第一クトゥルフ神話『殺人犯だらけの毒入りスープ』 作:カロライナ
目星+15%(探すものが明確なため+補正)
少女70→38【成功】
2人が『礼拝堂』で頭を軽く悩ませていると、反対側の『調理室』扉から少女が鋭利な包丁を片手に勢いよく飛び出してきた。あまりにも力強い音だったため開閉音は『礼拝堂』を通過しロジーナとガンの耳にも入る。二人は少女の方を振り返ると そのまま全力疾走しながら中央の部屋へと帰る。
「包丁を見つけられたか! ナイスだ!! よし、ちょっとショッキングなシーンを見せることになるから目を閉じて耳をしっかり塞いでろ。すぐに全員で脱出するのに必要なスープを作ってやるよ。」
ガンは少女に感謝の言葉を述べると包丁を受け取り、少女に後ろを向き 耳と目を閉じるように指示した。その後木の皿を引っ繰り返し、自らの白ローブを口に噛みしめ ロジーナが止めに入るよりも素早く 左手で握った包丁を思いっきり自らの右腕の上腕裏に突き刺し、そのまま手のひら方向に思いっきり引き裂いた。
ガンHP13→10
「ぐっ.......! ぐぅぅっ!!!」
噛みしめ絶叫を押し殺すものの やはり声が布の隙間から洩れ、痛みで両目から一滴ずつ涙が零れ落ちる。上腕から生暖かい血のしずくが流れ込み木の皿を満たす。ロジーナは駆け寄り、自らのローブを引き裂いてガンの止血を試みようとするが、それよりも早くガンが悲鳴を押し殺しながら 大量の毒が付着した肉切り包丁を見つめ口を開く。
「あ...あねご......毒をっ......スープに....ッ!!! ...ぉ゙ぉ゙ぉ゙っ!!」
ロジーナは肉切り包丁を拾い上げ、ガンの血液で溜まったスープに突っ込み毒を掻き混ぜるかのようによく掻き混ぜた。ガンは痛む右腕を庇うように隠しながら、少女に近寄った。
「もゔ......っ 大丈夫だ...。こっちを向いて...いいぞ。」
ガンは苦痛に顔が歪むが、なるべく少女が心配しないようにと無理やりにでも笑顔を作って 血濡れていない左手で少女の頭を優しく叩いた。少女は恐る恐ると言った様子でガンの方を振り返る。
「オレ等は....あれを飲んだら....帰れそう......なんだがよ....お前は...どうするんだ...? ここに....また....新たな犠牲者が来るまで...残るのか...?」
ガンの問いに少女は分からないといった様子で首を傾げた。その様子を見たガンは、俯くと蚊の鳴くような弱弱しい声で笑った。
「もし....あのメモの通り.......なんでもいうことを....聞く.....下僕なら...オレや姐御と.....一緒に行こうぜ....? こんな...クソみたいな狭い部屋だけじゃなく...もっと世界を....一緒に..見てさ...。」
「・・・・・・・来るのなら・・・・歓迎する・・・。」
そして俯いた顔を上げ、少女の目を見据えて頭と頬を撫で隣にいるロジーナにも視線を送る。ロジーナもそのガンの送ったアイコンタクトにアイコンタクトで返事を返すと少女が元の世界に一緒に戻ってきても、居場所がある趣旨を伝えた。
少女は、その手を撫でられた頬の手を握り返すと力強く頷いた。
「よっしゃ....決まりだ...姐御...そっちは.......できた...か?」
「・・・・・・・・問題なく・・・・。」
「...最後まで結局名前を.....教えて貰えなかったが...仕方ねぇか......。はっきり...伝えるが...これはオレの血液で作った毒入りスープだ..。気味が悪いだろうけど…飲んでくれ。」
差し出された血の毒スープをまずは少女が一口呑み込む。酷く渋い顔をするが飲みこんだ。
それを回しながら次はロジーナが飲み込み、非表情が崩れ少女同様非常に口や目を歪めながら、飲み込む。そして残りの余ったスープをガンが一気に飲み干した。
【人間の血液を飲む行為に対しSANチェック1/1D6】
ロジーナ60→27【成功】
ガン58→64【失敗】
1D6→1
「....あぁ...そうだ...大事なこと伝え忘れてたぜ...姐御...。」
思い出したかのようにポツリとガンがロジーナを見つめて、口を開く。ロジーナもその様子に耳を傾けるようにして、ガンの顔を見た。ガンは真っ赤に染まった口を開けて笑いながら次のように続けた。
「...オレ本当の職業..警察官じゃ....ねェんだ...警察官殺しの殺人犯なんだけどよ...。騙してごめんな...。」
「・・・・・・大丈夫・・・・わたしも・・・・運転手兼SP・・・と言ったけど・・・ローチェフファミリー・・・の・・・・マフィアの専属だから・・・・・・・御互い様・・・。」
「...そうかぁ...姐御....マフィアだったのかぁ...道理で......クソつええ筈だよ...チクショウ。...という訳で、だ...少女。まずは安定してそうな姐御のところに行ってくれ....オレも....現地のサツを撒いたら....すぐに迎えに行くから.....さ...。」
POT25対抗ロール
ロジーナ自動失敗
ガン自動失敗
少女自動失敗
言い終わるか終らないかぐらいに3人は幻覚を見始める。それは無形の邪神が手招きする姿やチャウグナー・フォーンの姿を見たような気がした。そして意識は白く染め上がり・・・
毒入りスープを飲みほしたマチェーテ、ロジーナ、ガンは薄れゆく意識の中、吠えるような声で『勇敢なるものよ!現へと還るがいい!!』という声を耳にし、飛び起きた。あるものは山奥で、あるものはアパートの中で、あるものはソファーの上で目が覚める。空は薄青く暗い闇を照らしつつあった。
ジルドレも目を3人と同様普通に目が覚める。不思議な夢を見たと思い身支度を整えるため洗面所へ向かうとあることに気付いた。首元のうなじから喉仏に掛けて、痛みは無いものの嚙み傷のようなミミズ腫れがくっきりと浮かび上がっていた。
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【生還報酬】
ジルドレ
1D10-1D10の回復
4-6→-2
マチェーテ
1D10+5の回復
4+5→9
ロジーナ
1D10+1D6+5の回復
1+7+5→13
ガン
1D10+1D6+5の回復
6+8+5→19
【神話技能報酬】
奇妙な体験をした 神話技能+1%
駆り立てる恐怖を目視した 神話技能+2%
チャウグナー・フォーンの石板を読み上げた 神話技能+6%
ジルドレ 0→1
マチェーテ 0→1
ロジーナ 0→9
ガン 0→9
【後書き】
報酬まで出て、閲覧者様は「もう終わりか」と思うでしょう。
しかし本編はもう少しだけ続きます。
投稿は変わらず07:15から。
ここまで何か特殊なキャラ(クセは濃いですが)を使った訳でもないのに
多くの方に読んでいただき、正直驚いております。
昼に気づいたのですが、多くの方がお気に入り登録をしてくださったみたいで
私カロライナ、悶絶するほど嬉しかったです。
14人もの方々お気に入り登録、誠にありがとうございます!
また感想欄ではUAが少ないだの、お気に入りが少ないだの我儘を申してしまい
申し訳ございませんでした。十分すぎる評価を頂いておりました。