第一クトゥルフ神話『殺人犯だらけの毒入りスープ』   作:カロライナ

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Episode10 少年少女愛好者vs鬼神。

 ジルドレは今、幸せの絶頂期だった。一時は大事なオカズ本を表情の崩さないロシア人に奪われ、駆けつけた他の探索者には汚物を見られるような白い目で軽蔑された。しかし夢か現実か分からない世界でも 向こう側からロリが自分の元へやって来たではないか。それも推定年齢12~14歳ぐらいのロリっ娘が。少し成熟してしまっているような気がしたが、ジルドレにとってはギリギリセーフゾーンであった。特殊な性癖を持つ彼女が自分を抑えられるわけがなかった。少女がマチェーテに本の在り処を教え 全員の注目が本に集まり少女への注意が逸れた瞬間に背後から少女に組み付き口を押え、そのまま『調理室』へと走り抜けた。自らの願いをかなえる為、フランソワ・プレラティ式魔術を成功させるために。

 一瞬の出来事にロジーナは身体が過去の失態を思い返し硬直してしまった。口を押えられ声の出せない恐怖に身を震わせながら助けを求めるようにこちらに手を伸ばす少女。他にも仲間がいることだし、拉致されるはずがないと本棚に夢中になり少女の様子など気にも留めず、慢心した結果の産物。不幸中の幸いだったのは少女を攫った人物が踵を返した音がロジーナの耳に入った事だった。硬直はするものの我に返り本棚に夢中になった2人を部屋に残し拉致犯と少女を追う。幸いにも拉致犯は薄暗い『下僕の部屋』ではなく『調理室』に入って行った。

 

 

 

 

 

 一方、『書物庫』で黒い液体を調べているガンは3人が忽然と姿を消してしまったことに対して、自分も何処に消えたかは分からない3人を追いかけるか、それともマチェーテと一緒に銀のスプーンを使って本の黒い液体について調べるか迷っていた。蝋燭の炎が残りもう少しで、その職務を全うし消えかけようとしていたからだ。どうするべきかマチェーテを横目で見やる。彼女は見たこともない狂気の笑みを本棚に向け ガンはその様子に背筋に悪寒を感じ取った。

 マチェーテはこのイレギュラーな事態を幸運と称しほくそえんでいた。表面上は悟られないために、感情を押し殺しているつもりだった。しかしどうしても笑みは零れ落ち隠し通すことは出来なかった。拳銃持ちのロジーナが消えた今、この場に残ってるのは丸腰のガン、たった1人だけだったからだ。幸いにも持ち込んでいた鍋の中には肉切り包丁もある。銀のスプーンなど使わずにしても、このよくわからない液体をとりあえず肉切り包丁に塗りたくって斬りつけても効果の確認はできる。そして得物を見定める目つきでガンの方へと不気味な笑顔を張り付けたまま顔を向ける。

 

アイディア

マチェーテ75→19【成功】

ガン65→59【成功】

 

 ガンは己の本能を信じて、その場から離脱することにした。本棚を不気味な笑顔で見ていたマチェーテに対し背筋に悪寒を感じ、その狂気の笑みをこちらに向けられたときは、凍りつくような思いがしたからだ。

 

DEX対抗(包丁を鍋から取り出し追いかける為、-20%補正)

マチェーテ15→96【ファンブル】

 

 逃げ出したガンに対し、明らかに銀のスプーンを取りに行ったわけではないと感じたマチェーテはとにかく斬りつけてから考えようと、隠していた鍋の中から肉切り包丁を取り出し一歩踏み出した時だった。踏み出した足の反対側が、鍋に直撃。その鍋は宙にこそ浮びあげらなかったものの中身を『書物庫』の床にぶちまけ、ついでにマチェーテも足を取られ、その場で盛大にすっ転んだ。

 ガンはその隙に無事に『書物庫』から抜け出し、自分自身の身を何かしらで守ろうと『武器』を取りに『調理室』へと走り込んだ。

 

 

 

 

 

目星

ジルドレ25→65【失敗】

 

隠れる

ジルドレ80→30【成功】

 

「イヒヒヒヒッ・・・まさか君の方から俺の元に来てくれるなんてね。下僕の部屋に居たという事は俺達の・・・俺の下僕なのだろう? それじゃ早速魔術を成功させて、君をこの世界の穢れから救い、俺自身もこのバカげた空間から抜け出して二人で幸せになろう。命令だ。その白ローブを脱ぎ捨て台の上で横になれ。ウェヒヒヒヒヒwww。」

 

 時は少し遡り、ジルドレは部屋に入った瞬間、魔術の儀式に使えそうな刃物がないか周囲を見渡すが、その周辺には手ごろな刃物は見つからなかった為 念を込め、追っ手から隠れることができそうな位置に陣を取るとゲスめいた笑い声をあげ 台の上に少女を乗せローブを脱ぎ捨てるように命じる。少女はその命令に対し、戸惑いと怯え、嫌がる素振が見られたものの、恐る恐ると言った様子で血に染まった白ローブを脱ぎ捨て、腰を掛けていた台の上へ横になる。ジルドレは満足そうな笑みを浮かべながらその様子を眺めて居た。

 

「・・・・・・・!」

 

 少女がこれから何をされるのだろうと不安げな表情を露わにし、ジルドレが横になった少女の未成熟な肌を堪能をしようとした時だった。押し戸のドアが力強く開け放たれ、眉間シワを寄せ歯と歯茎をむき出しにし、般若のような表情を露わにしたロジーナが『調理室』に入ってくる。

 

目星

ジルドレ25→92【失敗】

ロジーナ80→75【成功】

 

隠れる(技能値半分で移動)

ジルドレ40→37【成功】

 

 ジルドレはこれから儀式を始めようとした瞬間に邪魔者が入り、非情に怪訝な顔をし進入者を撃退するための得物が周囲に無いか探すものの、見つかるのはスライサーやザルのような物ばかりで、戦闘には役立ちそうにないものばかりであった。その間にロジーナは隠れられそうな場所に向かって突き進む。自分と少女が居る場所に進入者が接近してきていることを悟ったジルドレは気配を殺し更なる奥へと進む。

 

目星

ロジーナ80→44【成功】

 

隠れる(技能値半分移動)

ジルドレ40→83【失敗】

 

ついにジルドレの少女拉致の逃走劇も終わりが見えた。再び隠れ移動しようとしていたジルドレは 別の位置に移動した矢先にその背後をロジーナに発見されてしまう。ロジーナも悠長に背後に忍び寄り 己の鉄拳を叩き込むなどと言った行動はとらず 鬼の形相のまま無言で見つけたジルドレに向けて走り込んで行った。

 

戦闘開始

戦闘順:ジルドレ→ロジーナ

――ラウンド1―――

 

ジルドレ50→44【成功】

ダメージ1D3+1D4=6

ロジーナHP15→9

「この・・・邪魔をするなァァ!!!」

 

ロジーナ50→51【失敗】

「じゃかぁしぃ!! このドスケベ野郎がァ!!」

 

 真っ先に仕掛けたのはジルドレの方だった。鬼の形相で近づいてくるロジーナへ向けて拳を握りしめた渾身の一撃。拳は見事にロジーナの顔面に叩き込まれ、その威力にロジーナもよろける。しかし殴られて終わるロジーナでもなく、再び鬼の形相で睨み返すと殴られたジルドレに向けて自分も負けじと拳を突きだす。そこには少女の救出を目的とするが、自分の身に危機が迫らない限り、ジルドレを殺してしまわない威力の拳で殴り付けた。しかし、怒りで命中率が下がったのか、それとも殴られた衝撃のせいなのかまでは分からない。拳はジルドレの頬を霞め 空を切った。

 

 

――ラウンド2―――

 

ジルドレ50→39

1D3+1D4→5

ロジーナHP9→4

ショックロール

CON*5:65→56【成功】

「これで終わりにしてやる・・・っ!!!」

「ぐっ・・・! ・・・ま・・・まだ・・・だ!」

 

拳銃『ゼロ距離』

ロジーナ自動成功→04【クリティカル】

2D6→9

ジルドレHP15→6

ショックロール

CON*5:60→05【クリティカル】

「・・死ね。」

「・・・・・っ!?」

 

拳銃『2発目ゼロ距離』

ロジーナ自動成功→66【成功】

1D6→5

ジルドレHP6→1【自動気絶】

 

 相手を気絶させ、少女を救うと躍起になっていたロジーナの行動はジルドレにも伝わったのだろう。だからこそ、ジルドレはこのターンは様子見(ディレイ)を行わず 2度目の拳をロジーナの腹部に叩き込んだ。放たれた拳の力強さにロジーナは顔を苦痛に歪ませて蹲る。次に一発でも殴られたら死ぬ確率が出てくるのは明白だった。ゆえに持っていた拳銃をジルドレに向けて拳銃を突きだす。ジルドレの心のどこかで『殴ってくるだけだ』と思う慢心があったのだろう。まさかの拳銃を向けられたときには反応が遅れ、そしてわき腹を射抜かれた。気絶するような激痛がジルドレを襲う。しかし、丈夫な体が次の射撃を喰らったら死ぬと警告を出し、回避は出来ずとも放った敵の攻撃を見据えるように意識を保たせた。そして放たれる2撃目。一発目がわき腹を抉り取って行ったのに対し、2発目は上腕二頭筋の一部を抉りジルドレの血肉を爆ぜさせた。2度目の衝撃にはジルドレも耐えきることができず、衝撃で身体を横に回転させながら、冷たい調理室の床に転がった。

 

戦闘終了

 

 

 

 




【後書き】
初めは、ガンvsマチェーテで一戦交えるだろう。と想定した時が私にもありました。
しかし、なんということでしょう。ダイスのクソビッチがファンブルを出しやがりました。
やむなく、この戦闘は見送られ 強行に走ったジルドレvsロジーナのみの戦闘となりました。

この小説も無事に10話を過ぎましたので、
私が小説を書きたくなった動画の紹介をさせて頂こうと思います。
URLは貼り付けられませんので、動画のタイトルと動画のナンバーを貼らせて
頂きたいと思います。

ニコニコ動画
アイドル探偵怪奇記録 前編 (ドラマ風仮想セッション)
sm29135280

この動画を見た瞬間、「あ、リプレイとは一味違って面白い。私も作ろう!」
そんな気持ちになった動画の1つです。
良ければ一度、閲覧の方をどうぞ。

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「・・・・・・。」ジー・・・
「姐御。ノーパソ開いて、なにしてんだ?」ヌッ
「アネゴ。それは何?」ヒョッコリ
「・・・・・ん。・・・・なんでもない・・・。」パタン スタスタスタ・・・

「なんだよー。姐御とオレと仲じゃねェか、教えてくれよー。なぁー。」ユサユサ・・・
「アネゴ。私にも教えてください。」スタスタスタ・・・
「・・・・・・何処かでは・・・・友人だった・・・のかもしれない。・・・それだけ。・・・・それと伝えたい・・・。・・・わたしは・・・・『信じる』って。」スタスタスタ・・・
「「???」」



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