餌付けと崩壊   作:田中達郎

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クインケの設定をちょっと弄った


第3話

 

 

 カチッ!

 

 

銀色のケースの取っ手につけられたボタンをおしこみ、仕事道具を引っ張り出す。《特殊な器官》と特別な技術によって作られたケースはこの仕事にかかせない。これがあって初めて同等になるのだ。

 

仕事道具である《クインケ》は多種多様、それこそ星の数ほどに多くの種類と能力を持つが、私が展開させたのは模造品。《特殊な器官》を用いて作られたオリジナルをもとに、他の素材を幾つか用いて生成した汎用タイプとでもいえばいいのか。オリジナルではないのでそれ本来の力を100%引き出せない。けれどクインケとしての力は十二分に持ち合わせている。最終的なところは自ら喰種捜査官としての力量に依るのだ。

 

私のもつクインケ・《フウカ》は西洋のソードのように真っ直ぐな刃と、その背に鎮圧目的の打撃・防御部分的な意味合いのロッドが組み込まれている。たしかにクインケ自体は模造品なのだが、これまでに駆逐してきた喰種の《嚇包》を組合せまくった魔改造な一品に仕上がっている。ちなみにこの嚇包というのが先ほどからいっている特殊な器官のことである。ここから喰種特有の補食器官《嚇子》を生み出す。喰種のエネルギーのほとんどがこの部分に蓄えられるので、目立った急所が少ない喰種の弱点として教えられている。

しかしこの嚇包は背中部分に存在する器官、もしも強い固体と戦うとなれば基本的に裏をとるのは難しい。正面部分から突き刺すのも不可能ではないが危険が大きすぎる。となれば地道に削って殺すのが一番リスクが低いのだ。むろん比べて低いだけで喰種と戦うこと自体が十分にリスキーな事なのだが。

 

ともかくフウカを展開した私は目の前の敵に集中する。相手は二人。大して威圧感を感じないし動きも鈍い。かなりの間食事が出来ていないのだろう。彼ら喰種は十分な食事一回で1ヶ月は活動できるのだが、どうもこの感じだと2ヶ月近く食べていなさそうだ。嚇子も弱々しい。色味に鮮やかさはなくどちらかといえばくすんだ橙色といった感じだ。ベテランになって経験を積んでくると嚇子の色味でその喰種のおおまかな強さが測れる。決して油断していい訳ではないが気を張るほどの相手でもない。

 

そう判断した私は足に込めていた力を抜き、フウカの鋒を下に下ろす。それを好機と早とちりした片方が飛びかかってくるが、残念ながら気を抜いたわけではない。フウカの新機能を試そうとしただけだ。飛んで火に入る夏の虫とはまさにこのこと。むしろ好機なのは私だよな、と考えながらもフウカの握りの部分に備え付けられたトリガーを引き込む。それは拳銃のトリガーのような仕組みになっていて簡単に引き込めるように工夫されている。このトリガーはフウカの打撃部分《ロッド》に蓄えてあるエネルギーを開放する為のもので、引き込んでいる間だけエネルギーを外に放出し続ける。

 

ロッドから漏れだしたエネルギーは、喰種達を化け物たらしめるエネルギー源のRc細胞を素にしたものだ。クインケは嚇子を模倣している。起動する際には喰種の脳ミソがするようにボタンによって電気信号を飛ばし、クインケを動かすには喰種が嚇子をうごかすのにRc細胞が必要なようにRcエネルギーがいる。正確には嚇包を素に加工したRcエネルギーだ。この値が高ければ高いほどに火力も高いことになる。

 

 

何度もいうようにフウカ自体は大した火力を出せない模造品。しかし幾つかの補助パーツを上手く活用すれば、そこら辺の雑魚喰種など屁でもない。

 

 

この機構もその補助パーツの一つで、放出されたRcエネルギーは即座にフウカに纏わり付いたかと思うと一瞬で大剣に早変わりさせる。二秒も経っていない。いまだにお空で跳ねたままの喰種Aを睨み、すぐさまフウカを横凪ぎに振り回す。大剣といってもRc細胞はえらく軽い。あまりに大量に集まったり高密度になれば全く正反対になるが、固まらずそれぞれが好き勝手に漂っているような状態なら重さはほぼない。

 

そこに着目した機能なのだが、実はこれの素晴らしい点は別にある。というか、このままだとRcエネルギーに重みはない訳だから無論破壊力もないハリボテということになってしまう。そんな機能をわざわざ愛剣に搭載したりはしない。

 

この機構の本来の能力。防弾チョッキなんかに使われているダイラタンシー現象を似せたものだ。簡単にいうと、強い衝撃が加わることで一瞬にして硬化する。それがこのRcエネルギーによって再現されるわけだ。振り始めは軽く、速度も正確さも普段と変わらない。しかし嚇子や喰種の肉体、その他コンクリートなんかの硬質物に対して接触するとすぐさま固くなる。そのままぶつければ、つまり固いもの同士がぶつかることになればより固いものが残る。それを応用するわけだ。実戦で使うのはこれが初なのだが、どうやら問題はなかったらしい。

 

 

 グチャアッッ!

 

破砕音が若干のタイムラグを挟んでやってくる。飛びかかってきた喰種Aは空中で呆気なく迎撃。上半身と下半身がさようならをしている。お腹辺りから吹き飛んでいったらしく臓物が飛び散って顔に張り付く。血生臭い。ついでに痛い。ちょっとうざったいが試運転としては大成功かな。ちらりともう片方の喰種Bに目を向けるとぼけっと突っ立ってるだけだ。仲間があっという間に肉塊と化したことにどう対処したらいいのか分からない、という感じだ。さっさと仕事を終えたいけれどRc放出モードはもう終了している。蓄えてあるといってもクインケに備えれる量などたかが知れている。試運転段階なのも踏まえて30秒使えたらいい方なのだ。

 

 

っていってももうちょっと踏ん張れないと。やっぱり手は加えないといけないなぁ。

 

 

まあ相手は雑魚。いまだに呆けたままの懐に潜り込むのは容易い。即座に入り込みロッドで顎を思いきりぶっ叩く。駆逐より鎮圧を目的にしてるだけある。どうやら頭から星が出るほどの大打撃に意識が飛んでいったらしい。高い再生能力を持つ彼らにとって打撃系による、痛みの《残る》攻撃はかなり有効だ。それだけに特化したクインケがあるくらいだから相当だろう。ともかく意識不明で頭から地面に激突した喰種を尻目に、コートの内ポケットから携帯を取り出す。

 

登録している中で一番上にあるアドレスにメールを送る。簡潔に《事件解決。喰種一体確保、推定レートはB-。フウカの新機能は良好、ただし要改良。》と送りつける。送り宛は捜査官である上に技術者としても腕もたつとして有名な男である。仕事もできて顔もよくて高身長ときていれば有名にもなるのだろう。それはそれで大変そうだけど。

 

長年使い込んだせいか元の光るような銀色ではなく、くすんだ輝きを放つケースを拾い上げもう一度ボタンを押す。すると今まで胎動するかのように妖しく輝いていたフウカから光が消える。次の瞬間吸い込まれるようにしてケースの中に消えていく。正確にはケースから崩壊信号が送られたことでクインケの組成能力がゼロになり、構築されていた部分が崩壊したのだ。つまりそのままエネルギーの塊になってケースに収納されるというのが正しいだろう。

 

 

お仕事完了‥…かな。歯応えないやつだったけど。

 

 

それでも仕事は仕事。クインケ発現機構しかないせいでびっくりなほどに軽いケースを引っ提げる。連絡は入れたから後は彼が処理をしてくれるだろう。事後処理ほど面倒なことってないよね。感謝感謝。

 

携帯を普段通りに右胸のポケットに突っ込む。と同時に同じポケットからタバコを取り出す。銘柄はHOPE。長さは短いのだが好きな味を出すし価格も安い。それに捜査官にとって休憩時間などそうそう無い。ゆっくり味わいたいと思っても中々その機会は巡ってこないのだ。このタバコなら短い休憩の間でも吸いきれるし堪能も出来る。以前吸いながら戦って経験があるが、あれは中々にスリルがあった。いや、ありすぎた。タバコの煙で目の前が覆われて何のこっちゃという感じ。最終的には勘と慣れで相手の間合いに入り込んで刺し殺したが。さすがに上司にもキレられた。もちろんなんでタバコを捨てなかったのかということについて。それに対してタバコを堪能したかったというと本気で怒られた。しばらくタバコ禁止令が出るくらい。当たり前っちゃあ当たり前なんだけどね。

 

 

 

 

「天戸さんっ!どこいってたんすか!めちゃくちゃ探したんすよ?道中何匹か雑魚と会っちゃいましたし。」

 

 

 

 

ええい!私の安らかな休息返せ!

 

 

 

いつの間にか現れたこのうるさい奴は西浦東(にしうらあずま)。私のタッグパートナーである。捜査官は基本的に二人一組行動が義務付けられている。このパートナー決めの方法は結構種類があって、例えば自分のアピールをする討論会から単純なくじ引きまでやり様はかなり自由だ。この際組むのはベテランと新人であり、指導する側になるベテランの大変さはかなりのものだ。新人の力量を調べるのにはセミナーの成績や二ヶ月に一回のクインケ大会を見ればいい。ただ、性格‥…その人のキャラクターは一切分からない。もちろん技量がなければ大前提として仕事ができないが、それは腕を磨いていけばいい話だ。しかしこの性格というやつはどうやっても直りはしない。劇的ななにかが無い限りは。

 

ともかくパートナーを組むときに重要なのはそこだと思っている。その点において東は上手く立ち回っている方だろう。私の技術を少しづつでも吸収してきている。道中も喰種を、雑魚とはいえちゃんと駆逐してきたと言うのだから成長した。調子に乗ると真の意味で痛い目を見るが、こいつはそんな男ではない。こいつの余裕は慢心ではなく確かな結果に基づいてる。そういう奴はこの業界ではいい働きをするのだ。ただ一つ厄介なのが小うるさいことだ。普段は空気を読んでる割に駆逐が終わって危険がなくなるとすぐに喋り出す。何の話かも分からないくらい。ついていく気がないから聞こえるはずもないけど。普段なら注意の一つもするけど、無事に仕事を終えて、それだけじゃなく戦闘中に上手いフォローなんかされていたらとても言えない。私のタバコと一緒だ。薬みたいなもんなんだろう。

 

だからといってうるさくするのを認めたわけじゃないけど。

 

 

「東、うっさい。だまって私にタバコ吸わさせて。じゃないとフウカで口を切り取るから。」

 

 

「あははーのはー。それはまじで勘弁なんで黙っとくことにしますよ‥…。」

 

 

注意したらちゃんと守れるあたりにこの子の性格の良さが表れてると思う。タメ口は大目に見てやるとしよう。私の新人時代もたぶんこんなだったろうし。その自覚はないけどそうだった自信はある。

 

口から離していたタバコをもう一度口に突っ込みなおす。いらんことを考えてたせいなのかタバコはもうそんなに残ってはいない。せめて最後の味を堪能するべく急いでくわえる。至福の一時とはまさにこのことだよね。ただHOPEだけじゃなくもうちょっと高いのにも手を出そうかと悩んでる。決して安いから価値が低く感じるとかではなく、単純にお金が余ってきているのだ。使い道としてはやはり嗜好品に回すべきだろう。別に豪邸に住みたいとかはないし、酒もそんなに飲まない。となると趣味であるタバコに金を回すのが妥当だろう。喰種捜査官は警察よりも常に危険と隣り合わせなのを加味して給料が多い。一番の下っ端階級でさえサラリーマンより少しばかり多いくらいだ。私の階級は上等捜査官。隊が組まれれば指揮する立場だ。かなりの上位階級である。もちろん給料も下っ端の比ではない。その分責任も大きい。私はだいぶ特殊な班に所属しているので基本的に指揮はとらないが。

 

話が大分ぶっ飛んでしまったが、要はタバコって美味しいって話だ。あぁ、事後処理は頼んだけど報告は自分でしないといけないんだった。本部に帰らないといけないのか。

 

 

 

 

 

‥…‥…はぁ、どっかに自宅から一歩も動かないですむ仕事ないかなぁぁ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フウカの入ったケースをぶらんぶらんさせながら本部に到達。東は妹(といっても義理の妹らしいが)を迎えにいった。まだ三歳なのだとか。彼としてもけっこう可愛がっているようだ。複雑な関係はさておき、彼の原動力は案外そこかもなと思うときがある。ともかくそんな理由で彼は直帰。上司一人が会社に帰ってきたわけだ。彼も喰種を駆逐したので報告義務があるのだが、迎えにいくのを知っていた私がついでにやっておいてやると豪語してしまったのだ。そんなわけで家に帰ってすぐにデータを送ると言い切った彼を信じてデスク待機である。ちなみに自分の報告書は頭のなかで構想が出来上がっている。後は打ち込むだけなので五分もあれば十分だろう。

 

ぼけっとしていても何年も勤めている会社の中だ。すいすいっと受付を通り過ぎゲートまでたどり着く。このゲートは特殊なもので喰種か人間かを判別するものだ。喰種の体内にだけ大量に存在するRc細胞によって見分けているらしい。普通の人間が200~500くらいなのに対して喰種は1000~8000近くはある。その差は一目瞭然だろう。ここを喰種が通ろうとすれば即座に警報が鳴り響き、待機している捜査官含め警備係がすっ飛んでくる。どうやら大分昔にそんなことがあったらしい。記録としては一切残っていないがそんな噂をよく聞く。だからなんだって話だけど。ここに堂々と突っ込んでくる喰種がいたらそれは自殺行為でしかない。馬鹿以外になんと表現するのだろう。そしてそんな馬鹿は私が着任してから見たこともない。見たくもないんだけどさ。

 

ゲートはRc因子に反応する仕組みなのだがクインケには反応しない。詳しいことは極秘扱いらしく教えてくれないが、どうやらクインケでも嚇子でも特定のRcパターンがあるらしい。そのパターンを先に登録しておいてから通過時にそのパターンと合うデータがあるかを調べる。そういう仕組みらしい。もしも喰種にこれを悪用されれば今まで本部を守り続ける鉄壁はただの物置と化すが、どうやってそんな設定を弄るのかは知らないし、まずもってこの話自体真偽は定かでない。それに一介の捜査官が出来ることには限りがある。さしあたっては後ろがつっかえてきたゲートを空ける為にも前進しよう。後ろからの殺意がこわい。戦略的逃走あるのみ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の部署-喰種対策課特別任命係-に着くと早速自分のデスクに置いてある専用のノートパソコンを起動させた。ウィィィンという機械らしい音を鳴らしながらネコのトップ画面を表示させたそれにパスワードを打ち込みアクセルを開く。社会人にとって馴染みの深いアクセルに先程頭で練っておいたレポートを打ち込んでいくと、思っていたよりも時間が経っていた。五分程度かなと予想していたが思ったよりも時間をとられ十五分かかってしまった。

 

ええい!まさか久しぶりのパソコンで指が鈍っていただなんて誰にも言えない。元々私は手書きの方が好きなのだが時間の無いときはアクセルを使う。この部署は特殊なので手書きだろうがアクセルだろうが統一せずともあまり文句は言われないが、どうやらここを取り仕切る係長としては手書き推奨らしい。たまにアクセルを使うと露骨に嫌そうな顔をしやがる。だから基本的にここの所属メンバーは手書きレポートになる。時間が無いときは普通に無視するけど。

 

もちろん今だってそんなに時間はない。提出は係長のデスクに置いておくかパソコンに送るかの二択しかない。彼のパソコンは送られた内容を自分の端末にも自動送信されるように設定している。つまり彼自身がいなくともパソコンに送っておけばそれでOK。手書きの場合はというと、いつの間にか見ているとしかいえない。しかも提出された日には必ず見ている。例えそれが深夜の一時だろうともしっかりと目を通し捺印されている。たぶん泊まり込んでいるんだろうというので結論づいている。

 

私が勤める喰種対策機関-CCG-では日夜喰種に関する事件が報告される。そのなかでも特定の個人に対して喰種が執拗に狙うということは少なくない。それを見越してCCG内には仮眠室が備えられている。ただ仮眠室とは名ばかりのホテルの一室に近い部屋である事から悪用する輩もいたりする。民間人がその部屋を使うのは徹底的に調べあげ喰種の存在が確かな時のみなのだが、捜査官が利用するとなると少し違ってくる。捜査官の激務を知ってのことか上も黙認する始末だ。誰かが使っていれば受付のカギが無くなっているのですぐに分かる。で、このカギなのだがほぼ毎日持ち出されている。それが我らが係長なのだろうという話だ。会社内で寝泊まりしているからこそすぐさまレポートを見れるのだろう。いくらなんでもそんなに使い込んでれば注意の一つくらいされそうなものだが、どうもそんな噂を聞いたことがないあたり注意はないのだろう。

 

なぜかって?答えは単純。彼が強いからだ。駆逐数だけみれば伝説級の有馬特等と同格だというから呆れる。その内訳もAレート以上が多く、一度SSSレートとも単身で戦いを挑んだ挙げ句に勝ってしまったとか。端的にいって戦闘バカなのだ。ちなみに私の師匠様でもある。クインケ操術だけでなく体術や捜査官としての心構え、喰種捜査官としての全てを彼に教えてもらったといっても過言ではない。まあそれほどに強いからこそ一癖二癖ある特別任命係の係長なんてやれるのだ。ついでだが係という名前ではあるものの班としても機能する。ただこの係の本質は別にある。それは追々説明するかもね。

 

ところでだが先程のAレートだとかSSSレートとかいうのは喰種の危険度指数をランク付けしたものだ。《食事》の頻度や凄惨さ又は個体としての強さを表している。これが高ければ高いほどに駆逐も難しくなる。それをほぼ単身で駆逐し続ける彼こそ怪物ではなかろうか。前述した有馬特等も同じく桁違いの化け物だが、彼はメンターとしてのチーム行動が多い。そこが彼と有馬特等との違いだろうか。係長はバカみたいに強いがメンターをやることはない。私の師匠をやってるのは面白いからだそうだ。

 

えらくかけ離れた話をしたように思うが、これが私なりの思考回路なんだ。ボケッとしてるようにみえて色々考えてるのだ。たまに戦闘中にもやってしまうあたりが問題だと自覚してはいるんだけどさ。

 

 

お、そうこうしているうちにデータがノートパソコンに送られている。さてさてこれを打ち込んでしまえば全ておしまいだ。後は勝手に係長様が見てくれるさ。

 

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