第一クトゥルフ神話『殺人犯だらけの毒入りスープ』 作:カロライナ
礼拝堂の目の前に立つガンは、その扉の大きさ、頑丈な分厚さに圧倒され 他の探索者達が中に入っても何もできずにいた。彼女たちのように中に何が居るのか気も止めずにさっさと中身を確認して出口を探した方が良いのか、それとも聞き耳を立てることや、小窓から慎重に中の様子を伺って安全を確認してから中に入った方がいいのか。今更、探索場所を変更し誰かと合流することも出来ず 他が内部探索を済ませているのに対してマゴマゴと扉の前で潜入方法を考えていた。
結局1分ほど悩んだ後、ガンは安全な方法を選んでから『礼拝堂』の中に入る事にした。
まずは分厚い扉に耳を当てて中から何か音がしないか探る。
聞き耳
ガン25→30【失敗】
「何も聞こえてこないな。」
中から何も音がしないことにホッと息をつく。だがガンはそれで安心しきることは無かった。幸いにもこの大きな鉄扉には、小窓がついている。小窓で果たして中には何も居ないのかどうか確認してから潜入することにしたのだった。落ち着いた手付きで、鉄扉に備え付けられた小窓を開け中の様子を伺う。中にはほんやりと青い部屋の中に1枚だけの翼をもった巨大なクサリヘビのような怪物の姿が確認できた。その図体はアマゾンに住む長寿アナコンダよりも大きく背中に生える鱗が奇妙な青い光をヌラヌラと反射させていた。
【駆り立てる恐怖を目視SANチェック0/1D10】
ガン65→25【成功】
その規格外の蛇を目視したガンは、恐怖に慄く前に何も考えずに部屋の中に入って行かなかったことに対して溜息を洩らした。そして、青い部屋の奥、薄暗く見えづらい部屋の最深部に何やら像が見えたような気がし、目を細め 時々視界を遮る巨大なクサリヘビに舌打ちをかましながら、何が置いてあるのか目を凝らした。
目星-10%
ガン70→18【成功】
【人間の身体を持つ象のような何かを目視SANチェック0/1D6】
ガン65→77【失敗】
1D6→3
「うぇっ!?」
巨大なクサリヘビにこそ恐怖を抱かなかったものの、部屋の奥で静かに鎮座している象の像に対しては底知れぬ恐怖を感じたのか、一瞬身震いをして小窓を閉じ、扉から1歩足を引いた。世界中の何処かにはありそうなその石像は、何故か生きているように感じ取ったのだ。普通ではありえない感覚な故に やはり誰かに助けを求めようと他の3枚の扉に目を向ける。3枚の扉からはまだ誰も戻ってきては居なかった。
「...奇妙な宗教家、毒物学の教授、運転手兼SP兼教育者....。誰の元に行けば...。」
2分ほど考え込むと『礼拝堂』の中を探ったガンは『下僕の部屋』に向かっていたロジーナの居る場所に頭に渦巻く不快感をかき消すように小走りで向かった。
【後書き】
携帯でコツコツ物語を書くのも楽しいですね。
パソコンと違って、何処でも家の外でも作成することができるので
私は好きです。ただ、気づくと電池がかなり減っていたりするのがネックですが。
見直しはしているのですが、それでも抜けてしまうことや誤字があります。
その時は感想のついでに一言ご指摘を頂けると 本当に嬉しい限りです(´=人=)