モチベーションの維持難しいッス(←はえーよ)
ではどうぞ!!
ゼロが要メンテナンスの診断を受けてから数十分…。
「はい、終わり。」
セルヴォがそう言って砂塵の清掃やらに使った器具を片付ける。
「やっと終わったか…。」
セルヴォの言葉を聞き、ゼロがどこか疲れた様子で寝ていた寝台から起き上がる。
「というか砂塵の清掃だけでこんなに時間が掛かるものなのか?」
「ついでに他の所のメンテナンスもやったからね。
清掃については君が大人しくしていてくれたおかげで最初の数分くらいで終わったよ。」
ゼロの質問にセルヴォが笑いながら答える。
「あ、ついでに言っておくけどゼロ、今日はもう休んでおいた方が良い
相当疲れが溜まっているだろう?」
「大丈夫だ。」
「大丈夫じゃないから言ってるんだ。
関節部とかはかなりキてたぞ?」
ゼロの答えをセルヴォが一蹴する。
そしてその後もゼロが問題ないと決め付けて隠していた傷もセルヴォにバレてゼロがセルヴォに大目玉を食らったのは言うまでもなかった。
ゼロのメンテナンス終わりから更に数十分。
セルヴォの説教からやっと解放されたゼロは「今日1日はちゃんと休むように。」と釘を刺され、報告をした後仕方なく自室へ戻ろうと歩いていた。
(セルヴォの心配性も困ったものだな。)
ゼロは歩きながら思う。
とは言っても自分を心配してくれているのは分かっているためそこは口には出さず、思うだけに留めていた。
そんなゼロの目にキョロキョロと辺りを見回す少女の姿が写る。
「どうかしたのか?」
どこか困ってる様子の少女にゼロが声を掛ける。
「あ、お兄さん。
実は迷っちゃってどこがどこなのか分からなくなっちゃってたの…。」
詳しく少女の話を聞くと
散策の許可が下りる→「じゃあ散策に行こう」→迷ったorz
と言うことらしい。
少女の話にゼロはやれやれとため息を吐く。
「分かった、なら俺も散策に付き合ってやる。」
「え、お兄さんお仕事あるんじゃないの?」
少女が驚いた様子でゼロに聞く。
「今日はもう終わりだ。
休むようにとは言われたがどうしても暇なんでな。」
「そっか。
じゃあちょうど困ってたしお願いします。」
そう言って少女はぺこりと頭を下げる。
「そう言えばお前の名前を聞いていなかったな。」
ゼロが思い出したように言う。
セルヴォと一緒にいた時は「お前」などでも良かったのだが一緒に行動するとなると名前を知っておいた方がいいだろうと思ったためである。
「名前…ないんだよね…、私…。」
少女が困ったように言う。
「そうか。
レプリロイドには珍しくもないか。」
「ねぇ、お兄さん。」
「なんだ?」
「お兄さんが付けてくれない?
私の名前。」
そんな突拍子のない少女からの頼みにゼロは思わず「は?」と聞き返す。
「ダメ…かな?」
「いや…、駄目ではないが…、俺はそういうのに関しては疎くてな。」
ゼロが困ったように言うと少女は更に食らいつく。
「でもでも!
よく言うじゃない?
そういう人は案外センス良いって!」
「それは聞いたことないんだが?」
「お兄さん案外世間知らず?」
少女の指摘にゼロは「余計なお世話だ」と若干不服そうに返す。
「あ、お兄さん怒っちゃった?」
気まずそうに問い掛ける少女に声のトーンはそのままに「別に」と答える。
「お前の名前に関しては他の奴らに意見をもらってお前が気に入ったのがあったらそれをお前の名前にする。
それでいいか?」
「えー、お兄さんが決めてくれるんじゃないのー?」
ゼロの提案に少女がつまらなさそうに抗議する。
「仕方ないだろう。
俺はそういうのは苦手なんだ。
それにお前の名前なんだ、お前が自分で決めろ。」
「じゃあ仮名だけでも!
ねぇ、いいでしょ、お兄さん!」
少女の要求にゼロは仕方ないと簡単な名前を考える。
「チビ。」
「却下。
それは流石にない。
私ペットか何か?」
ゼロの考えた名前を少女はすぐさま却下する。
「じゃあナナシ。」
「まんまそれ名前がないって意味だよね?」
「じゃあどうしたいんだ。」
少女の言葉にゼロが聞き返す。
「どうって…、うーん…。」
「特に問題がないのならナナシにするぞ。」
「お兄さん結構ストレートだね…。
まあ、うん。
チビとかよりはマシだからそれでいいや。」
渋々ではあったものの少女が同意したことで少女の仮の名前が決まったのだった。
今回はキリがいいのでここまで!
次回は少女の名前が決まるといいなぁ…。