自由なる種のIS物語    作:ギルオード

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遅れてすみません。
色々と忙しくて、手が付けれませんでした。
時間をかけてでも、完結させますので...

現在小説家になろう様でも、ギルオードの名前でオリジナルの作品を書いております(唐突な宣伝)
気になる方は是非とも見てください。
また、今後はそちらの作品をメインに置くので、更新は遅くなります。
ご了承ください。
作品名は『黒のリベリオン』です。

今回は文字数少ないですが、どうぞ!!


亡国の使徒

~一夏サイド~

 

『K...いや、織斑一夏。今日からお前が亡国の長だ。多くの者が...幹部が離反したが、お前だけが最高幹部の中で最後まで残った。私にはもう時間が無い。後の事は頼んだぞ...亡霊に祝福を、亡国に栄誉を...人に呪いを!!世界には裁きを!!混沌の闇へと!!頼むぞ...いt』

 

そう言って一人の亡霊が逝った。

彼は血縁的に見れば父に当たる人物であった。

 

了解・我らが主よ(イエス・マイマスター)

 

混沌の闇へと導くのは構わない。

何故なら...悪が生まれれば英雄が生まれるからだ。

世界が混沌の闇に飲まれる日は...決して訪れないからだ。

僕はもう...英雄を...僕を止めてくれる人達を見つけたから。

 

PPPPPPP

 

けたたましくアラームの音が響く。

それを止める。

未だ外は朝日を出していない。

 

「そっか、帰ってきたんだったな。今日も日課をしないとな」

 

日付は九月四日。

既に夏休みは終わりを告げ、新しい学期が始まった。

実力テストを難なく終えて、本日から実戦訓練が再開される。

 

「す~、す~、す~」

「すぴ~、すぴ~」

 

隣のベッドで簪と本音が眠っている。

これには大きな事情がある。

スコールのゴールデン・ドーンを改修するためにアカツキを解体しているのだ。

作戦をスムーズに実行をするためには今しか行う機会が無いのだ。

そのため僕は偽装しているフリーダムを手に持ちながら、現在アカツキをオーバーホールしていることにしているのだ。

そのため、彼女達が僕の護衛としているのだ。

刀奈と千冬姉は龍野君の方を守っている。

しかし、お陰で前よりも連絡の取り合いが頻繁に行えなくなった。

こればかしはしょうがない事だ。

とりあえず、会社の電話と言えば暫くは離れられるが、あからさまに長話をするわけには行かない。

外から見張っているであろうSPもいるしね。

日課出来そうにないな。

しょうがないから、リビングで筋トレをしておこう。

マラソンは彼女たちが起きてからにして、訓練は夕方に行おう。

もうそろそろで此処ともお別れか。

愛着が少しだけ湧いているこの部屋を爆破しないといけないとはね。

やるからには徹底的に。

プレゼント、気に入ってくれるかな?

これから英雄に挑む力。

手にするには...彼女に決まっている。

仕込みは終えた。

後は来週にある文化祭を待つだけ。

それが終わったら、また独りの戦いだ。

他の班にも迷惑を掛けるが、今の亡国は著しい衰退の道を辿っている。

あの日以来、人員の七割近くが足を洗った。

情報も殆どが流れただろう。

僕の正体も明かす日が近いだろう。

もうここまで来たら、昔の様な地球には戻れないだろう。

それでも、手と手を取り合えることは、僕は一番知っている。

そのために、天秤の小を切り捨てよう。

 

「う~ん...あっおはよう、キラ」

「おはよう、簪。今日も文化祭の準備お互いに頑張ろう」

 

彼女たちは死なせない。

犠牲は...礎はもう、一人で十分だ。




前書きにもありますが、時間をかけてでも完結させますので、待っていてください。

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