アークスが鎮守府に着任しました。これより艦隊の指揮をとります。   作:ペスカトーレ

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雷、赤城回です


11話

  鎮守府 執務室 13:15

 

 

クリュウ「(まさかあんなに反響があるとは)」

 

クリュウ「(・・・いつのまにか俺が言うことを聞く券になってたが)」

 

クリュウ「(休暇の申請とかを聞くためのつもりのものだったんだがな)」

 

クリュウ「・・・」

 

   コンコンコン

 

 雷  「雷よ、司令官?いる?」

 

クリュウ「ああ」

 

 雷  「入ってもいいかしら?」

 

クリュウ「いいぞ」

 

   ガチャ

 

 雷  「失礼するわね」

 

クリュウ「どうかしたか?」

 

 雷  「司令官、何かしてほしいことはないかしら?」

 

クリュウ「・・・特に無いな」

 

 雷  「なんでも良いのよ?司令官の役にたってみせるわ」

 

クリュウ「(電と発言内容が似ているな。やはり姉妹と言うところか)」

 

クリュウ「(何か頼んだほうが雷も喜ぶか)」

 

クリュウ「・・・・・少し休憩しようと思ってたところでな。話し相手になってくれるか?」

 

 雷  「もちろんよ!あっ、司令官、私お茶をいれてくるわね!」

 

クリュウ「・・ああ。そこの自室にキッチンがある」

 

 雷  「はーい!司令官、ちょっと待っててね!」タタタ

 

クリュウ「(やはり姉妹だな。よく似ている)」

 

クリュウ「(俺の知り合いの姉妹は性格は正反対だったが。仲は良かったな)」

 

クリュウ「(お互いがお互いに名前をよく呼んでいた)」

 

クリュウ「(雷達もそうなんだろうか。以前、電が雷の名前を言っていたし、悪くはないんだろうが)」

 

クリュウ「(・・・雷は食器の場所とか大丈夫か?」

 

クリュウ「(・・・少し、様子を見にってみるか」ス

 

 

 雷  「うぐぐ、棚に手が届かないわ・・・!」ノビー

 

 雷  「司令官を待たせちゃうっ・・・」ピョンピョン

 

クリュウ「(やはりか)」

 

クリュウ「(アークスの使うものはなぜかどれもサイズがでかいからな)」

 

クリュウ「(クエストカウンターやクラスカウンターなんかは、高すぎて身長の低いアークスがよく背伸びしたりジャンプしたりしてるしな)」

 

クリュウ「・・・雷」

 

 雷  「司令官。ちょーっと待っててね?今準備するからっ」ンー

 

クリュウ「俺が取ろう」ス

 

 雷  「あ、司令官。私がやるから休んでていいのよ?」

 

クリュウ「場所を教えなかったしな。それに、雷に何かあったら困る」テノバシ

 

 雷  「うん・・・ありがとう、司令官!」ニコ

 

クリュウ「雷のカップはこれでいいか?」マグカップ♀

 

 雷  「ええ、大丈夫よ。ありがとう司令官」ウケトリ

 

 雷  「・・・司令官!このマグカップすごい可愛いわねっ」コト

 

クリュウ「そうか。(俺もこれでいいか)」マグカップ♂ コト

 

 雷  「お茶を注いで、お盆に乗っけて・・と」コト

 

 雷  「それじゃあ。お茶にしましょう、司令官」クラシックチェアスワリ

 

クリュウ「そうだな」スワリ

 

クリュウ「・・・」ズズ

 

 雷  「♪」ジー

 

 雷  「~♪」コクコク

 

 雷  「・・・ふぅ」ジー

 

クリュウ「気に入ったのか?」

 

 雷  「そうね。カップに描かれてる絵もすごく可愛いわ」

 

 雷  「司令官。この絵の動物?みたいのは何ていうの?」

 

クリュウ「ピンクラッピーという生き物だな」

 

 雷  「へえ~。なんだか不思議な動物ね」

 

クリュウ「神出鬼没な生き物でな。いまいち生態もよくわかってない」

 

 雷  「そうなのね」マグカップジー

 

クリュウ「そのマグカップ。良ければ貰ってくれ」

 

 雷  「え?でも・・」

 

クリュウ「俺の鎮守府に来た艦娘には皆何かを渡すことにしている。だから遠慮することはない」

 

 雷  「電もくまを持ってたものね」

 

 雷  「・・ねえ司令官」

 

クリュウ「何だ」

 

 雷  「司令官の今使ってるカップってこのカップとお揃い?」

 

クリュウ「そうだな」

 

 雷  「そう・・・お揃いなのねっ。司令官、私このカップ貰うわ♪」

 

クリュウ「ああ」

 

 雷  「ありがとう司令官!私、大事にするわね!」ニコ

 

 雷  「(ふふ、司令官とお揃い。やったわ!)」

 

クリュウ「(カップル用なのを言うの忘れてたな。まあ余計なことは言わないほうが良いか)」

 

 

____________

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__

 

 

  鎮守府 執務室 14:27

 

 

 雷  「それじゃあ司令官、また私を頼ってね!」ガチャ

 

クリュウ「ああ」

 

   パタン

 

クリュウ「(雷が休憩が終わったあとも執務を手伝ってくれたおかげで、少し時間に余裕ができたな)」

 

クリュウ「(艦娘の様子を見に行くか)」ス

 

クリュウ「(弓道場に行ってみるか。赤城がいるかもしれない)」

 

 

   弓道場

 

 

   ターン 

 

 赤城 「・・・」キリ

 

   ターン

 

 赤城 「・・・」キリ

 

   ターン

 

クリュウ「(全部正鵠だな)」

 

クリュウ「(少しこのまま見てるか。鍛錬の邪魔になる)」

 

クリュウ「・・・・・」

 

 赤城 「・・・・」キリ

 

   ターン

 

 赤城 「・・・」キリ

 

   ターン

 

 赤城 「・・・ふう・・・」ス

 

 赤城 「提督・・・お心遣い、感謝いたします」クル

 

クリュウ「いや・・・見事なものだ」

 

 赤城 「お褒めに預かり、光栄です」

 

 赤城 「提督は、どうしてこちらに?」

 

クリュウ「赤城の様子を見にな」

 

 赤城 「なるほど、そうでしたか。お疲れ様です」

 

クリュウ「いや。・・弓か、しばらくやってなかったな」

 

 赤城 「提督も弓をなさるんですか?」

 

クリュウ「弓道とは違う独特の使い方だがな」ヒュン 

 

 赤城 「それが提督のお使いになってる弓ですね」

 

クリュウ「ああ」

 

クリュウ「(とはいっても、クラスを変えられないから戦闘ではろくに使えないがな)」

 

クリュウ「(基本的にGa/Raというのもあるが)」

 

クリュウ「・・・」

 

   ターン

 

クリュウ「・・・」キリ

 

   ターン

 

クリュウ「・・・」キリ

 

   ターン

 

クリュウ「・・・やはり、赤城のようにはいかないな」

 

 赤城 「そのようなことはありません。一本は正鵠を射ってます。他の二本も、提督ならばすぐ正鵠を狙えるようになりますよ」

 

クリュウ「そうか」

 

 赤城 「提督・・・少しよろしいですか」ス 横から身体と手を重ねる

 

クリュウ「ああ」

 

 赤城 「弓を強く引くのではなく、大事なのは姿勢をよくするのが重要です」

 

 赤城 「・・・もう少し、腕を引いてください。はい、このまま射ってみてください」ス

 

   ターン

 

クリュウ「・・・」キリ

 

   ターン

 

クリュウ「・・・」キリ

 

   ターン

 

クリュウ「・・・」フウ

 

クリュウ「・・・流石赤城だな」

 

クリュウ「(二本が正鵠に当たり、もう一本も先ほどの三回目の矢の位置より正鵠に近い)」

 

 赤城 「いえそんな、提督ご自身のお力です」

 

クリュウ「・・もう少し、ここで射っていても構わないか?」

 

 赤城 「ええ、もちろんです」

 

 赤城 「私も負けていられませんね」ス

 

 

____________

_______

__

 

 

クリュウ「・・・」ス

 

 赤城 「・・・」ス

 

 赤城 「提督。お疲れさまでした」

 

クリュウ「赤城もな」

 

 赤城 「とても集中なさっていましたね」

 

クリュウ「ARを構えてる時なんかに通じるものもあってな。なかなかいい体験だった」

 

 赤城 「集中してる提督の顔も、とても素敵でしたよ?」フフ

 

クリュウ「それは赤城の方だろう」フ

 

 赤城 「っ・・・」

 

クリュウ「構えの参考なんかに何回か横目で見ていたが。凛々しい顔だった」

 

 赤城 「あ、ありがとうございます・・・」

 

クリュウ「(和服のキリッとした女性、というのはあまり見たことがなかったしな)」

 

クリュウ「(カトリはキリっとしてないからな、基本的に)」

 

 

 

____________

_______

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   アークスシップ04:アンスール

 

 カトリ「はっ!今、クリュウ様が私の事を考えていた気がしますわ!でも何か不本意な気分です!」

 

 

____________

_______

__

 

 

クリュウ「(和服・・・か)」

 

クリュウ「赤城」

 

 赤城 「・・は、はい。何でしょうか?」

 

クリュウ「かんざしなんかは好きか?」

 

 赤城 「そうですね。ああいった和の装飾品などは好きですよ」

 

クリュウ「少し待っててくれ」

 

 赤城 「はい。かしこまりました」

 

 赤城 「どうしたのかしら。提督」

 

____________

_______

__

 

 

クリュウ「待たせたな」

 

 赤城 「いえ、提督?どうなさったんですか?」

 

クリュウ「これを赤城に、と思ってな」紫かんざし、白かんざし、青かんざし

 

クリュウ「気に入ったものを選んでくれ」

 

 赤城 「こんな良い物を・・・よろしいのですか?」

 

クリュウ「艦隊の皆にも色々渡している。着任記念とでも思ってくれ」

 

 赤城 「そうでしたか。それでしたら」ス

 

 赤城 「この紫のかんざしをいただきますね」

 

クリュウ「ああ」

 

 赤城 「そうだ。提督」手ポン

 

クリュウ「ん?」

 

 赤城 「提督、かんざし。つけてくれませんか?」

 

クリュウ「しかし」

 

 赤城 「いいんです。提督につけて欲しいんです」

 

クリュウ「・・わかった」ス

 

 赤城 「・・・」

 

 

 赤城 「どうでしょうか?似合って、いますか」ス

 

クリュウ「ああ、よく似合ってる」

 

赤城 「提督、とても嬉しいです。ありがとうございます。うふふっ♪」

 

クリュウ「なら良かった。俺はそろそろ他の艦娘の様子を見に行ってくる」ス

 

 赤城 「はい。提督、ありがとうございました。またいらしてくださいね」

 

クリュウ「ああ」スタスタスタ

 

 

 赤城 「ふふ」チリン

 

 

 

 

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