【妖精王】シルバーズ・ルーシー   作:リリノスケ

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今回は長いです。

ヒロインにビビがいいんじゃない?との意見がありました!

確かにビビなら作者の提示した条件にもハマらないですし、いいんじゃない?

ただビビが登場するのもだいぶ後です!


評価、感想、意見お願いします!!!


相棒

 

 

 

誕生日会は1時間ほどで終了した。なぜだがブラックローズの顔色が悪いのだ。

そしてルーシーの顔色も悪い...

 

 

 

『ニョン婆の顔が記憶のモノよりも実物の方が圧倒的にきつい』

 

 

 

ニョン婆の顔に慣れるまで、思ったよりも長く時間が掛かりそうである。もし克服しないでルーシーが海に出たとしたら、ユニークでファンシーな顔を持つ人が自分の弱点になってしまう。それはこの世界じゃ死に等しいことかもしれない。特にオカマ王は最大の敵になる。他にもGODエネル、ペローナ、強敵は多そうだ。早く克服した方がいい。

 

パーティーの主役の体調が悪いんじゃ仕方ない。ニョン婆はせっかく集まってくれたルーシーの友達であるマーガレット、スイートピー、アフェランドラ(年の近い島の子達)を家に帰らせ、時間は早いがルーシーとブラックローズを寝室で寝させた。

 

 

 

数十分後

 

 

 

しばらくして立ち直ったルーシーは、自分に抱き着いているブラックローズを引き離し忍び足で書斎に向かう。

自分の中にあるルーシーとしての記憶のせいで、母親であるブラックローズには女を感じないらしい。

 

 

 

考えてみろ、自分の親の濡れ場を見たならばきっと1か月は立ち直れないだろ?

 

 

 

 

 

 

 

 

ルーシーは書斎にて自分のやりたいリストを紙に記し始める。

 

 

 

やりたいこと1  麦わらの海賊団に入る。

 

やりたいこと2  うーん

 

 

......................................................................................................................................................。。

 

 

 

 

5分くらい考えてみたが、これ以外に見つかりそうになかった。

 

 

 

 

書斎にはいろいろな本が置いてあった。この家はニョン婆とブラックローズと自分の3人暮らしである。この書斎は家族共同のもので、主にニョン婆のモノの本が占めている。そして外界の新聞もいくつかここに置いてあるのだ。

 

 

ルーシーはその中から最新の新聞を手に取った。だいたい1週間前くらいのものだろうか、新聞の記事には

 

 

 

『伝説の海賊、冥王がシャボンディー諸島から消える!?これからの海はどうなってしまうのか?』

というものだった。

 

 

ルーシー「これは俺の前世の記憶にはないものだ。俺の存在により世界にズレが生じているかもしれないのか?」

 

 

 

 

 

 

ルーシーは新聞や文献、童話、剣術の指南書など、書斎にあるものはすべてを読み漁った。

 

 

 

 

 

 

 

 

そのとき、島の反対側の海岸では.........

 

 

 

 

 

 

 

 

レイリ―「ふぅ、ほとんど毎日シャボンディ―諸島にやってくる海賊たちと戦闘をしていたせいか体は鈍っていないようだな。途中ボートが壊れてしまったときはさすがに焦ったが...」ジャボッ

 

 

海から上がってきたこの人物は、かの有名な冥王である。

忘れてはならないことがある。この女ヶ島が浮かんでいるのは凪の帯(カームベルト)の上であることだ。この男はそんな海を泳いできたのか。きっとそんな芸当ができるのはレイリ―のほかに超人ハルクくらいだろう。

 

 

現在のレイリ―の服装は短パンのみ、靴も履いていない。そのほかには首にかかっているチェーン付の宝箱と背中にかけてある二本の、一本は両刃剣、一本は刀のモノだけだ。たったそれだけ

 

 

 

レイリ―「この時が来るまで、五年......早く会いたいものだな。ルーシーよ」

 

 

 

 

レイリ―は急いで妻子がいるであろう家へ向かおうとしたが。自分がビショビショであることと、ここが女ヶ島であることを思い出して、とりあえずこの森で野宿しようと考えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

 

 

 

 

 

窓から差し込んでくる太陽の光と、小鳥のさえずりによって気持ちよく目を覚まさせたルーシーは自分の肩に毛布が掛けられていたことに気づく。

きっとニョン婆が掛けてくれたのだろう。ブラックローズが俺がここで寝ていたことに気づいたらお姫様抱っこで寝室にまで連れていくに違いない。

 

昨日は遅くまで本を読み散らかしていたのだが、あたりをみても散らかった様子は見られない。

 

 

ニョン婆は本当にお婆ちゃんをやってくれている。ぽたぽた焼のお婆ちゃんくらい優しい。

 

 

ルーシーは一刻も早くユニークな顔苦手体質を直そうと決意する。

 

 

 

 

 

三人で朝食をとる。ブラックローズに朝どこにいたのかを聞かれたりしたがそれ以外には特になかった。

ニョン婆の顔を見たが、それほど苦手意識もなくなっているようだ。この調子なら1週間もしないうちに克服しそうである。

護身用の短刀と拳銃、水筒と弁当、植物図鑑と日記手帳、筆記用具が入ったバックを背負い母たちに出かけてくると伝え、返事を聞く間も惜しんで扉は叩き開け家を出た。

 

 

今日は島の裏に行ってみようと思った、というのも昨日見た1週間前の新聞に「冥王がシャボンディー諸島から消失した」という記事があったからだ。原作では【暴君】クマによりルフィーは弾かれ、ここ女ヶ島に1週間かけて到達し落下した。曖昧だが、シャボンディー諸島と女ヶ島は比較的に近いという印象があった。

 

つまりだ、もしかしたら冥王がここに来ているかもしれない。とルーシーは結論付ける。

 

 

 

 

 

島には三日月型の壁が反り立っている、その壁に登ることは可能だが、島の裏に降りることはできない。島の裏には島の沿岸から周らないと行けない。

ルーシーはやっとの思いで辿り着いた。

 

 

 

ルーシー「ふぅ、森の中怖すぎだろ...もう帰ろうかn ガサガサ  ヒィ!!!」

ガサガサと何か動いている。ニョン婆が言っていたことを思い出した。

 

『島の裏にはイノシシのBOSSのオッコトと、黒豹のBOSSのバサラがいるから、絶対に行ってはいけない。』と

 

 

ルーシーは戦うことはせず、急いで木の上に避難しよとしたが。シゲミから出てきたのは予想とは全然違うモノであった。

 

 

 

レイリ―「もしかして、君はルーシーか?」

 

 

 

シゲミから出てきたのは冥王だった、ルーシーの推察は間違っていなかったようだ。

 

 

 

ルーシー「そ、そうだけど...。すげぇ、冥王だ!」

 

レイリ―「!!!!少し質問いいかい?君の母親は?それと父親のことはしっているかい?」

 

 

レイリ―は、目の前にいる子が自分の子であると分かり一瞬喜色の表情を浮かべるが、父親である自分のことを知らないのではないのかと、すぐさま焦った表情にかえてみせた。そして

 

 

ルーシー「お母さんはブラックローズだけど、父親は知らない。」

 

 

 

ガーーーーーーーーーーーーン   ピシャーーン!

 

 

 

レイリ―は雷が落ちたかぐらいの衝撃を受けた。

 

 

 

レイリ―の心の荒れ模様のことなど露知らず、ルーシーはレイリ―に修行を付けてもえばいいじゃんという事を思いついた。

 

 

ルーシー「レイリ―!!俺に修行つけてくれ!!」

 

 

レイリ―は気絶していたがルーシーの叫びによって目を覚ます。

この子が自分の子であるとわかったからなのか、さきほど傷心したばかりだったはずの心が一気に晴れた。

なんと可愛らしい子であるのか......目元はブラックローズにそっくりであるが、全体的に自分に似ている。

なぜだがレイリ―の目にはルーシーの周りに、ポワポワと花弁が舞っているように見えた。

 

 

レイリ―「ルーシー、分かった!修行を付けよう、だけどその前に......。君の父親は私だ!」

 

 

 

ええぇぇぇぇーーーーーーー!!!   ピシャーン

 

 

 

ルーシーも雷が落ちたかぐらいの衝撃を受けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

...........................................................................................................................................................................

 

ザッパーーン

 

 

静かな波が絶え間なく押し寄せてくる砂浜に、冥王と少年の姿があった。

父と子のハジメマシテから5時間は経過した。

 

その間に何をしたかと言えば、お互いの軽い自己紹介からどんな修行をしたいのか、今はレイリ―の冒険記について聞いていた。

 

レイリ―は最初自分のことをどう呼ばせようか思案していた。

『パパ、お父さん、お父ちゃん、親父』この中から選ぼうにも選べず、結局ルーシーがお父さんと呼ばせてくれとのことで、お父さんと呼ばれることになった。(本当はパパと呼ばれたかったのは言うまでもない)

 

逆にルーシーの呼び方をどうしようか考えており、『ルーシー、ルーちゃん、ルーシーちゃん』。この中から選ぼうにも選べず。

う~ん、う~んと唸っていたところ。ルーシーが横から『ルー君とか、ルーシー君とかはないの?』と言ってきた。意味も分からずレイリ―は首をかしげながら問う。

 

 

レイリ―「何をいってるんだ?君は女の子だろう?」

 

 

レイリ―がこう思うのも無理はない。妻のブラックローズはアマゾネスである、疑うこともなく産まれてくる子が必然的に女の子だと思っていた。それにルーシーの容姿も女の子そのものだ。ニョン婆もブラックローズもルーシーが男だとばれないように服は女物を着させていた。まだ5歳の子供であるので、中性的であるし髪もフワフワで肩にかからないくらいの長さである。声変わりもまだまだ先だ。だれも男だとは思わない。だからルーシーのいう事が理解できない。

 

 

ルーシー「いや、俺男だけど............」

 

レイリ―「なにを言ってるんだ?お父さんを驚かそうとしているのかい?まったく、君はどんだけ可愛ければ気が済むのかね」

 

ルーシー「男だって!」

 

レイリ―「またまたー」

 

 

馬耳東風であるレイリ―にはこれしかないと言わんばかしに。ルーシーは立ち上がりおもむろに自分のズボンに手をかけ一気にずりおろした。レイリーの目の前には下裸の愛娘。ただ、ルーシーの股間には紛れもない(おとこ)が付いていた。

 

 

この日、三度目の雷が落ちたことになる。

 

 

 

 

 

レイリ―「これからも、ルーシーと呼ぶことにするよ」

 

 

結局これに落ち着いた。

 

 

 

 

 

レイリ―「でも、どうして男が生まれてきたんだ?」

 

ルーシー「わかんない.........でも、ニョン婆なら知ってると思う。俺はまだ聞いたことないけど、これから聞こうと思ったけどね。」

 

レイリ―「ニョン婆?お婆ちゃんかい?でもブラックローズは自分の母親のことは言ってなかったような.........。」

 

 

結果、レイリ―はブラックローズが何故父親のことを話してくれなかったのか、ニョン婆のことを話してくれなかったのか。この5年間音沙汰がなかったのか。愛する妻に不信感が募るばかりである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルーシー「ねぇ、その宝箱はなにが入ってるの?」

 

ルーシーはこの、THE冒険、の証である宝箱に興味を示す。聞かずにはいられない。

 

レイリ―「あぁ、これはルーシーに上げようと思ってね。プレゼントといったところだ、開けてみるといい。これはそのカギだ」

 

 

ルーシーはレイリ―から鍵を受け取り、小さな宝箱に差し込む。ガチャっと音を立てパカッとふたを開けると中に入っていたのは奇妙な柄の果物だった。

 

 

ルーシー「ゴクッ、これって.........悪魔の実?」

 

レイリ―「そうだ、よく知っているな。それと、これもプレゼントだ。海水で濡れてしまったが手入れはしてある」

 

 

レイリ―が渡してきたのは一本の刀だった。ルーシーは初めて見る刀に興奮を抑えられない、悪魔の実のことはすっかり頭から抜けてしまっている。その刀を手に取るが想像以上の重さに落としそうになる。しっかりと鞘を握り、刀を引き抜く。

 

 

シャリィィィィィィィィン

 

 

ルーシーは初めて聞く鞘と刃が擦りあって響くこの音に心を奪われてしまった。本来、主人公の知っている日本刀という武器は世界中で最高の切れ味を誇るものであるが、刀を鞘から引き抜いたとしてもこのような音がなることはない。だから、それはこの世界の加工技術の高さを物語っていた。

 

 

ルーシー「俺、この剣に似合うような剣士になりたい!!!!剣を教えてくれ!!!お父さん!!」

 

 

レイリ―は『お父さん』という甘美な響きに酔いしれる。「あぁ、いいぞ。教えてあげる」と空返事した。

 

 

レイリ―「その刀は最上大業物12工の1工、【暴食】だ。」

 

ルーシー「【暴食】?」

 

レイリ―「そう。その刀は常に最高の切れ味を発揮するんだ。さっき私が言った『刀の手入れ』というのも、ただイノシシの体を切り刻んだだけ。例え刃こぼれした時でも刀身が折れても【暴食】は血液中に含まれる僅かな鉄分でさえ吸えば元の形に戻る、と、言うのも、その刀を打つときに使われた金属は『血吸鋼』とよばれているもので。その名の通り血を吸う鋼。とても希少で世界中さがしても現在10kg程しか見つかっていないそうだ。『血吸鋼』は加工が非常に難しい。『血吸鋼』を使った刀など、この【暴食】の一本だけだ。」

 

 

例えるのなら、NARUTOの再不斬が使っていた【首切り包丁】と似たようなものだろう。

 

 

レイリ―「さっきも言った通り、最高の切れ味を誇るこの刀は取り扱いが非常に難しい。私が認めるまで、この刀は抜いてはならないぞ。念のため鍔と鞘の部分を布でグルグル巻きにして抜けないようにしようか。」

 

 

レイリ―はそういうとルーシーから刀を取り上げようとする。

 

 

ルーシー「ちょちょちょ、待って‼もう少し見てたい!!」

 

レイリ―「危ないからダメだ」

 

 

ルーシーとレイリ―は【暴食】を取り合う。

 

ルーシーは刀を離さないように全ての体重を掛ける。一方レイリ―は可愛い息子の手前強引には奪えないので力は殆どかけていない............。しょうがない、もう少し刀を持たせてあげるか。。そう思い力を緩めた瞬間、ルーシーの手から【暴食】が鞘だけ残しすっぽ抜けた。刀身だけが宙に舞う。レイリ―は冷静に自分たちには被害はないだろうと判断し、すぐにルーシーを抱き寄せ身を守る。宙を舞った【暴食】は、置いてあった悪魔の実をスパッと一刀両断し地面に深く突き刺さる。その瞬間。

 

 

悪魔の実は消失した。

 

 

かの有名な天才科学者Drぺガパンクは、モノに悪魔の実を食べさせる実験を成功させた。原作でも、アラバスタ編ではイヌイヌの実モデル:ダックスフンドを食べた大砲、エニエスロビー編ではゾウゾウの実を食べた刀が登場したがどちらの悪魔の実も動物系(ゾオン)であった。

 

 

ルーシー「お父さん、あの悪魔の実って何だったの?」

 

レイリ―「あれはブキブキの実、食べた人間は自在に体の一部を武器に変えることができるようになる。超人系(パラミシア)のものだ。Drぺガパンクがモノに悪魔の実を食べさせる実験を成功させたとは聞いたが、切るだけでいいものなのか?」

 

 

ルーシーは刀に近づき地面から引き抜いた。

 

 

ルーシー「なんも変わったことはないけど......。」

 

 

だが、次の瞬間に【暴食】が姿を変えた。

 

 

刀であった【暴食】は42口径の自動拳銃になった。【暴食】としての印象も残っている。

 

 

「「すごいな」」

 

 

レイリ―「元に戻せるのか??」

 

ルーシー「まって、念じればいいのかもしれない」ムムムムムムムムム

 

はぁ!!

 

 

ルーシーがもとに戻れと念じたら【暴食】は元の刀の姿に戻る。

 

 

レイリ―「私でもできるのか?ルーシー、それを貸してみなさい」

 

 

ルーシーは何も言わず素直に【暴食】を渡した。受け取ったレイリ―は拳銃をイメージして念じるが、何も変化は訪れなかった。

 

【暴食】はまるで意志を持ったかのようにレイリ―に刃を向けた。

 

レイリ―は慌てて刀を放り投げる。また動き出す危険もあるためしばらく様子を見ていたが結局のところ【暴食】は動かなかった。

 

ルーシーはレイリ―を一瞥した後【暴食】を拾い上げ鞘にしまった。レイリ―はルーシーに近づき再び【暴食】に触れようとしたが。その時。

【暴食】は篭手に姿をかえ、ルーシーの腕にしっかりと巻き付く。【暴食】を引きはがそうものならルーシーの手を切断しない限り無理だろう。

 

 

レイリ―「随分と懐かれたもんだな。大切にしなさい」

 

 

レイリ―はルーシーの腕に巻き付いた【暴食】に嫉妬の目を向けた

 

 

ルーシー「うん、今日はもう帰ろうかな。お母さん心配するし。お父さんもくるでしょ?」

 

レイリ―「いいのか?ばれたらまずいんじゃないか?」

 

ルーシー「ばれなきゃいいんでしょ?行こう。」

 

 

 

太陽が西に傾き、女ヶ島全体を朱色に染め上げた夕方5時頃。

ルーシーはレイリ―の手を取り、家族の待つ暖かい家に帰ろうとした。

 

 

 

 

 






良いパパやん.........。

作者は、レイリ―を魔改造しましたが、普通にパパやれそうでよかったよ。


次回もよろしくお願いします!
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