第一クトゥルフ神話『殺人犯だらけの毒入りスープ』   作:カロライナ

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Episode1-2 他2人の素性。

「あ、それとよ 姐御!! 他にも伝えたいことがあったんだが。」

「・・・・・・?」

 

 ニャルの熱い抱擁も終わり、ガンが2つ目のケーキを平らげたとき、思い返したかのようにガンがバックパックからクリアファイルにファイリングされた2枚目の資料を取り出してロジーナに手渡した。ロジーナはそれを少し身を乗り出すような形で受け取ると中の資料を取り出す。中には2枚の資料とレポート用紙が2枚、国際新聞が2つ。2組に分かれてクリップに止められていた。

 

「・・・・・・これは・・・?」

「良いから読んでみろって。スゲェ面白いことが書いてあるからよ。」

 

 ロジーナは渡された資料について 困ったような声のトーンで中身の詳細について尋ねる。それに対してガンは資料を指差したのち、紅茶を一口飲むと目を細め左側に視線を移し、呆れたかのような溜息を吐いた。

 ロジーナは薦められるままに、まずは写真の中身を確認する。写真には居覚えのある人物が2人、1枚の写真に1人ずつ写っていた。1人はあの閉鎖空間で出会ったマチェーテといった語尾が猫のような鳴き声を付けていた女。もう1人もあの閉鎖空間で出会ったジルドレというニャルを拉致した巨体の女が写されていた。

 

「それを読んだらホント、ニャルもオレ等もよくあの閉鎖空間で殺されずに済んで良かったと感じるさ。それにしても、そのレポート書き上げるの大変だったんだぜ!! サツの追っ手を振り切り、目を盗んで大学に侵入、適当なパソコンを拝借して印刷――」

 

 ロジーナはガンの潜入武勇伝をはいはいと聞き流すようにしながら、マチェーテのレポート用紙に目を通し始めた。そこには、彼女が引き起こして来たであろう殺人歴が事細かに書かれていた。

 既に彼女が原因による死者の数は800人を突破し、母国であるベトナムでの活動は、マチェーテの両親から始まり、次に姉妹、親族、友人へと広がり最終的には面識のない他人や、警察、警察のその家族、親族、友人をメッタメッタに大型のマチェットで切り捨てたと書かれていた。国際新聞には、『シリアルキラー、アメリカへ渡米!?』と大きく見出しが付けられ彼女が起こしたであろう殺人事件が、また細かく書かれていた。何か目的を持って移動をしているようだと記者は考察を書き記し、彼女が歩く道はレッドカーペット(血道)が引かれる貴方もレッドカーペットの素材にならないように。とブラックジョークが書かれて〆となっていた。

 

「....どこで情報を仕入れたか分からねェが、姐御のところに来たのもこれが原因だ。まったく、あのキラーマシンどれだけオレに恨みを持ってんだよ。ただ獲物を逃しただけじゃねェか。」

「・・・・・・それが・・・・・プライドを・・・・傷つけたんだと・・・思う。」

「とんだ、イカレクソビッチだぜ。」

 

 ガンはとても不機嫌そうにニャルに聞かせてはならないような悪態を付く。ロジーナはそんなガンの言葉遣いを聞き、3ヵ月もの間ニャルに悪影響が及んでいないか途端に不安になった。そして、ニャルの方を見やると目が合った。ニャルは少し内股になり何かを我慢している様子だった。

 

アイディア

ロジーナ65→03【クリティカル】

 

 近くに居たメイドにさりげなく手洗いに連れて行くように伝える。ニャルは戸惑いながらも、メイドに連れられ部屋を退室して行った。ガンはその様子を横目で確認すると、マチェーテに対する暴言よりもさらに酷い英語で罵倒しているのがなんとなくわかり、不安は拭いきれないもののニャルの前では、彼女にとって比較的優しい言葉で話しているのだなと悟った。

 

アイディア

ロジーナ65→85【失敗】

ガン65→90【失敗】

 

 ロジーナは特に奇妙な現象に気付くことなくジルドレに書かれた資料を眺め始める。ガンは新たに補給されたニャルのショートケーキのイチゴを自分のフォークで刺し、すっとぼけた顔でペロリと食べてしまった。

 このジルドレに書かれたレポート用紙にも、これまた殺人歴が書かれていた。まだ25歳と若い為か、38歳であるマチェーテに比べ殺人歴は少なめに見えた。それよりもロジーナの目に着いたのが少年少女の誘拐・拉致歴。

 優しい顔で健全、未発達のロリショタに近づき飴玉で誘惑。最近ではゲーム機で釣り上げることが多くなったそうだ。誘拐した後は別に身代金を要求する訳ではなく、その少年少女を錬金術や魔術の生贄として『殺す』のではなく『遊ぶ』らしい。結果的には命を奪う事には変わりがないようだが。死体の少年少女は必ず肛門が激しく裂肛して・・・・ロジーナはレポート用紙を閉じた。

 国際新聞の方にはフランソワ・プレラティについて書かれていた。旧世代の現代フランソワ・プレラティと基本的な活動は変わりなく、誘拐の対象が旧世代は少年のみだったのに対し新世代では少女も含まれるぐらいだ、と書かれている。

 

「姐御が拳銃を拾ってなかったらと思うと・・・気が重いぜ。」

「・・そんなに・・・・悪いと思うなら・・・・ニャルの・・イチゴを・・・・勝手に食べるな。」

 

 自分のフォークとニャルのフォークを器用に使いながらニャルのショートケーキのイチゴだけを器用に取り除き自分の口の中に運んでいくガン。5分後ニャルのショートケーキは生クリームケーキと化した。

 

 

 

 




【後書き】
現在、キャラのイメージが付きやすいようにモデルとなったキャラを
Episode0に公開するべきか、それともやめておくべきか悩んでいます。
また勝手にモデルを紹介したとして、それが規約に引っかかるかどうかについても
悩みどころです。比較的『殺人犯だらけの毒入りスープ』は、1人を除いて
セーフラインに入っているモデルが多いですが、次回から始まる『Go for broke』
では真面なモデルは1人しかいなくなります。
もし、毒入りスープでモデル紹介を行ってしまった場合、そのモデル公開をすべてに
反映させなければ何か変な気も致しますし、考えております。

-追記-
まずは運営の方に聞いてみることにしました。
許可が出ましたら、元ネタやモデルの情報を投稿しようと思います。

-追記-
許可は出ました。
順次追記していきます。
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