フレンズ   作:加代

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はじめまして、加代です!
今回は未来と今を行き来する物語を作ってみました。
最近、忙しく1ヶ月に1回投稿という、もっとも少ないかもしれませんが、時間がある時には投稿するので今後共々よろしくお願いします。
ぜひ、最終話まで見てください(^O^)


タイムスリップっ!?

「これで授業を終わります。」

 

「キオツケ、例ーーーありがとうございました。ー」

 

日直の合図と共に皆は席を立ち始め、各自廊下に向かったり、友達に話に話しに行ったりと教室がにぎやかになる。

 

ー今は7月のなかばー。

 

もうすぐ夏休みといったところだ。

 

髪を下ろしていて左側の前髪をピンでとめている少女、愛田未来(あいだみく)は本をだし、1人黙々と読み続けた。

 

ここは名門中学校。

 

小学生の時、友達がいなく1人ぼっちだった未来は思い切って家から遠い学校を受験した。

 

でも、話すのが苦手で結局友達は作れなかった。

 

ただ、3ヶ月前まではー。

 

「未来〜、また読んでるの?」

 

わりとフレンドリーなショートカットで左側の髪の毛を少しはむすんでいる少女、桜ひよりが話しかけてきた。

 

そう、ひよりは地味で静かで何もできない未来に話しかけてくれた、たった1人の友達だ。

 

 

 

 

 

ー新学期の時ー

 

「ふぁ〜〜〜」

 

午前、6時。

 

未来は目覚めると1人で朝食とお弁当を作り始める。

 

もともと、親が仕事でなかなか帰ってこないので未来にとってはいつものことだ。

 

そして、午前8時。

 

家の玄関の戸締りをし、暗い表情で学校に向かった。

 

学校に行く途中、綺麗な桜の木が並んだ場所があるが、もう枯れかけている。

 

学校につくとクラスがかかれた紙が配られた。

 

(2年4組か…)

 

一緒にいたい友達すらいない未来にとってはクラスなんて関係ない。

 

未来は黙って教室に入り、自分の席に座った。

 

知ってる子も何人かいるけど去年クラスが違った子はほとんど分からない。

 

未来は本を取り出すと1人で読み始めた。

 

本は未来を救ってくれる。

 

本を読んでいれば誰も話しかけてこないし、1人ぼっちにもみられない。

 

「ねぇねぇ、何読んでるの〜?」

 

その時、1人の少女が話しかけてきた。

 

「あっえっと…」

 

あまり話したことのないタイプの子でつい目をそらしてしまう。

 

「あっ!ごめん!!自己紹介まだだったね(^O^)/」

 

少女は笑顔でいった。

 

「私、桜ひより^_^今年、名古屋から引っ越してきたんだ〜」

 

「へぇ〜」

 

「愛田、未来ちゃん…だよね?」

 

未来の待っていた筆記用具に書いてある名前をみていった。

 

「うん…」

 

話しかけてくれるのも始めのうちだけだ。

 

そう思っていた未来は下も向いたまま小さな声で答えた。

 

「未来でいい?ひよりのことはひよりでいいよ!」

 

でもひよりは未来と話すのを楽しそうに笑いながら積極的に攻めてくる。

 

苦手なタイプだ。

 

ひよりのテンションになかなかついていけない。

 

「分かった、未来でいいよ…^_^;」

 

嫌われるのも嫌だったからとりあえず、目線も少し上へ上げた。

 

ひよりは未来の目をしっかり見て話す。

 

そこまではできないけど、勇気をだしてひよりを少し見た。

 

「よろしくね!未来(≧∇≦)」

 

それから未来はひよりに学校を案内するようになった。

 

1週間後には放課後遊ぶようにもなり、すっかり友達といえる関係になった。

 

 

 

 

ーそして今ー

 

「未来、一緒に帰ろ〜^o^」

 

「でも部活は?」

 

ひよりはダンス部に入っている。

 

帰宅部の未来は部活がないからいつも授業が終わるとすぐ帰っている。

 

何度かひよりに誘われることもあったが毎回断ってきた。

 

本当はダンスは好きだけどこんな未来がやっていたら周りからどう思われるか。

 

きっと似合わないなどと言われるに決まっている。

 

だから未来は部活に入れない。

 

「あー、今日は休み。久しぶりに遊ぼうよ(^ー^)ノ」

 

「うん!いいよ^o^」

 

こうして2人は家へと向かった。

 

「未来はさ〜」

 

ひよりが話しかけようと後ろを向くと未来が1枚の紙を手にとって見ていることがわかった。

 

真剣に見ているせいか、未来はひよりに気づかない。

 

「ん?何見てるの?」

 

覗き込んでみるとその紙には【ダンスメンバー募集中】と書いてある。

 

「未来、出るの?」

 

「えっえええええっ!?」

 

未来はやっと気づいたようだ。

 

そして、慌てて紙を隠した。

 

「もう、ひより!勝手に見ないでよ〜」

 

未来は顔を真っ赤にしながら恥ずかしそうに言った。

 

未来がダンス好きなことをひよりに知られたらもう終わる。

 

「やらないよ」

 

未来が言い切るとひよりは不満そうに口を膨らませた。

 

だが、すぐひらめいたような表情に変わった。

 

「じゃあやっぱりっ!!ダンス部入ってよ(≧∇≦)未来が来たらもっと楽しくなるし〜」

 

ひよりは未来に飛び乗るように抱きつき目をジーッと見つめてきた。

 

それに応えるよう、未来はわざと目をそらした。

 

「私はね、そんなの興味ないの」

 

「えぇ〜〜〜」

 

文句を言うひよりから逃げるように未来は歩く速度を早めた。

 

「ちょっとまってよ〜」

 

ひよりは笑いながら追いかけてきた。

 

今日はあと少しで晴れそうだが地味に晴れないようなパッとしない天気、花曇りだ。

 

未来とひよりはいつものように帰り、話し、昨日と変わらないまま歩いて行った。

 

「ひより、またね!」

 

「うん!バイバーイ^o^」

 

2人の家の近くの曲がり角で2人はそれぞれの家の方向へと別れた。

 

未来が手を振るとひよりは大きく手をひろげ、振ってくる。

 

「そうだっ、未来ー!今日未来の家行っていい?」

 

ひよりは慌ててふりかえり、だいぶ離れた距離から大声で言ってくる。

 

周りの目線が未来とひよりに集まる。

 

(もう、恥ずかしいよ…>_<)

 

でも、そんなひよりがなんだか子供っぽくて可愛く見える。

 

だから、未来は何度もひよりに付き合って行っちゃうんだと思う。

 

「うん、いいよ(^_^)」

 

未来は軽く笑いながら言った。

 

家に帰ってから10分後、早速ベルがなった。

 

未来は階段を下り、ドアを開けた。

 

「お邪魔しまーす‼︎」

 

ひよりは慣れているよに未来の家に上がった。

 

2人は友達になってからまだ3ヶ月しか経っていないが未来の家には何度も行っている。

 

「やっぱり未来の家は落ち着くな〜」

 

「そうかな〜?」

 

部屋に入るとはよりはパソコンを指差し言った。

 

「ねぇ、パソコン使っていい?」

 

「あ〜いいよ^ ^」

 

そう言うとひよりはいつも未来のパソコンを使っているので慣れているせいかもくもくと調べ始めた。

 

「何見てるの?」

 

未来が覗き込むとそこには太陽に照らされた橋と湖の写真があった。

 

どうやら東京都のお台場にあるらしい。

 

「綺麗だよね。」

 

「うん」

 

「今度さ、一緒に行かない?」

 

ひよりは少し大人びた表情で言った。

 

「うん(^-^)」

 

この時はまだ、未来は知らなかった。

 

この湖に何の意味があるかなんて。

 

そうこの日までは、ただ何も考えないで過ごしてた。

 

それから2人は日が暮れるまで話して遊んでいた。

 

「あっ私、そろそろ帰らなきゃ!」

 

ひよりは突然立ち上がり帰るしたくを始めた。

 

それから階段を駆け下り、扉の方向へと向かった。

 

「またね、ひより^ - ^」

 

「うん!また明日。」

 

その夜、未来はベットの上に座りスマホのラインをいじっていた。

 

未来のライン友達は母親とひよりしかいない。

 

(私には、ひよりしか…)

 

私にはひよりしかいない。

 

もしひよりがいなくなったら未来はまた1人になってしまう。

 

そう思うとすごく辛い。

 

未来はつい下を向いてしまう。

 

「あれっ何これ?」

 

未来の視線には王冠の髪飾りが映った。

 

部屋が暗かったせいか、ピンク色に輝いていて目に焼き付けられる。

 

未来は自分のかは自覚がなかったが無意識に電気をつけて鏡の前で王冠をつけていた。

 

「あっあれ?私、なんでこんなこと?」

 

鏡に映る自分と目が合い、未来は無意識にやっていたことに気づいた。

 

(でも、可愛いな。この髪飾り)

 

未来は右側の髪を少しとり、王冠の髪飾りで結んだ。

 

未来には似合わないぐらい可愛い髪飾り。

 

誰のかは知らないが、未来のではないだろう。

 

「ひよりのかな?」

 

髪を戻そうとした瞬間、下で母親の声がした。

 

「未来ーーー、起きてる?」

 

「今から行くーー!」

 

髪飾りを取るのは後回しにし、未来は階段を駆け下りた。

 

「お母さん、明日からしばらく出張入っちゃうから帰ってこれなくなるけどいい?」

 

「うん、分かった」

 

4年前、未来の父親は仕事でもめていた人に殺された。

 

それから母親は必死で仕事を探し、父親の残した借金を返す為、ほぼ1日中外にいる。

 

突然の出張もそう珍しくない。

 

少なくとも月に1回は出張に行っているのだから。

 

だから、 寂しいとかショックとかの次元を乗り越えて当たり前のようになってしまった。

 

(そのおかげで家庭科の成績は一気に上がったけど…。)

 

気がついたら深夜12時になっていた。

 

未来は自分の部屋に戻りベットで寝た。

 

(4年後の私は、どういう生活送ってるだろう。もっと明るい人生だったらいいのにな)

 

4年前、家族みんなで撮った写真を眺めながら未来はそんなことを考えていた。

 

4年前のあの頃は、友達もたくさんいて毎日が楽しかった。

 

いつも笑っていた。

 

今とはまるで、正反対。

 

12時15分、未来はやっと眠りについた。

 

次の日ー。

 

「ふぁ〜〜〜」

 

朝、6時30分。

 

未来は目を覚ました。

 

体に少し異変を感じたか半分寝ぼけていたせいか、その時はあまり気づかなかった。

 

未来はパジャマのまま、1階に降りた。

 

「未来ー、早く朝ご飯食べちゃいなさーい。」

 

なんとそこのは本当は出張に行っているはずの母親がいた。

 

「えっちょっとお母さんっ!?出張はっ!いいの!?」

 

母親は首を傾げている。

 

「出張って…なんのこと?」

 

「えっ………」

 

何かがおかしい。

 

未来の頭の中はそのことでいっぱいだった。

 

「それより今日、朝練あるんでしょ。昨日から部長なんだから1番に行って準備するって気合い入ってたじゃない?」

 

(部長…私が…?そもそも部活なんて、私…)

 

よく見ると母親も昨日と比べて少し老けた気がする。

 

それに髪も伸びている気がする。

 

未来は慌てて自分の部屋に戻った。

 

「ちょっと未来〜」

 

何かがおかしい。

 

まるで昨日とは別世界にいるみたいに。

 

私もお母さんも、周りの環境も、全部。

 

「嘘………何これ………」

 

鏡に映った未来の姿は自分でも分からないぐらい変わっていた。

 

まず、身長は150cmから158cmぐらいに伸びている。

 

そして、髪の長さも首あたりから腰にかかるぐらい伸びていた。

 

胸をAカップからだいぶ大きくなっていそうだ。

 

「まるで、高校生みたい………」

 

あまりにも変わった自分の姿に驚きを隠せない。

 

髪には寝る前につけた王冠の髪飾りだけがそのままの形で残っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうでしたか?
1話ではあまり未来や過去についてかいてませんが、2話では未来のことをたくさんかく予定です。
楽しみにしておいてもらえると嬉しいです!
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