ。」
「なに?」
「簡単な事です。今の彼女には覚悟がない。……蘭ちゃん、君は龍野君が好きで、一緒にいる時間を増やしたいから、IS学園に来たいんだろ?」
「はい、そうです。」
はあ、こういうのって、僕の役じゃないのに・・・アスランとか、シンとか、イザークの役目じゃん。
蘭ちゃんゴメンね。先に心の中で謝っとくよ。
「……そこだよ。いいかい、IS学園にくる子たちはね、皆ねそれぞれ覚悟があるんだよ。IS関係の仕事に就きたいとか、国家代表の選手みたいに強くなりたいとか、故郷から離れてでも、本場の日本で知識を身につけたいとかね。そういった覚悟を皆持って、受験を受けて、入学するんだ。今の君にはその覚悟がない。覚悟が無いものに、入学する意味はないよ。……織斑先生がここに居たら絶対に同じことを言うよ。…………納得出来ない顔をしてるね。ある意味当然だ。僕たちは男性操縦者というイレギュラーだから強制入学をしたわけだからね。」
「そうです。だから、あなたには言われたくありません。」
「………僕は、IS学園にいるどの人よりも覚悟はある。……織斑先生よりもあるよ。」
「あ、有り得ません!!そんなの口からの出まかせです。」
「3721人。」
「え?」
「僕が十年間で殺した人の数だ。」
「「「「「「!!!」」」」」」
「僕は元々は少年兵だった。だからこそ、ISの本質を誰よりも理解している。ISは兵器だ。スポーツマシン等ではない。人に向けて撃てば確実に命を奪う兵器だ。例え、宇宙探査用に最初造られたとしても、白騎士事件という衝撃のデビューをした時点で、アレは兵器だ。モンド・グロッソなんて、観客のいるなか各国の兵器の自慢大会そのものだ。……僕からすればIS学園にいる多くの生徒はまだ自覚が足りない。自分が人の命を奪える立場にいることを…ね。」
「………」
「でもね、蘭ちゃん。この話を聞いて、覚悟を決めてIS学園に行くなら、僕は文句は言わない。…むしろ応援する。一人の先輩として、君が悩んで困っていたら、全力で手を貸そう。だから、もう少しじっくりと考えるんだ。世の中ISが全てじゃないよ。ISがなくたって人は生きていけるんだ。」
「………もう少しゆっくり考えてみます。ありがとうございました。」
「素直でよろしい。……すいません、他人の家庭事情に口を出したりして。」
「…別にかまわねえ、ちょっと俺も考えが足りんかったようだ。」
「そうねえ、時間もまだあるから、家族みんなで、考えましょうか。今日はありがとうね、えっと……」
「キラ・ヤマトです。」
「ありがとうね、キラ君。また、遊びに来なさい。」
「そうっすよ、キラさん。また遊びましょうよ、なあ数馬。」
「ええ、キラさん、また遊びましょう。」
「ありがとうございます。……もうこんな時間か帰るよ龍野君。」
「…………ああ、……ご馳走様でした。」
柄にないことをしたな。
もう今日は疲れた。
3721人か……これ以上は増えませんように。
妹に目を付けないためとはいえ、殺し過ぎた。
…………疲れたな。
もう寝よう。
~一夏サイドアウト~
3721人は血のバレンタインから引き抜きました。
次回はついに転校生が来ます。
やったね!
ちなみに、女子だけで行った場所は一夏の墓です。