緋弾とサヤビト   作:ビースト

11 / 12
お久しぶりです!

…誰も見てないと思うけど


とあるサヤビト
幕間:ミツヅケル


 

 

 この場所は暗く蝋燭一本だけの頼りない灯りだけだった。

 何処からか水が漏れ出しているのかピチョン……と不規則に雫が落ちてくる。ヒンヤリとしてかなり不気味な場所。

 

主人(アド)……」

 

 主人(アド)とそう呟いた者は主人(アド)と呼んだ者に拒むかのように赤黒く錆付いた頑丈な鉄格子(・・・)が目の前にあった。

 助けようと思えば助けられる。だが自分には出来ない、させてはくれないだろう。

 自分は無力だ。主人(アド)の命令が無ければ何も出来ない自分。それどころか主人(アド)がいなければ死んでしまう自分。

 

「あらあら。こんな所に主人が恋しくて落ち込んでるワンちゃんいるわ。どうかしたの?」

 

「ヒルダッ……!貴様ッ!」

 

「あらあら?いい反抗的な眼ね?ゾクゾクするわ。安心してちょっとしたストレス解消(・・・・・・)よ」

 

 ニンマリと笑顔で言う。本当に。本当に。本当に楽しそうに。

 ヒルダは鉄格子の扉を開けて主人(アド)の元へ向かう。

 

「やめろヒルダ!やめてくれ!これ以上は主人(アド)が!」

 

 

 

「……安心して頂戴、私は、大好きなモノほど大事に、大事にする方よ?」

 

 

 顔を紅潮させて興奮してるヒルダは声を震わせている

 ああ駄目だ何と言ってもこうなってしまえばもう止める事が出来ないいつものように見てるしかない見たくないけど見てなければ主人(アド)はもっともっと酷い事をさせられる頼む一言だけ命令してくれれば自分は貴女の傍にいけるのに

 

 

 

 

 

 見たくない

 

 ーダメ

 

 

 見たくない

 

 ーーダメよ

 

 

 見たくない

 

 

 ーーー見なさい

 

 

 

どうして

 

 

ーーーー私が愉しいからよ

 

 

いやだ

 

 

ーーーーダ・メ・よ♡

 

 

いやだ!

 

 

ーーーーーあら?何故かしら?

 

 

何故自ら主人(アド)の傷つく姿を見なければならない!?

 

 

ーーーーーーアナタのその歪んだカオも見たいから♡

 

 

主人(アド)の代わりに自分が!だから自分にーーー!

 

 

ーダメよ

 

 

どうして!

 

 

ーー言ったでしょ?私が愉しむためよ♡

 

 

 

 

い、いやだ見たくない見たくない見たくない見たくない見たくない見たくな

 

 

 

 

 

 

 

 

いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーーーーじゃないと、しんじゃうわよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして自分は、毎日のようにミツヅケル




どうでしたか?

愉しめたら幸いです(白目)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。