モンスターハンタークロスボーン ~ゆったりモンスター共存生活~ 作:フライルー
恐ろしく亀更新になりますがそれでも投稿はしたいと思います。
「···」
「···」
私、ハルカはさっそく積んだようです。
あれから2日ほど経ち、やっと実践訓練に入りました。が···
「···········」
このように硬着状態が続き全く訓練になっていません。よくこういうときは「あいつらは動かないがあの間で勝負をしている···!」みたいな描写がありますがそんなことございません。ほんとに動けないだけです。
なぜなら相手が···
「グォォ···(動けよ····)」
「(無理に決まってるじゃないですかぁぁぁ!!)」
相手はあのリオレウスですよ!?空の王者ですよ!?そりゃ一回背中に乗って飛んだこともありますけど!目が!!目がマジなんですもん!!いつもの可愛いレウスちゃんを返して!!!
「いつまでも立ったままじゃ変わらない···やぁぁぁ!!」
レウスに向かって走る。武器は木で精巧に作られたグロードエッジ。本当によく出来ていていつものグロードエッジとさほど使い心地は変わらない。多少軽いくらいだ。
「グァァ!」
レウスが火を吐く。モロに食らえばただの傷じゃすまない。すまないはずなのだが···
「いたっ!」
痛い程度で済んでしまう。どういう原理か、イツキさんの指導でこのシャングリラのモンスターの攻撃はとても傷にはならない程度の攻撃と、本来のモンスターらしいとんでもない威力の攻撃と使い分けられるようになっている。今回の攻撃は前者だ。前者でなければ死んでいる。
しかし痛いことには変わりはないので避けるかガードするしかない。
「こんのおお!」
足の間をスライディングで通り抜け後ろにまわる。一瞬レウスの動きが止まる。この一瞬を見逃す理由にはいかない。
「グオゥ」
「あいたっ」
「グオグオ」
「いたいいたい!」
いかないはずだったのに尻尾でほっぺたをペチペチされている。痛い。
最早訓練ではなく遊ばれている。
「もー!私達クシャルダオラに挑むんだよ!?遊ばないで!!」
「グォォ···(ごめんって···)」
「···クシャルダオラ···私に倒せるのかな···」
「倒すんじゃないよ、話し合うんだ」
上からイツキさんが降りてくる。本当にいつみてもどういう原理なのかわからないが、背中から出ている緑色の粒子がなにか関係しているんだろう。
まあそれは置いといて。
「でも、話聞いてくれないんでしょう?」
「うぐっ ま、まぁ今回は押しかけだな。無理やりにでも聞いてもらう。」
「でも相手は風を操ると言われているんでしょう?吹き飛ばされませんか?」
「おっと、俺の推進力を舐めて貰っちゃ困るぜ。あいつのなんかそよ風だぜ」
「····まあそれならいいですが。それよりお腹空きました。お肉くださいよお肉」
「グオゥグオゥ(そうだそうだ)」
「···お前もだんだん遠慮無くなってきたよな…よし、飯にするか」
そういうといつもの大声で訓練中の他のクロスボーン・バンガードのメンバーやモンスターを召集する。
3日後、私達は鋼龍と対峙する。それがどういう結果になるかはまだわからない。だけど、話し合えるなら話し合って和解したい。もし無理なら撃退、討伐になるけど···いや、今は考えないでおこう。
私は少し伸びをしてから皆の集まる広場へ向かった。