暗殺教室 assassin&ghost 作:Kamenride1
現在俺達はお菓子から着色料を取り出す授業をしている。
殺せんせーは余ったお菓子は勿体ないから回収すると言っているが、給料前だから食糧を稼ごうとしているのだろう。
「あの、殺せんせー。」
そう言って殺せんせーの前に出たのは眼鏡をかけた三つ編みの少女奥田愛美である。
「毒です‼飲んでください‼」
奥田さんはそう言って、薬品の入ったフラスコを差し出すさすがにそれはストレート過ぎるよ。
「奥田さん、これはまた正直な暗殺ですねぇ。」
「わ、私皆みたいに不意討ちとかできなくて、でも科学なら得意なので真心込めて作りました。」
それは真心と言って良いのだろうか。
《そもそも毒といわれて飲む奴なんかいるわけ》
ユルセンの言う通りだよ奥田さん。
「では、いただきます。」
殺せんせーはあっさりと飲んだ。
「飲む奴いたよ。」
「こ、これは‼」
飲み干した瞬間、殺せんせーの頭に角が生える。
「これは水酸化ナトリウムですねぇ。人間が飲めば有害ですが先生には効きませんねぇ。」
殺せんせーはそう言って次の液体を飲む。ていうか何で角生えたの?
「う、がは‼」
殺せんせーが呻き声をあげた途端、今度は後頭部から羽が生える。
「酢酸タリウムの味ですね、では最後の一本」
というかその変化の説明なし?そして最後の一本を飲み干した瞬間、
「(真顔になった!?)」
「玉水ですねぇ。どれも先生の表情を変える程度で効果がありませんねぇ。」
変化球過ぎて法則がわからないよ。ダーウィンもビックリの進化だよ。
「それに奥田さん、安全上一人で毒を作るのは先生として見過ごす訳にはいきませんねぇ。放課後時間があるなら先生も協力しましょう。」
「は、はい‼」
こうして奥田さんはまさかの暗殺対象と共に毒薬を作る事になったのであった。
そして次の日、奥田さんは言われたとおりに毒薬を作って来たのであった。殺せんせーは国語なんかわからなくても奥田さんの長所を伸ばせばいいと言っていたらしい。
「皆さん揃ってますねぇ。それではHRを始めます。」
そう言って入って来た殺せんせーに奥田さんは毒を渡し殺せんせーはそれを飲む。
「ヌルフフフ。奥田さん、この薬先生は新たなステージに進めそうです。」
殺せんせーは毒薬を飲み干した途端笑みを浮かべる。
「え、それってどういう事ですか」
次の瞬間、殺せんせーは光を放ち、全身がはぐれス◯イムの様に溶け出した。
「奥田さん。今の薬は先生の細胞を活発化させ、流動性をます薬なのです。」
「騙したのですか殺せんせー!?」
「えぇ、今回の様に正直に毒を渡しては利用されるのがオチです。例えば渚くん、君が先生に毒を渡すしたらどうしますか?」
殺せんせーはそう言って渚に話を振る。
「えーと、僕だったら先生の好きな甘いジュースで割って特製の手作りジュースだと言って渡すかな?」
「そう、暗殺には人を騙す国語力も必要なのです。奥田さん、貴方の科学力はいずれ大勢の人の役に立つでしょう。その為にも貴方の科学を解りやすく伝える為に毒を渡す国語力も鍛えてください。」
「はい‼」
「では改めて聞きます。奥田さん、先生を殺しますか?」
「殺します!明日にでも。」
こうしてまた、E組の殺せんせーを殺す決意が固まった。
なんか文才落ちたかも。