【習作】IS学園にあのジャーナリストが来た場合の妄想   作:しゃちょうmk-ll

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今回はなにも知らない第三者視点だとデッドライジングってかなりホラーだよねって話です
つじつま合わせのために結構設定変えてますがスルーの方向で…作者はどっちもにわか知識なんです
どうしても気になるところがあればご指摘ください<(_ _)> 
シリアス?注意


妄想五発目

Side 千冬

 

あの馬鹿どもの説教を終えて寮監室に帰ってきた。

 

男どもは、自分は関係ないと目が言っていたが原因は一夏にあるし、フランクは年長者なら場を諌めるくらいはしてもよかったと思う。一夏の奴ももう少し甲斐性を持つか女心を学ばないとあれではいつか刺されるぞ…

いや今日の調子だとストレスで私が倒れる方が先かもしれんな…

 

まったく今日は厄日だ、嫌な予感はしていたがあの男は朝からやらかしてくれた。あんな恰好で現れるとは流石の私でも一瞬意識が飛んでしまったぞ、いや考えるのはやめよう、思い出したくない…

 

「今日は本当に大変でしたね先輩」

「だから先輩はやめろとあれほど…」

「まぁいいじゃないですか~今は生徒はいないし、疲れは飲んで忘れましょう!」

山田君が酒を持ってきてくれた。ちょうど今日は飲みたいと思っていたところだ、気の利く後輩をもったものだ…

 

二人で酒を飲みながら日々の愚痴をこぼすがやはりフランクの話題が多くなる。奴は今日一日でIS学園の至る所に現れ写真を撮っていた。本来なら情報を外部に漏らすような行為は慎むべきなのだがあの男はそんなことはお構いなしに振る舞いそのたびに苦情が私のところに来る。

毎回ドついても効いている様子がない、全く言ってもドついても聴かない相手にどうしろというのだ…

 

それに………

 

「あの男は危険だ…」

「フランクさんですか?確かに困った人ですけど危険人物ってほどでは…」

 

そういう意味ではないんだよ…奴からは、

「血の臭いがする…しかもとっびきりに濃い臭いだ」

 

ドイツで教官をしていた時に何人かあった事がある本物の軍人(人殺し)達でも比べ物にならないくらい濃い血の臭い。いったいどれ程の血を浴びればあそこまで酷い臭いを身に纏うのか考えたくもない…

「えっ…それってどういうことですか?確かに戦場に行ったことはあるそうですけど…」

そうだな、奴に関わる人間として知っておくべきかもしれんな、闇に葬られたウィラメッテの地獄を…

 

これは私がフランクの身柄を引き取るためにアメリカにとんだ際、知り合いのIS操縦者から聞いた話だ

 

一夏がISを起動させる少し前の時期にアメリカ、コロラド州ウィラメッテで暴動が起きたという通報があった。軍が向かった時にはすでに町はある企業に雇われた民間軍事会社が包囲していて軍の立ち入りを拒んでいた。立ち退きを求めるも決してひかず業を煮やした軍はついにISを投入することにした。

 

そう、この話はウィラメッテに潜入したIS操縦者が実際に目にしたものを聞いた話だ。

 

町の中心部にある大型ショッピングモール内部に入ってみるとゾンビらしきものが実際に動いていたそうだ。彼女は自分の目を疑った。それにゾンビの死骸が至る所に散乱し中には血と腐った肉で床が見えない区画もあったらしい。

 

そんな中で彼女はあることに気付いた、床に散らばる死体の中にゾンビとは明らかに違った完全武装の死体があることに…

 

その死体は一体や二体ではなく、それなりの規模の部隊が動いているという事を表していた。しかし奇妙なことにその死体の多くは腹部に大穴が空いていたり頭部が潰れていたり中には明らかに人の手で行われたとみられるもの、例えば建設用のドリルで磔にされたものまであったそうだ。

 

彼女は後悔した、任務は内部の実態把握と生存者の救出であるため最小限の装備しか持ってきておらず戦闘など最初から頭になかったのだ。とはいえ絶対防御もあるし多少の銃火器も装甲で防ぐことができる。

 

しかし彼女は恐怖を抑え込むのに精いっぱいだった。この中に自分の想像を超える何かがいる、確信にも似たそんな予感があったらしい。

そうして彼女は目の当たりにした、何者かが特殊部隊の隊員と思われる人間をマネキンで撲殺している光景を!!

 

彼女は反射的に発砲した、混乱のピークにあったからだ。それは誰だってそんな異様な殺人現場に出くわせば混乱するだろう。銃声を聞いた奴はすぐに逃げ出した。彼女はその人物を追った。間違いなくこの事件の重要参考人であるため必ず身柄を確保せねばならなかった。

 

追っていくうちにとうとうトイレに逃げ込んだのを確認し追い詰めた、しかし徐々に彼女は冷静な思考を取り戻しはじめていた。そしてある可能性に気付く。追い詰めたのではなく“誘いこまれた”のではないか?

 

気付いた時にはすでに遅く上から飛び掛かってきた何者かに装甲のない部分を両手にもったチェーンソーで斬りつけられた。そして絶対防御が発動しエネルギーを削られ撤退を余儀なくされたのだった。その人物も両手のチェーンソーが壊れると同時に逃げていったそうだ。

 

斬られている間に取り押さえることはできなかったのか?という疑問があるだろう、それはもっともな疑問だ…

しかしできなかった。その時彼女の心は完全に恐怖で支配されていたのだ。その理由はその人物の異常な姿にあった!!熊の被り物をしてレスリングで使う吊りパン姿で、返り血で全身を真っ赤に染めているという奇怪な姿だった!!

こんな恰好をした奴が上から降ってきたらいくら軍人とはいえ恐怖で身を凍らせるだろう。

 

結果的に見ればたったひとりの人間にISが撃退されたということになる。軍は一連のデータを厳重に保管し闇に葬った。そして保護された数少ない生存者に対してその人物に関する調査を行ったらしいが結局見つけられなかったそうだ。

 

フランク・ウエストはその数少ない生存者のうちの一人だ。私はウエストがISを撃退したのだとほぼ確信している。

濃厚な血の臭い、奇抜な恰好、人間離れしたタフネスさ、このすべてが条件に当てはまる。

 

もう一度言う、あの男は危険だ…

 

Side Out

 

(先輩疲れていたもんね…すごいペースで飲んでたし、呂律回ってなくて聞き取れなかったし…てゆうかさっきの話は恐がればいいの?笑えばいいの?)

 

「先輩、お休みなさい…」

そういって真耶は酔いつぶれた千冬を布団に寝かせ部屋を後にするのだった…

 

 




書きためはこれで全部です。
来週から忙しくなるので土日には完結に持ってきたいと思います

次回からはついにフランクのISが起動します!
セシリア戦、無人機戦の二本で考えたネタを全部出し切ろうと思います!
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