本家様との関連は一切ありませんのでご理解ください。
また、不快感を抱く方がいらっしゃるかと思いますので
下記の内容がご了承頂けない場合はお戻り下さいませ 。
・黒子テツヤがキセキの世代から嫌われます。
・高尾和成が幼馴染みとして出演します。
・黒子テツヤが霧崎第一高校へ入学します。
・ラフプレーを楽しむ黒子テツヤが居ます。
・霧崎第一メンバーは黒子テツヤが大好きです。
・あくまでも後輩としての好きという感情です。
・霧崎第一verの高尾和成が出演し緑間大好き高尾君は存在致しません。
・悪役としてマネージャーが出てきますが主設定ではありません。
それでもよろしければ 閲覧下さいませ 。
誤字脱字遠慮なくご報告お待ちしております。
――僕はいつの間にか忘れてしまっていたんです。――
彼等【キセキの世代】も同じ人間であることを。
僕が帝光中学バスケットボール部一軍へ昇格できて徐試合にも必要とされ影としての楽しさを、勝利の喜びを噛み締めていた頃。
中学3年の冬。
" 彼女 " はやって来ました。
珍しい時期の転校生。
黒髪のロングストレート。
口元のほくろ。
おっとりとした話し方にその場の雰囲気を和らげる微笑み。
「坂城 夏〈ササキ ナツ〉です。よろしくお願いします。」
赤司君の簡単な紹介の後、艶やかな黒髪を耳に掛け会釈したその姿に心奪われる部員も少なくは無かったようです。
僕は部活に付いていくのが精一杯な為先輩やキセキの皆の様に心奪われる事はなくとも綺麗な人だと思いました。
然し、これが帝光中学バスケットボール部を揺るがす悪魔だとは誰1人として、思う事はありませんでした。
それからしてある日のこと。
「…テツ君。ちょっといいかな。」
部活帰りのこと。
いつもならば一緒に帰ろうと僕を吹き飛ばす勢いで抱擁してくれるのですが、今日の彼女は不安そうに僕の制服の裾を掴みそう呟いた。
「…マジバ行きましょうか。」
只ならぬ雰囲気を感じ心配そうな黄瀬くんを宥めた後、キセキの世代の皆さんに断りを入れ了承した。
「…ごめんね、急に。部活お疲れ様」
話をするためにそれぞれ飲み物のみ注文し店の角に腰を下ろすと静かに彼女の言葉を待つ。
最初は ちらり、ちらり、と僕の様子を確認する様な素振りだったがしっかりと彼女を見据える僕の視線に決意を固めたのか大きく息を吸い込みまずは労いの言葉を掛けてくれた。
「桃井さんもお疲れ様でした。」
決して急かさないよういつも通りに返すと漸く微笑み多少の落ち着きが持てた様で 彼女はゆっくりと話を始めた。
――最近入ってきたマネージャーの夏ちゃんいるでしょ?――
取っ掛かりは確か、そんな風だった。
始まりは、入部してからすぐの事。
「おかしいなぁ、部室の鍵どこ行っちゃったんだろ。」
放課後になり部室を開けようと鍵を職員室に取りにいくももう既に鍵はそこに無く、仕方なく部室前へと戻って来ていた。
「さつきちゃん。どうしたの?」
遅れること10分。他の部員は時間がもったいないとの青峰君と赤司君の提案の元、それぞれの教室で着替え体育館でアップを始めていた頃。
夏ちゃんは漸く姿を見せた。
「部室の鍵が無くて…知らないかな?」
最初は気のせいだと思いたかった。
彼女の整った顔つきが微かに笑みに歪むその瞬間を。
一瞬の沈黙の後 思い出したかの様に自らの鞄を漁り微笑みながら取り出した部室の鍵を見せるその笑顔との差を。
「これかな?先に開けようと思って持ってきたんだけど迷っちゃった…迷惑かけちゃったかな…」
申し訳ないと大袈裟なまでに顔に書かれているかのような表情。
確かに帝光中学校は敷地が広く転校してきたばかりの彼女にとっては部室を見つけるのも一苦労だったのだろう。
「あ、それそれ!ありがとう!今度一緒に道確認しようね」
一瞬の変化を無理矢理頭から引き離すかの様に首を振ると微笑みかけながら優しく注意をした。
「了解!」
…気のせいだったんだ。
そう思える程に自然な微笑み。
最初はそういう事が多かった。
ボトルの位置、ロッカーの位置、トレーニングノートの場所、ユニホームの場所…
入部したての彼女がミスをしてしまうことは皆が仕方ないと笑って許していた。
段々任せる事が多くなっていっても驕らず新しい事を覚える時は必死にメモを取っていて部員全員から慕われる良いマネージャーとなっていた。
然し、最初に感じた違和感。
不自然な事はまだまだ起こっていく。
初回のため非常に短文ですが
次回から多めの投稿となります。
初めての投稿となりますので疑問点、誤字脱字等遠慮なくご報告下さいませ。