やはり僕の部活動はまちがっている……と思う。 作:二次元ラブ100%
「ついた!千葉村あー!」
バスに揺られてようやくついた千葉村。
時間は結構かかって、昼飯時だ。まあ、昼ごはんは途中で買って食べたんだけどさ。彩加と。
「ようやくだね。まずは平塚先生を探そっか」
「そーだねーって、あれ比企谷くんたちじゃない?」
「あーなにしてるんだろう」
「話しかけてみようか」
「そーだね」
僕たちは比企谷くんたちに近づいていった。
そして、ふざけて……。
「おはよっ!比企谷くん!」
抱きついた。どう?ドキドキした?男の娘だよ?僕は。自慢じゃないけどね!
「おわっ!あ、綾瀬!」
「八幡。なにしてるの?」
「戸塚!いや。なんだ。なにもしてない」
「なにもしてないの?」
「いや、してないというよりはできないって感じだな。あれ、みてみろ」
比企谷くんが指を指した方向は、イケメンくんがいた。名前はわからないけど、なんか一人の女の子に話しかけてる。
なんか、あの子あそこら辺の人たちと違うような……。ちょっと失礼だけど比企谷くんと同じ感じがする。
「そっか、じゃ、みんなで探そう。名前は?」
「鶴見、留美」
「俺は葉山隼人、よろしくね。あっちのほうとか隠れてそうじゃない?」
葉山くんか。
「見た今の?あいつ超ナチュラルに誘ったぞ。さりげなく名前聞き出してるし」
「見てたわよ。あなたには一生かかっても出来ない芸当ね……
けれど、あまりいいやり方とは言えないわね」
なんとなくは想像できた。あの異質な雰囲気。おそらく僕とか比企谷くんたちも同じぼっち、あるいは友だちが少ないんだ。
そういう奴はあまり目立ちたくないんだよな……。ソースは僕。目立ちたくないんだよ。
葉山くんは僕たちの気持ちも知らず、葉山くんに連れられた。
騒いでいた集団の中に入れられたときに一瞬走る緊張感。そして、変なものを見る目でみている異物感が生じていた。
感情を露わにせず、入ってきたことも咎めたりはしていない、けど、雰囲気が語っている。まるで、鶴見さんを弾劾しているような、圧力をかけている感じが。
「やっぱりね……」
「小学生でも変わらないなあ……」
「小学生も中学生も高校生も変わらないわよ。等しく同じ人間なのだから」
人間みんな平等とはよく言ったものだよね。やっぱり天使は彩加だけなのかもしれない。
彩加マジ天使。
× × ×
カレーというものは、キャンプなどではオーソドックスに作られる料理。それを僕たちは作っていた。
僕は、炭をおこし、火の管理。これがまた難しいものだ。
「暑い」
火の近くは暑いなあ。夏だし余計に暑い。
手の甲で額の汗を拭いながら、うちわを扇ぐ。
一心不乱に扇ぎ続けていると、小学生から声をかけられる。
「おねーさん可愛いね」
「え、色白ーい。おねーさんってシャンプーなに使ってるの?」
…………僕はおねーさんじゃないんだけどな。
「僕はおねーさんじゃないよ」
「え、おねーさんだろー」
「違う違う。僕はお兄さん。男の子だからさ」
「えーっ!男の子には見えないぜ!」
「そうだよぉ!おねーさんは女の子じゃん!」
…………泣いていい?
僕って男の子に見えないの?信じてもらえないの?なにそれ超悲しい。
はあ……。
僕は悲しみながら、また炭をうちわで扇ぐ。
「……………………」
「おねーさん?」
「……………………」
ごめんなさい僕の心が傷つきました。豆腐メンタルの僕。茹でて食べると美味い。
一心不乱に扇ぎ続ける。もういい。僕男の子なのに。男の子なのにいいいいい!!
僕が扇いでいると、葉山くん?が声をかけてきた。
「大丈夫?えーっと」
「………綾瀬 美織」
「綾瀬さん大丈夫?代わろうかい?」
「大丈夫。てか綾瀬さんじゃないし」
「そっか。辛くなったら俺に声かけてよ。代わるからさ」
「わかった」
葉山くんは去っていった。
やっぱりイケメンはすることが違うんだなあ。そう思いつつ、無我夢中に扇いでいた。