μ's……卍解!!   作:Tanaki

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第2話の始まりです!
今回で前回に登場した黒い着物の女の子と怪物の正体が分かります。

では、ごゆっくり読んでください。

サンシャイン!!面白い!!


2話 死神

【穂むら】

 

学校が終わり、家に帰宅した穂乃果は自分の部屋のベットで横になっていた。

 

穂(あれは一体なんだったんだろう?)

穂(あんな怪物今までに見たことがない……それにあの黒い着物を着ていた人は何者なんだろう?)

 

今朝起きたことを考えるが謎が深まるばかりだった。

 

 

 

ヒラヒラッ

 

 

穂「んっ?」

 

 

開けていた窓から黒い蝶が1匹部屋に入ってきた。

 

すると、壁に黒い渦のようなものが現れた。その中から今朝現れた黒い着物の女の子が出てきた。

 

?「よいしょっと」トンッ

穂「あなた…今朝の…」

 

女の子は穂乃果に目もくれないで部屋を見渡す。

 

?「………」チラッチラッ

穂「ねぇ…あの……」

 

声をかけるが女の子は反応しない。

 

?「近い……」

穂「ねぇってば!」ガシッ

 

しびれを切らした穂乃果は女の子の腕を掴む。

 

?「えっ!?」

穂「呼んでるのに無視しないでよ!」

 

女の子は腕を捕まれたことに驚いていた。

 

?「もしかして……私が視えるの?」

穂「当たり前じゃん!目の前に居るんだから」

?「おかしいなぁ……普通は視えるわけないのに」ウーン

 

女の子は頭を抱えて悩んでいる。

 

?「まぁ、視えたものはしょうがないね」

穂「ねぇ、あなたは何者なの?」

?「私?私は………

 

 

 

 

 

 

 

 

              死神です♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

穂「死…神?」

死神「うん♪」

 

穂乃果は驚いた顔で死神を見ている。

死神はそのまま説明を続ける。

 

死神「死神の仕事は(プラス)の魂魄を霊界・尸魂界(ソウル・ソサエティ)に導くのが仕事で、それと…」

穂「整の魂魄?尸魂界?」

 

次々に出てくる言葉に穂乃果は混乱していた。

 

死神「整の魂魄っていうのは……あっ、丁度いいところに」スラッ

 

死神は突然刀を抜き始めた。

 

穂「ちょ、ちょっと!何するの!?」

死神「……」ブンッ

穂「わぁっ!」

 

 

ポンッ

 

 

穂「あれ?」

 

横を見てみると昨日から穂乃果に憑いていた女の霊に死神は刀の柄の先を霊の額に当てていた。

 

霊「いやです……地獄に落ちたくないです」ブルブルッ

死神「大丈夫です。あなたが行くのは住みやすくて自由な尸魂界ですよ」ニコッ

 

すると霊の下が光だし、その光に霊は吸い込まれていく。霊の表情はどこか安心したような表情だった。

 

穂「今のなに?」

死神「今のは魂葬って言うの。整の魂魄、普段あなたが視えている大人しい霊達を尸魂界に送るのが私達死神の仕事なの」

 

死神の説明になるほどと穂乃果は頷く。

 

死神「でも、死神の仕事はそれだけじゃないの。(ホロウ)っていう悪の魂魄を浄化するのも私達の仕事なの」

穂「虚って、今朝に死神さんが倒した怪物のこと?」

死神「そうだよ」

 

死神は説明が終わったようで再度穂乃果を見つめる。

 

死神「……私の話、信じてくれる?」

穂「……」

 

死神は不安そうな顔で穂乃果に訊く。

 

 

 

 

穂「もちろんだよ!」コクッ

 

穂乃果は笑顔で死神に頷く

 

死神「えっ!?本当に信じてくれるの!?」

穂「だって死神さんの話は嘘じゃないんでしょう?それにあの怪物を見たんだし信じるしかないよ!」

死神「ありがとう」

 

死神はほっとしたのか笑顔に戻る。

 

穂「でも、そんな危険な虚?を早く退治しないと!」

死神「うん。あと1匹いるはずなんだけどうまく気配は察知出来なくて……。何か大きな力が邪魔してるような………」

 

死神が話している最中に穂乃果は何故か耳を澄まし始めた。

 

穂「もしかして、今聴こえてるのが虚の声?」

死神「へっ?そんなの聴こえ……」

 

 

 

 

 

 

ウォォォォォォォォ!!!!

 

 

 

死神「……!!」カチャッ

 

 

突然雄叫びが聴こえ、死神は刀を握る。

 

死神「虚の声……」

穂「ほら、聴こえたでしょ?」

死神(もしかして、この子は最初から聴こえていたの?)

 

 

 

ドォォォォン!!!!

 

キャーー!!!!

 

1階から叫び声が聴こえた。

 

穂「雪穂!?」

死神「……!」バッ

 

叫び声が聴こえたと同時に死神は部屋を飛び出す。

 

 

ゴォォォォ

 

死神(凄い霊圧………これに私は気付かなかったの?)

 

死神は今まで気付かなかったことに疑問を持ちながら1階へと降りた。

 

ザッ!

死神「……!」

 

1階で見た光景は店の玄関が破壊されており、杞穂が血を流して倒れていて外ではゴリラのような虚が雪穂を握り絞めていた。

 

穂「なに……これ…?」

 

穂乃果も1階に降りていてこの光景を見て動揺している。

 

死神「下がっていて、こいつは私が!」

穂「そんなのいや!私も雪穂を助ける!」

死神「それはダメ!!虚はあなたを狙ってるの!」

穂「えっ?……」

 

死神の言葉に穂乃果は驚く。

 

穂「私を狙ってるって……」

死神「さっきは言い忘れてたけど虚は霊力の高い人を好んで襲うの、あなたは霊力が大きすぎるから周りにも影響してるの!」

穂「そんな……でも!」ダッ!

死神「…!待って!」

 

穂乃果は死神の忠告を無視して、雪穂を掴んでいる虚の手に体当たりした。

だが、虚は微動だにせず体当たりしてきた穂乃果を払いのけた。

 

穂「うわぁっ!」ドサッ

穂「くっ!」

死神「はぁぁ!!」ブンッ!

ズバッ!

虚「うぉぉぉぉ!!」

 

虚の腕を死神が切りつけた。虚は痛みに耐えきれず掴んでいた雪穂を手離した。

 

穂「危ない!」ガシッ!

 

落ちる雪穂をギリギリでキャッチする。

 

死神「早くその子を連れて逃げて!」

穂「ねぇ……さっきの話って本当?」

死神「話?」

 

穂乃果は雪穂を安全な場所に移して、死神に問う。

 

穂「私の力が強すぎるから雪穂やお母さん、今朝の女の子が襲われたってこと?」

死神「……うん」コクッ

 

穂乃果の質問に死神は頷く。

 

穂「………」ダッ!

死神「あっ!ダメ!!」

 

穂乃果は虚の目の前に立ちはだかった。

 

虚「なんだ?自分から喰われに来たのか?」

穂「あなたが狙ってるのは私なんでしょう……だったら他の人を巻き込まないで!」

虚「そんなの知るか。俺はただ霊力のある人間を喰うだけだ」ギュンッ!

穂「……!」

 

虚は素早い動きで穂乃果に噛みつこうとした。

 

ブシューッ

 

真っ赤な血が辺りを染める。

 

しかし、それは穂乃果の血ではなかった。

 

 

 

穂「な、なんで……?」

 

 

 

死神「…ダメ……だよ。あなたがいなくなっても、あの虚は他の皆も襲うつもりだよ」ガクッ

 

穂乃果を庇うように死神は虚に肩を噛まれいた。

 

死神「くっ…」ズバッ!

 

振りほどく瞬間に虚の顔を少し切りつける。

 

虚「うぉぉぉ!!」

 

顔を切りつけられた虚は痛みに悶える。

 

穂「死神さん!」

死神「自分が居なくなったらなにもかも解決するなんて考えないで…」ハァッハァッ

 

死神は力を振り絞り壁に寄りかかる。

 

死神「あなたは家族を守りたい?」

穂「当たり前だよ!!」

死神「だったら……」

 

すると死神は穂乃果に向かって刀の刃先を構える。

 

死神「あなたが死神になって虚を倒すしかない!」

穂「……!そんなことが出来るの!?」

死神「分からない………でも、私の刀をあなたの体の中心に刺して力を注げば可能性はある」

 

可能性の低い提案を死神は穂乃果に持ちかける。

 

穂「………分かった。私はあなたを信じる!!」ガシッ!

 

穂乃果は真っ直ぐな目をして、死神の刀を自分の体の中心に置く。

 

穂「私は高坂 穂乃果。よろしくね死神さん」

こ「死神さんじゃないよ、私の名前は『南 ことり』です。よろしくね穂乃果ちゃん」

穂「うん!よろしくね、ことりちゃん!」

 

 

グサッ!

 

ことりの刀が穂乃果の体を貫く。すると……

 

ドォーーーン!

 

ギューーン!

 

こ(くぅ……力が吸いとられる。半分のつもりなのにこのままじゃ……)

 

こ「はぁ…はぁ……」

 

ことりは黒の着物から白装束の姿になっていた。

 

こ(死神の力が全て取られちゃった………でも、これは成功………)

 

 

 

 

 

バタンッ

 

 

こ「えっ?」

 

穂乃果は刀が刺さった状態で地面に倒れ、ピクリとも動かない。

 

こ「穂乃……果ちゃん?」

虚「なんだ自滅したのか?しかも死神の方は力を失ってるみたいだな」ゲラゲラゲラッ

 

傷が回復した虚は今の状況を見て、高らかに笑った。

 

虚「生きたまま喰いたかったが、まぁいいだろう」

こ「……」ザッ!

 

ことりはボロボロの体で虚の前に立つ。

 

虚「その体で俺と戦うってか?」

こ「私は死神……現世の人達を守るのが私達の宿命です!!」

虚「……なら……死ねぇぇぇ!!!!」ブンッ!

 

虚はデカイ拳をことりに降り下ろす。

 

 

こ(私もここまで……だね。ごめんね、お母さん、お姉ちゃん……

 

 

 

 

              真姫ちゃん)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「させないよ」

 

 

 

 

ズバッ!

 

ボトッ

 

こ「……えっ?」

 

ことりは無事で、攻撃しようとしていた虚の腕が切り落とされていた。

 

虚「ぐぁぁぁぁ!!!!」

こ「……」チラッ

 

目の前を見ると身の丈程あるデカイ刀を持ち、死神と同じ黒い着物を着た何者かが立っていた。

 

 

 

こ「穂乃……果ちゃん?」

穂「うん!穂乃果だよ!」

 




読んでいただきありがとうございます!

ことりちゃんが登場しました!ことりちゃんの存在はBLEACHのルキアの位置になります。
これからどんどん戦闘シーンを書いていくのが楽しみです!

誤字・脱字がありましたらご報告お願いします!
次回もよろしくお願いします。
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