暗殺教室 assassin&ghost   作:Kamenride1

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今回もカルマの話ですが、カルマの話は今回で終わりです。


第七話 カルマの時間その2

誰もが寝静まった深夜、一人の人物が屋敷に忍び込む。

その人物は金庫にたどり着き、金庫を開け、金品を奪い取る。

「何者だキサマ!!」

警備員が止めにかかるが、謎の人物が右手を突き出すと、突然警備員が吹っ飛ばさせる。

謎の人物は外に出て黒服と眼鏡の男と話す。

「次はコイツです。」

黒服の男はそう言って写真を見せる。

「違法な貸し付けで富を貪る男です。目当ての物もこの男の屋敷にあります。」

 

現在教室は異様な空気に覆われていた。

「皆さん、おはようございます。」

重苦しい空気の中殺せんせーが入ってきた。

「おや皆さん、どうしました?」

殺せんせーと俺達が目線を向けた先には、教壇の上に対せんせー用ナイフで刺されたタコがでーんと乗っかっていた。

その中で一人だけ名乗り出た人物がいた。

カルマだ。

「ごめーん殺せんせーと間違えて刺しちゃった。捨てとくから持ってきてよ。」

「わかりました。」

殺せんせーはタコを手にした瞬間、マッハで疾走し、戻ってきた瞬間には、触手のドリル状にし、手にはミサイルを持っていた。

「あのタコなにする気だよ。」

ユルセンがそう言う。

「見せましょう。このドリル触手の威力と自衛隊から奪ったミサイルの火力を。」

殺せんせーはドリル触手を回転させて何かを始めた。

「せんせーは暗殺者を決して無事で帰さない。」

殺せんせーはたこ焼きを作り、カルマの口に入れる。

「熱っ!!」

「その顔色では朝食を食べていないでしょう。マッハでたこ焼きを作りました。これを食べれば健康優良児に近付きます」

「あのタコ何でもありだな。」

「あはは、そうだね。」

ユルセンの言葉を俺は苦笑いで受け流す。

「せんせーは手入れをするのです。錆びた暗殺者の刃をね。」

それからカルマはやられ放題だった。

授業中、背後から撃とうとすれば、銃を取り上げられてネイルアートを施され、家庭科の授業では失敗したスープを『作り直したら』と言って殺せんせーに投げつけ斬りかかるがフリルつきのエプロンを着せられ、しかも投げたスープはスポイトで回収され、一手間加えて味を良くされたのであった。

再び授業中になって背後から刺そうとするが、触手一本で止められ髪を手入れされたのであった。

 

放課後、カルマは結局殺せんせーは殺せなかった。カルマは爪を噛んでいる。余程イライラしている様だ。

「カルマくん、焦らないで皆と一緒に殺っていこうよ。普通の先生じゃないんだから個人的にマークされたらどんな手を使っても殺せないよ。」

「やだね。俺が殺りたい。変なところで死なれんのが一番ムカつくからさ。」

渚が慰めに入るが、カルマは全く聞いていない。

「さてカルマくん、今日はせんせーに沢山手入れされましたね、まだ殺しに来てもいいんですよ?もっとピカピカに磨いてあげます。」

「確認するよ。殺せんせーって先生だよね?生徒の事命懸けて守ってくれる?」

カルマは殺せんせーに悪意の籠った質問をする。何をする気だ。

「勿論、先生ですから。」

「そっか。なら殺せるよ.....確実に。」

カルマはそう言って崖から落ちる。

「カルマくん!!」

 

俺はそのまま崖から飛び降りる。

さぁどうする殺せんせー俺を助けるには来るしかない。

だがマッハで助ければ俺は音速に耐えられない。

かといってゆっくり助ければ俺に撃たれる。

見殺しにすれば先生としてのあんたは死ぬ。

次の瞬間、俺の背中にねばねばした感触が現れる。

 

「そっか。なら殺せるよ.....確実に。」

カルマはそう言って崖から飛び降りる。

カルマの奴、助けに来たところを殺る気だ。

俺はカルマを助ける為にドライバーを出現させようとするが、殺せんせーは触手を蜘蛛の巣状に張り巡らせてカルマを助ける。

「カルマ君、自らを使った計算ずくの暗殺見事です。」

殺せんせーの口から出たのはお咎めの言葉ではなく評価の言葉だった。

「音速で助ければ君は耐えられない。かといってゆっくり助ければその隙に撃たれる。そこで、先生ちょっとねばねばしてみました。」

あの触手何でもありだな。

「これでは撃てませんねぇヌルフフフフ。あぁそれとせんせーに見捨てるという選択肢はありませんので安心して飛び降りてください。」

カルマは起き上がり崖を登る。

「カルマくん、平然と無茶したね?」

「そう?今のが思いついた中で一番殺せる作戦だったんだけど。」

「おや、もうネタ切れですか?報復用の手入れ道具はまだまだありますよ?君も案外チョロいですねぇ。」

殺せんせーがそう聞くと、カルマはこう答えた。

「殺すよ、明日にでも。」

カルマの表情はどこか華やかなものだった。

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