やはり僕の部活動はまちがっている……と思う。 作:二次元ラブ100%
「ただいまー……」
「おかえり兄貴」
奉仕部へ無理やりいれられ、くたびれて家に帰宅した。
夜9時くらい。自転車通学のためと、帰りに寄り道していたからこんな時間になった。
家では弟が出迎えてくれるので、なんとか助かっている。
別に僕はブラコンじゃない。弟だから嬉しいだけだ。
とはいっても、兄なのに弟より背が低いってどうなんだよ。
「今日のご飯は?」
「んー、母ちゃんが冷蔵庫にハンバーグあるからあっためて食べなさいってさ」
「……おう。大智は食べたのか?」
「お先にいただきました」
「そうか」
んじゃ、あっためて食べるとすっか。
冷蔵庫に……ってこれいつのだ?
俺が取り出したのは開けたら異様な匂いのするパック。臭い。
「おい大智。これいつのだ?とても臭え」
「あー、それ半年前か一年前のだね」
「なんでこんなになるまで置いとくんだよ。捨てるかあ。パックごと」
冷蔵庫からなんか臭うなと思ったらこれがあった。
臭え。後で風呂入ら……。
「おわっ!」
何もないところで転んでしまった。
そして、その匂いのするものは僕の頭に……。
「ひぎゃあああああ!!」
「兄貴!?大丈夫か……臭え!?」
「やめろ……。くさいって言うなっ!」
僕の頭から臭い匂いが。やめてえええ!!
「兄貴風呂……あ」
「あってなんだあって」
「そういや今日風呂壊れたから入れんって母ちゃんが」
「………………はあああああ!?」
ええ!?こんなタイミングでかよ!?マジかよおおおお!!ふざけてんだろうが!
………しゃあない。お隣さんに借りよう。
「隣で借りてくるわ」
「あーおけー」
サンダル履いて外に出る。
外は真っ暗で、隣の家に……。って比企谷?
比企谷って書いてるけど……。もしかしてだよな?こんな偶然あるのか?
まあいいや。比企谷くんがでても借りよう。
ピンポーンとインターホンを鳴らす。
「はいはい今出ますねー」
女の声?ああ。小町ちゃんか。
なんか尋ねると小町ちゃんしかいないから小町ちゃんの家で比企谷くんはいないのか。
「って美織さんじゃないですかー。どうした……くっさ!」
「…………お風呂貸して」
「お風呂ですか?今兄が使ってますけど……」
「別にいいよ。兄に許可取ってくるから一緒に入らせてもらう」
「わっかりましたー。ではどうぞっ!」
小町ちゃんに案内され、浴場までいく。
シャワーの音が聞こえてきて、入ってますよってことを伝えてくる。
「お兄ちゃーん。この人も一緒に入れてあげてー」
「はあ?いや、ちょ」
「ではではー」
小町ちゃんが去っていく。
…………まあ大丈夫だよね。僕男の子だし。お兄ちゃんって言うからには相手も男の子だ。きゃーって騒がれる心配もない。まあ言われても行くつもりだけど。
臭い。服の替え持ってくるの忘れたし。
まあ気にしない。僕は服を脱いで、ドアを開ける。
そこには髪の毛を洗っている比企谷くんがいた。
「はあ!?あ、綾瀬!?」
「ここ比企谷くんの家だったんだ」
「そ、そうだが綾瀬がなんでここにいるんだよ」
「だって僕のお隣さんだし」
「はあ?お、お隣?」
まあ無理もないか。中学とか比企谷くん一切見たことないし。話したことすらなかったからな。
最近小町ちゃんと話すようになってきただけの関係だし。
「ってかくさっ!なんだこの匂い!?」
「いやー、うちの母さんが一年くらい前のものを捨てようとしたら転んで頭からぶっかかった」
「災難だなお前も……!」
突然言葉に詰まる比企谷くん。どうしたんだよ。なんで顔を赤く染めてんだよ。
「お、俺上がるなっ」
「へ?あ、ああ」
勢いよく逃げる比企谷くん。
なにがなんだかわからないが、まあいいや。シャワー使わせてもらおう。
「ふいー。匂いとれたかな」
僕は借りたバスタオルで髪を拭きながら着てきた服を着て比企谷家のリビングに。
服にも匂いが移ってるからよければ借りたいがそれは失礼かもな。
「美織さん。服替えないんですか?」
「ああ。替えの服忘れたから」
「じゃあ小町の服貸してあげますのでっ!着てきてください!」
「へ?いや、僕は……」
小町ちゃんが部屋に取りに行く。
…………僕男の子だから女の子に服を借りるっていくらなんでも合わないよ……。
まあ背に腹は変えられないし、着てダメだったら変えてもらおう…。絶対無理だけど。
そして勢いよく階段を駆け下りてくる音が聞こえる。
「美織さんっ!お待たせいたしましたっ」
持ってきたのはスカートだった。
スカートに……他はわからないや。ファッションとかよくわからないし。ファッション雑誌とかみてないからこういうのなんていうかわからない。
…………さすがに女装には気がひけるが。ままよ!
「じゃ、じゃあ着てくるね」
僕は脱衣所にいった。