そう、アズマはまだ生きている。こんなに心も体もボロボロにされながらも、青娥は死ぬことすら許さずにあえて生かしたのだ。
何もかもを失い、どことも知れず空間を漂う銀翼「アールバイパー」の運命はいかに!?
∀.C.E.エピローグ ~「この未来に続く為」だけ、の戦いだった~
真っ暗闇でも俺が何処かへ物凄い速度で進んでいるのが分かる。何もかもが、光の粒子となり俺の目の前まで近づき、そして後ろへと遠ざかっていくのが見えるからだ。だが、今のアールバイパーが何処に向かっているのか、方向がどちらなのかという感覚がまるで分からない。
体は不思議とリラックスしていた。だけれどいつまでも同じ光景を見せられて俺は瞼が重たくなっていった。
どうせ起きていても状況は変わらないのだ。一眠りしてからこれからのことを考えても遅すぎるということはないだろう……
「久しぶりだね……アズマ君」
相変わらず何も見えない暗闇の中、馬鹿みたいに明るい後光のさした人影が近づいてきた。俺がまどろもうとしていた矢先の出来事である。眠りつつあった俺の脳内に直接声を掛けられるイメージだ。それだけ彼の声は混じりっ気なしの澄んだものであったのだ。
目を開くとそこには白蓮にそっくりな男性の僧侶が儚げな表情を浮かべながらこちらを見ていた。俺はこの男を知っている。バイド異変の時に死の淵をさまよっていた時にもこうやって声をかけられた。
「命蓮……そうか、今度こそ俺は死んでしまったんだな」
「いいや、君は生きているさ。銀翼の方はかなり致命的なダメージを受けているようだが、君は健康そのものだ。不思議なこともあるものだね」
あの時……地底でバイドに取り込まれた後と同じだ。俺はいわば夢を見ているような状態なのだろう。
「幻想郷を覆う未曽有の脅威、それは既に肉体を失って久しい僕の元でもしっかりと感じ取れる。君もそいつにやられたのだろう?」
そう、この一連の異変はSTG世界の住民と青娥が組んだことによって引き起こされたもの。しかし奴はここに来て最後の切り札を繰り出してきたのだ。その切り札こそ、よりにもよってあの「石のような物体」なのである。
「外の世界に通じていて、そして幻想郷の住民であろうとするのは君くらいだ。この一連の異変を解決できるのは他でもない、アズマ君なのだよ」
「アイツは絶対に倒せない。アイツは地球の意思とか神様とかそういった次元の違う存在なんだ」
俺の記憶ではあの黄金の八面体を完膚なきまでに破壊したという話は聞いたことがない。
「それでも君を殺すことはできなかった」
違う、奴はあえて俺を殺さなかったんだ。どことも知れぬ時空へとこの俺を追放した。俺はそう叫ぶも、命蓮はその表情をまるで崩さない。
「一人で頑張れとは言わないさ。ただ、君は生き続けて、この哀しい運命に抗い続ければいい。そうすれば君に手を貸してくれる存在も出てくる筈だ」
ああ、命蓮の姿が薄くなっていく。夢から覚めるのだろうか。
「だって、銀翼は『希望を繋ぐ程度の能力』を持つのだから。一つ一つは小さくてもそれをまとめ上げて巨悪に立ち向かってきたのは他でもない君自身なんだ。大丈夫、君なら上手くやれる」
去り際に彼は挨拶のようにいつもの言葉を残していった。
「だからアズマ君。幻想郷を、そして姉上のことをよろしく頼むよ……」
光は急速的に拡散し、再び闇が蔓延る。そうしていると何者かに摘み上げられるような感覚を覚え、俺は意識を失った。
どれくらい気絶していたのか分からないが、俺は再び意識を取り戻した。まだ夢の中のようなフワフワした感覚がする。いや違う。平衡感覚が曖昧になっているんだ。相変わらず何も見えないし俺も目覚めてまだ間もない。少しでも情報を集めなくてはならないな。
前にバイド「漆黒の瞳孔」に飲み込まれたときはまだ小さな光が俺を導いてくれたし、目が暗闇に慣れた頃にはジェイド・ロス提督……いや「コンバイラリリル」の体の中に格納されていたらしいことも推測できたが、今回は本当に見当がつかない。
ショットを放っても何かに着弾したような感じはしないし、オプションの光で周囲を照らしても何も見えない。見えるのは深淵の中で血眼になる俺自身の目だけだ。ヒントらしいヒントもない。
「地球が生まれるずっと前に出てきてしまったか、それとも地球が滅びて久しい遠い遠い未来か……?」
アールバイパーの時計を見ても壊れているのか、数字がひっきりなしに滅茶苦茶に切り替わっている。あまり長時間見ていると目がチカチカしてしまうので俺は目を逸らした。
「となると……青娥が言っていた時空の狭間?」
確かに終わりの見えないこの暗闇をさまよい続けていたら、いずれ発狂してしまうだろう。魔力レーダーも役に立たない中、とりあえずまっすぐ飛んでいくことにした。果たしてそれがまっすぐなのかどうかはあやふやではあるのだが。
あてもなく暗闇をさまよっていると、どこからかうめき声が聞こえた気がした。それは人の形をしていることに気が付くのには随分と接近する必要があった。そして、その人の形をしたモノが両腕を前に突き出して、とびかかろうとしていることに気が付く頃には、すでに奴の間合いに入り込んだ後であったのだ。
「ぐっ、何事だ!?」
顔はよく見えないがその眼光はギラギラと光っており、両方の手からは鋭い黒い爪が生えていた。魔物の類だろうか? いや、両手を前に突き出すポーズにこの血色の悪さ。おそらくはゾンビの類だろう。
不意打ちとなった最初のとびかかりを食らってしまったが、さすがにアールバイパーを破壊するほどの力は持ち合わせていなかったようである。
「このっ、あっち行け!」
こちらだってほぼ崩壊している銀翼、これ以上ダメージを受けるわけにはいくまいとレイディアントソードを振り回し、どうにか追い払った。よかった、あまり強い奴ではなかったようだ。
それにしても生命体はいることは分かった。だが人のような姿をしていたが知性を持っているようには見えずここは崩壊した未来なのだろうかと推測できる。
「ん……?」
先ほどの戦闘でレイディアントソードに何か布状のものが引っ掛かっているらしいことが分かった。ネメシスを呼び出し、これを回収させて近くでよく観察してみることにした。
「こ、これは……!」
薄汚れてはいたが元々は白色であっただろう布切れ。大きく「罪」の字が書かれているようにも見えなくはない。偶然の一致か、はたまた必然だったのか、今のは覆面を被った変態な妖怪「罪袋」の成れの果てと考えられる。
ではここは地底なのか? どうにもハッキリしない中、別の人影が接近してくる気配を覚えた。
それは片言であったが、明らかに言語であった。先ほどの罪袋は完全に知性を失っていたようだが、今俺の目の前で両手を突き出している血色の悪い生命体は明らかに言葉を発していたのだ。
何かしらの大きな力の渦でも巻き起こされているのか、その周囲には無数のガラクタがスペースデブリのように集中的に浮遊していたのだ。不気味に光る赤い眼光はその人影本体のみからではなく、暗闇だった空間のあちらこちらからも目玉が現れて、その視線を容赦なく俺に突き刺してくる。
多数の目玉に睨まれてしまい、俺は恐怖で体がすくみ上ってしまった。
先ほどよりもはっきりと周囲を揺るがすほどの大声。知性を残したゾンビは咆哮を上げた後、大きく跳躍するとアールバイパーにとびかかってくる。両手にはやはり鋭い爪が生えており、生身で食らったらまず命は助からないだろうことは容易に推測できる。
動きは単調であったので回避するのは簡単だ。どうにか機体を降下させてとびかかりを避けると、振り返りざまにショットを放つ。これらは見事に命中したものの、多少ひるませる程度しか効果がないらしいことが分かった。
「マジかよ……。ゾンビのくせになんてタフなんだ」
空間に浮かび上がる多数の目玉に睨まれながらも俺はこの紫色の空間を逃げ惑う。一体ここはどこなんだ? というかどの時代なんだ!?
しかし逃げるといったってどこに逃げればいいんだ? こんな出口もわからぬ、そしてどこまでも浮遊する目玉が追いかけてくる空間のどこに安全な場所などあるのだろうか?
レイム……霊夢のことか? このゾンビ、霊夢のことを知っているのか? 今もひしゃげた道路標識を振り回しながらこちらに迫ってくるタフなゾンビはむしろ俺を襲うのではなく追い払おうとしているような感じがする。
何度も跳躍しながらこちらを追い詰めてくる敵は再び雄たけびを上げる。するとどこからか電車の残骸らしきものを呼び出し、こちらに突っ込ませてきたのだ。まずいぞ、かわしきれない!
「ネメシス、コンパク。やれるか? ここは『αビーム』で押し返すぞ!」
あちこちで漏電を引き起こしている銀翼を酷使することになってしまうが、今は仕方がない。オプションから魔力を収束させると青白いビームを電車の瓦礫にぶつける。……ふう、どうにか直撃は免れたようだ。免れたのだが……。
「くそうっ、完全に動かなくなった!」
アラートの鳴り響いていたコクピットであったが、次第にそれも弱まりついには何も鳴らなくなってしまう。状況が改善したとは到底思えない。ということは、とうとうアールバイパーが機能停止してしまったことに他ならない。
目を見開いたゾンビがキャノピーをこじ開けようと必死に頭突きを繰り返したり引っ掻いてきたりする。再起動することを祈りながら俺はトリガーを引くが、機能を取り戻す気配はまるでない。とうとうキャノピーがこじ開けられ、俺はゾンビに掴まれてしまった。
絶体絶命のピンチだ。アールバイパーもなしにこのやたら強いゾンビに太刀打ちする術はない。
いよいよここまでかと俺は胸に手を当て神とも仏ともわからないがとにかく超常的な存在に祈る。
……ん? 胸のあたりに何か固いものが。懐をまさぐってみるとそこには永琳から譲り受けた「お守り」があったのだ。確かこの中には「紺珠の薬」の小瓶が入っていた。
そうだ、俺には現状を何とかする術が残されていた。本来は月面戦争の最中、バイド化しそうになった自らに使おうとしていたが、依姫がバイド化の呪縛から解放してくれたおかげで使わずじまいだった「もしもの時の薬」。
これを飲んで今の失敗をなかったことにして……いやいや、俺が思いついたのは本来の使用方法ではない。「紺珠の薬」にはそれとは別に副作用が存在する。その効果は確か……。
俺は永琳が薬の説明をしていた時のことを思い出した。「『紺珠の薬』が持つ穢れを祓う効果は実は予期していない副作用であり、しかも効果は制御がきかない上に強力」というもの。
そして俺はこのゾンビの正体がなんとなくわかった。道路標識を振り回したり電車を呼び出したり、そして何よりも目玉だらけの暗闇の空間の主といえば……。
だから俺はこの「紺珠の薬」を自分にではなく……。
久しぶりのご馳走にありつこうとしているゾンビに食らわせる!
「肉料理の前にはオードブルがつきものだぜ? これを食らえっ、八雲紫!」
俺にかぶりつこうとしたゾンビと化した紫の大きな口に小瓶の中身を思いきり流し込んでやった。余程飢えていたのだろう。彼女は何の疑いもなしに薬をゴクンと飲み込んだ。
よし、大人しくなったぞ。薬が効いているようだ。
「れい……む?」
いまだに血色の悪い肌に鋭い爪と元の姿とは程遠いが、どうやら理性を取り戻したようである。すっかり大人しくなった紫はじっとこちらを見る。
「まさか轟アズマに助けられてしまうとはね。礼を言わせて頂戴」
よもやこんな大妖怪に感謝される日が来てしまうとは。まあ半分以上は永琳の功績なのだが。
とにかくこの一連の出来事で、俺が紫のスキマの中に移動してしまったことは分かった。だけど、どうして紫はゾンビになっているのか?
「奴の、青娥の罠にハマってこの有様よ。私はキョンシー化してしまい、傍にいた霊夢に襲い掛かりそうになった。だから最後の力を振り絞って私はスキマの中に逃げたのよ。だけど、この中で完全にキョンシーに成り果ててしまい、能力を行使することが出来なくなってしまったの」
ひとまず「どこ」については大体の答えが出た(スキマの中という非常に曖昧なものであったが)が、「いつ」に関しては紫も曖昧らしい。キョンシーとしてこのスキマの中でどれだけ漂っていたかの記憶がないというのだ。
俺も知る限りの情報を紫に提供した。月面の純狐のこと、シーマと
「そう、霊夢がね……。あの子の性格を考えるとこうなってしまうのは何となくわかっていたけれど。だけど今ので色々とハッキリとしたわ。やはり全ての元凶は青娥、そしてあの黄金の八面体ね」
なんだ? 紫はあの「
「それに今ので大体の時間もわかった。貴方、過去に飛ばされたのよ。具体的には青娥が私を罠にハメて倒したすぐ後あたり。あの性悪女、私に固執しすぎたあまり、この時空に飛ばしちゃったのよ。……無意識にね」
確かに時空跳躍を暴発させる直前、青娥は紫の名前を叫んでいた。だがこれはやり直しがきくことを意味する。ロンゲーナー大佐の言葉を借りるのなら「過去からやりなおす……。その手があったか」というやつだ。
紫がスキマに閉じ込められた頃には首領蜂隊もいなかったし、シーマによる地球侵略も引き起こされていない。
「やれやれ、シューティングゲームではおなじみの『2周目』ってやつか。いいだろう、今度こそ上手くやって見せる!」
これから起こることは既に知っているし、今は紫が味方に付いている。「石のような物体」が目覚めるほどの強大な力が生まれる前に青娥をとっ捕まえれば万事解決といったところだろう。
「いいえ轟アズマ。今回の異変はそんな単純なものではないわ。それに私はまだ万全な状態と言えないから動けない」
「なんでさ? 青娥の倒し方なら既に知っている。そうすればあの黄金の八面体が幻想郷を焼き尽くすこともない」
だが紫は力なく首を横に振るのみである。
「青娥だって馬鹿ではないわ。『未来から来た貴方』という存在に感づいたら更なる対策を施すことは明らかよ。そもそもあの女を倒しても異変の大元は絶たれない。いずれ幻想郷は崩壊の危機を迎えるわ」
青娥を倒すだけではダメで、だけど紫は手伝ってくれない。一体どうすればいいんだ?
「私の存在はいわば幻想郷の最後の切り札なの。今の青娥は完全に私を倒したと思い込んでいる。その隙はできるだけ残しておきたいのよ。だから今は轟アズマがこの異変にケリをつけるの。わかった?」
理屈は分かったが俺はどうすればいいのだろうか?
「機体を修理したら貴方が見てきた結末を元から絶つのよ。そして、今もどこかで無茶をしているであろう霊夢を見つけてきて頂戴」
どうやらこんな時、普段は霊夢の元にスキマ経由で自分の声を送るらしいのだが、未だにキョンシー化の影響が残っている今の紫にはそれが出来ないらしいのだ。能力の細かい制御が難しいと言っていた。
「それと貴方に忠告だけど、藍には気をつけなさい。あの子、銀翼のことを随分と憎んでいるようなの。今でも外からやってきた侵略者だと思い込んでいるのよね。普段は私が止めに入るのだけど、私がいなくなった今、貴方にどんなことをするのやら……」
声をスキマで送れないことを彼女はとても悔やんでいるらしい。その口調からもハッキリとわかる。
とにかく俺に託されたのは霊夢の捜索と惨劇からの回避。そして青娥の他に藍にも気を付けないとならないこと。
使命を胸に俺は銀翼のコクピットの中、前をじっと見る。どうにか最低限の飛行能力を取り戻した銀翼は誰にも悟られないよう小さく開かれたスキマの穴に飛び込む。
暗闇に覆われたスキマに射す一筋の光。それは今はまだ希望にあふれた幻想郷の光。
「私もこのスキマの中で傷を癒して万全な状態になるよう努めるわ。それまで、どうか上手くやって頂戴。それじゃあ、私は少し眠りにつくわ。ちょっと、疲れちゃったみたい……」
あんな惨劇はもう御免だ。やり直しの機会が与えられたのなら、今度こそ青娥を、そしてあの「石のような物体」を止めて幻想郷を守らなくては。
光が銀翼を包み込む。このスキマ空間との別れを意味している。願わくば希望の光であらんことを……。
さあ、2周目のはじまりだ!
東方銀翼伝 ep6 ∀rbitrary Creator from Earth(Aq٨өuʇ oʈ Cʁ∩өꞁ Exөⅽ∩ʇ!ouөʁ) END
しかし、轟アズマの幻想郷ライフはまだまだ続く……
※こちらは東方銀翼伝の原作にあたる作品に対して「エンダー・ヴァリー」氏が投稿した非公式の次回予告となります(それに対して筆者がビッグコアとして返答をしているという形式です)。
本人からの許可をいただいたので、この場をお借りして(一部修正して)掲載しております。
・次章予告(偽)
銀翼伝シリーズ、ついに最終章!
石のような物体の圧倒的な力に敗北した轟アズマ。しかし、時空跳躍の暴発により、過去に戻っていた!回復した紫の協力で、掟破りの二周目に突入し、青娥の野望を止めるために動き出す。
果たして、轟アズマは青娥と石のような物体の野望を食い止めることが出来るのか!?紫が語る異変の大元とは!?どうして轟アズマは殺されなかったのか!?行方不明のメリーの行方は!?
あの幻想郷の子達も、逆襲の侵略者達も、首領蜂隊も、金策に走るゴーレムも、泣いても笑ってもこれが最後!!
『東方銀翼伝 ep7 Re:∀CT ~∀.C.E. 2nd Loop~』 近日更新予定!
ヲヤスミ、アールバイパー
ビッグコア「新シリーズの予告ありがとうございます。あとがきでも書きましたが、ずっと追いかけてくださりありがとうございます。
そして今までの流れも分かりやすく伝えられていると思いますよ」
・次章予告こぼれ話
ゴーファー「確認しよう。お前が私の復活の為に金策をしていたのは?」
ゴーレム「東方銀翼伝 ep6 ∀.C.E.の時です……」
ゴーファー「銀翼の次回シリーズは?」
ゴーレム「東方銀翼伝 ep7 Re:∀CT ~∀.C.E. 2nd Loop~です。過去に戻って∀.C.E.の二周目をする展開となっています……」
ゴーファー「これが最終章だな?」
ゴーレム「はい、最終章になるようです……」
ゴーファー「……それで∀.C.E.の時点でお前が行っていた金策は……」
ゴーレム「も、申し訳ありませえええええええええええん!!!」
ゴーファー「……いや、お前はよくやってくれた。その策が間に合わなさそうなのは残念だが……」
ビッグコア「ゴーレム的にも2周目でもっと金稼ぎが捗れば間に合うかも……」