鈴歌と申します。
誤字脱字があったり読みにくかったりするかもしれませんがよろしくお願いします。
もし、誤字脱字を見つけたら報告くださいな。
ちなみに所々ややこしい読み方の漢字などは使い分けたりしてます。
「嫌だ!
離してよ!!
私何も悪いことしてない!!」
街の一角に少女の叫びが響く。
彼女に名はない。
何故なら彼女は擬似人格を搭載したロボット、レプリロイドであるからだ。
その為彼女を示す名称は製造された際にナンバリングされる製造番号だった。
「お前と同じ型の奴がイレギュラー化したんだ。
よってイレギュラーの疑いがある。
その為の処分だ。」
「そんなのイレギュラー化した奴を処分すればいいだけの話じゃない!
私は関係ない筈でしょ!?
同じ型だからってなんで私まで処分されなきゃいけないのよ!」
「それが決まりだからだ。
連れて行け。」
警備レプリロイドがそう淡々と説明すると他のレプリロイドが少女の両脇を持って乱暴に回収車へと投げ入れる。
「きゃあ!!
ちょっと、普通女の子投げる!?」
少女の抗議を警備レプリロイドは無視し、一言「煩いな」とぼやく。
「ほんっと信じらんない!
イレギュラー化なんてのに怯えちゃってさ、検査もせずに処分なんて横暴よ!」
回収車の中で少女が憤慨した様子で愚痴をこぼす。
「No.28!!
静かにしないか!
イレギュラーの分際で喚くんじゃない!!」
「私達を検査して異常が出たら大人しくしてやるわよ!!
それに私はイレギュラーじゃありませんから。」
「口答えをするな!!」
少女の意見に同乗する監視役のレプリロイドが少女の頭を鷲掴みにする。
「イタタタタ!!
何すんのよ!!」
「いいか、お前達はもうイレギュラーなんだよ。
偉大なるエックス様の方針に意見するなど身の程を知れ!!」
監視役はそう怒鳴りつけると少女を壁へと叩き付けた。
「いっつ…。」
「おい、あんまり暴れんなよ。
車壊したら俺らまでイレギュラーにされるぞ。
程々にしとけよー。」
運転席側からはそんな声が掛かる。
「ああ、悪い悪い。
イレギュラーの小娘が余りにうるさいもんでよ。」
そう言って監視役は少女の頭を踏みつける。
「人の頭踏まないでよ!」
「゙人゛?」
監視役は少女を睨み付けると先程まで少女の頭を踏んでいたその足を浮かせる。
そしてそのままスイングし、少女の顔や身体を蹴りつける。
「うあ…っ、ぁぐ…っ、がは…っ!」
「貴様らイレギュラーが人の振りをするな!!
お前らはな、人に仇なすイレギュラーなんだよ!!
分かったか、このクソガキ!!」
たまらず擬似血液を吐き出しぐったりとする少女の頭を監視役は再び鷲掴みにし、顔を上げさせるとまるで見せしめのように周囲のレプリロイドに少女の状態を見せ付ける。
「いいか、貴様ら。
このガキのようになりたくなけりゃ変な気は起こすんじゃないぞ?」
少女の状態にざわつくレプリロイド達を尻目に監視役はまるでゴミを捨てるかのように少女をその場に叩き付け、その耳元で囁く。
「お前には俺から頼んでとっておきの死ぬよりつらい処分方法で処分してやるよ…。
俺らに逆らったその勇気を称えてな…。
簡単には死なせねぇぞ…?」
お前の悲鳴が楽しみだと笑う監視役を少女は睨み付ける。
「なんだ、その反抗的な目はぁ!!」
監視役がそう怒鳴りつけ、再び少女を蹴る。
「うあ…っ、ああう…っ!!」
「も、もうやめてください!!
このままでは彼女が死んでしまいます!!」
収容されているレプリロイドの1人が声を上げる。
「構いやしないさ。
どうせお前らは皆くたばるんだ!
それが早いか遅いか、それだけだ…よ!!」
監視役が少女の腹に思いっ切り膝蹴りを入れると少女の口からはビチャアと大量の擬似血液が吐き出された。
「それとお前も俺に口答えをしたな?
コイツが終わったら次はお前だ…。」
「ひ、ヒィ!!
お、おお許しをぉぉぉ!!」
意識を失った少女を投げ捨てると監視役は声を上げたレプリロイドに詰め寄る…その時だった。
ドオオオオン!!
と言う轟音と共に車がひっくり返る。
「レジスタンスだーっ!!」
そんな言葉を合図に車内が騒がしくなる。
「奴らの狙いはこのイレギュラー共だ!!」
「構わねぇ!!
全員殺せ!!
何か言われたら俺が責任を取ってやる!!」
そんな指示が飛び監視役が銃を乱射する。
「うわああああ!!」
「逃げろぉぉぉ!!」
「逃げろってたってどこnうわああああ!!」
「運命を受け入れましょう…。」
「受け入れんなっ!!」
「ワタシハスデニキノウヲテイシシテごふぅ!?」
「乱射してんのに死んだ振りなんか効くか馬鹿野郎ーっ!!」
「わーい…お花畑が見えるよー…。」
「気をしっかり持てぇぇぇ!!」
「私が囮nぐはあああ!!」
「では私が囮に。」
「いえいえ、そこはボクが。」
「それじゃ俺が。」
「「どうぞどう(((ry」」
「お前らは何やってんだーっ!!」
車内はパニックとなり収拾がつかないような状態になっていた。
「ぐあっ!!」
パニックとなってレプリロイド達が変なやりとりを始めた頃、突然乱射をしていた監視がバタリと倒れる。
「お前達を助けに来た。
動ける者は動けない生存者に手を貸してやってくれ。
この場を脱出する。」
監視役が倒れた後に金髪のレプリロイドが現れ、指示する。
「わ、分かりました。
ありがとうございます。」
ツッコミに徹していたレプリロイドがその金髪のレプリロイドに頭を下げる。
「ゼロさん、運転手を無事倒しました。」
「分かった、ならお前達も怪我人の搬送を手伝ってくれ。」
ゼロと呼ばれたレプリロイドが報告に来たレプリロイドに指示を出す。
「ゼロ…さん?
アンタもしかして紅き英雄と呼ばれたあのゼロか?」
「名乗った覚えはないがそう祭り上げられてるらしい。
それより怪我人の搬送をやるぞ。
せっかく助けたのに手遅れになってしまっては元も子もない。」
「あ、はい。
皆大丈夫か?」
「俺らはなんとか…。
それよりあの子の方がヤバいぞ。」
そのレプリロイドがいうあの子とは監視役に暴行を受けた少女の事だ。
その身体にはいくつかの弾痕が残っている事から先程の乱射に巻き込まれたのだということが分かる。
「君、大丈夫か?
しっかりするんだ。」
ゼロと話していたレプリロイドが少女に駆け寄り抱き起こす。
「……………ぅ………。」
抱き起こした際に身体が痛んだのか少女は微かに声を漏らす。
「よし、生きてる!」
「なら早い内に運んじまおう。」
そんなやりとりをしたレプリロイド達が少女を運ぼうとした時だった。
「待て。」
ゼロから声が掛かる。
「どうかしました?」
レプリロイド達が首を傾げるとゼロはそのままでは危険だと話す。
「見たところかなりダメージを受けている。
無理に動かせば容態が悪化する恐れがある。」
ゼロはそう言うと少女の怪我の状態を調べると腰に付けていたポーチから応急処置の道具を取り出すとその場で出来る限りの応急処置をする。
「応急処置程度だがこれで暫くは保つ筈だ。」
ゼロの言葉に一同はホッと安堵のため息を吐く。
「彼女を頼む。
応急処置をしたからと言っても重傷には変わりないから扱いは慎重にな。
それとお前達も傷の手当てを受けるといい。」
「わ、分かりました…。」
「俺は他に生存者がいないか見てくる。」
そう言ってゼロはレプリロイド達の様子を見に向かったのだった。
パニック描写がカオスじゃーw
たまにパニックやら喧しい場面ではネタぶっ込んだり(元ネタ知らなくてもぶっ込みます)しますんで良かったら探してみてね♪