第一クトゥルフ神話『殺人犯だらけの毒入りスープ』   作:カロライナ

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Episode12 笑顔は伝染する。

聞き耳

ロジーナ85→46【成功】

ガン25→14【成功】

少女55→06【成功】

 

 『調理室』に居る全員は扉の向こう側で何か、物が2つ落ちる様な音を聞いた気がした。1つは木製の容器が落ちる様な音。もう一つはやや重い金属が落ちる音。

 

アイディア

ロジーナ65→22【成功】

ガン65→37【成功】

少女50→62【失敗】

 

 ロジーナとガンは顔を見合わせる。確か、中央の部屋にあったスープの容器が木製であったはずだった。ロジーナは駆け足で『調理室』の扉を蹴破る。中央の部屋では苦痛に顔を歪めながら不気味な笑顔を残し 白い光となって消えて行くマチェーテの姿が目に入った。床には黒い液体の付着した肉切り包丁と黒ずんだスプーン、ひっくり返った最後のスープの器が床に赤い池を作りながら 床にしみ込むように消えていく。

 『調理室』ではガンが少女に服を着せ、わき腹と上腕二頭筋から出血して倒れているジルドレに驚きつつも少女と協力し、中央の部屋まで引きずることができた。幸いにも引きずったことによりジルドレの後頭部がハゲることはなくそこは安全かつ高速で運ぶことができた。

 

【人が白い光となって消えたSANチェック0/1】

ロジーナ68→48【成功】

 

筋力対抗ロール

ガン+少女50→05【クリティカル】

 

【帰還手段を脱出目前にして失ったことに対しSANチェック0/1】

ロジーナ68→07【成功】

ガン62→67【失敗】

 

「う、嘘だろ・・・・最後のスープが・・・。」

 

 ガンはがっくりと膝を突き 過酷な現実に絶望する。蝋燭は消え去り、じきに『迎え』とやらが目の前に現れるのは明白だった。ロジーナは『礼拝堂』へと続く扉へと近寄り小窓から中の様子を伺う。中には翼が一枚生えた大きな蛇が蜷局を巻き不気味な鱗を光沢させながら、邪悪な視線をこちらへと向けていた。

 

【駆り立てる恐怖を目視SANチェック0/1D10】

ロジーナ68→82【失敗】

1D10→3

 

「っ・・・・・。」

 

拳銃-20%(小窓からの射撃により-補正)

ロジーナ60→11【成功】

ロジーナ60→11【成功】

ロジーナ60→73【失敗】

ロジーナ60→55【成功】

3D6→11

 

 明らかに現実には居そうにいない大蛇を見たことにより、思わず口を押え衝撃を受けるが大丈夫だと自分に言い聞かせ 小窓から少女から貰った銃を向けると中に居る蛇に向けて一斉射撃を行う。ジルドレに2発放った為、残り4発が蛇に放たれ3発が 蛇の胴体に当るものの銃弾は弾かれ攻撃が通って居るような様子は見えない。それどころか、攻撃されたことに対して怒りを露わにした蛇はその巨体を巨大な鉄扉に身を打ち付ける。怪我するほどではないが、体当たりされた衝撃がロジーナに伝わり、扉からふっ飛ばされる。蛇はその後も何度か身体を打ち付け、扉の向こうの攻撃してきたゴミに対し危害を加えようと試みるが 扉は分厚くぶち破る事は出来なかった。しばらくすると蛇は大人しくなり、扉を破ろうとする騒音は消えた。

 

アイディア

ガン65→46【成功】

 

「そうだ....。嬢ちゃん、お願いがあるんだが....1つ頼まれてくれねェか?」

 

 半ば無気力状態になったガンに対し、少女が駆け寄り首を傾げる。

 

「『調理室』へ行って、何か刃物を探して来て欲しいんだ。この際 刃物であれば何でもいい。スライサーでも、包丁でも。強いて欲を伝えるとしたら、包丁・・・のような刃物だな。探して来てくれねェか?」

 

 少女はガンの要望に対して、少し戸惑うような様子を見せるものの、決心したかのように頷くと『調理室』へと走って行く。閉まりかかる扉の隙間から少女が何かしらの刃物を探している様子が窺えた。

 

「ロジーナの姐御・・・。」

「・・・・・・なに。」

「ジルドレの奴はあの少女を拉致して、何かしら不健全なことをしようとして 姐御はそれを止める為にジルドレを撃ったんだよな?」

「・・・・・・間違いでは・・・・ない・・・・。」

「じゃぁさ、あの少女を護るためにオレもコイツを殺っちまっても構わねェよな。それにただ殺すだけじゃねェ。オレ達の明日に繋がるために始末するんだ。・・・ちょっとでいい。手伝ってくれねぇか?」

「・・・・・・・わかった。」

 

 ガンの突然の提案に対し、ロジーナは鉄扉からふっ飛ばされた状態から立ち上がり少し考えるそぶりをガンに見せた。しかし、返答は10秒も経たないうちに返ってくる。反応の速さにガンは目を丸くするが、すぐに無気力だった瞳は生気を取戻し 口は何か悪巧みをする子供のように歪めた。

 

「・・・・・・何を・・・・手伝えば良い・・・?」

「本当にちょっとの事さ。ジルドレを『礼拝堂』に投げ込み、蛇がジルドレに夢中になっている間に中の様子を探る。良い案だろう?」

「・・・・・・名案・・・。」

 

 あくどい笑みはガンのみだけではなく、ついにはロジーナにも伝染され無表情だったロジーナが不敵に笑みを作り出す。ガンはその不格好な笑顔に少し恐れるものの、ロジーナの凶弾を受けてまだ伸びきっているジルドレに近寄って見下ろした。

 

 

 

 

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