ではどうぞ!(`・ω・´)
アルエット達がぬいぐるみの話に華を咲かせている頃、ゼロはシエルの部屋に来た目的を話していた。
「名前?」
「ああ。
名前がないから付けてくれと頼まれたんだが俺はそう言うのは苦手なんでな。
それで相談に来た。」
ゼロの話にシエルは「そう言うことね」と笑う。
「何か案はないか?」
ゼロに聞かれシエルは考え込む。
「『エスポワール』とかはどう?
『希望』って意味なんだけど…。」
「『エスポワール』…か。
候補に入れておく。」
ゼロの言葉にシエルはうんと頷く。
「私の案の他には何かあるの?」
「いや、他の奴にも相談しようとは思っている。
結局決めるのは本人だろうし選択肢は多い方がいいだろう。」
「そうね。
ゼロは何か思い付いてるの?」
シエルは暇そうにアルエット達を眺めるゼロになんとなくそんなことを聞いてみる。
「………さあな。」
ゼロは暫く沈黙した後、ポツリと呟くように答える。
その様子はシエルには何か憂いを持っているように感じた。
「ゼロ。」
シエルに呼ばれゼロが振り向く。
「何かあったらいつでも言ってね!」
「何だ、急に?」
シエルに言われゼロは訳が分からないと言いたげな顔をする。
「何でも!」
「…分かった。」
ゼロはそう言うと少女とアルエットを呼ぶ。
「シエルの邪魔になるからそろそろ行くぞ。」
そう言うとゼロは2人を連れ、シエルの部屋を後にする。
「邪魔したな。」
ゼロは去り際にシエルにそう伝えるとプシュッとシエルの部屋のドアを閉めるのだった。
それから数十分、ゼロの部屋。
「名前なかなか決まらないねー。」
「色々聞いてみたんだけどねぇ…。」
少女とアルエットがベッドに腰掛けて話す。
話の通り少女の名前の候補にはシエルの『エスポワール』を始め、『アムール』や『クレール』などと言った単語が挙げられていた。
「挙げられた中で気に入ったのはなかったのか?」
ゼロがそう聞くも少女はうーん…と考え込む。
「どれも意味的に気に入っちゃって…。
て言うかお兄さんに頼んだのにお兄さんの意見ないよね。」
「そうだよー。
ゼロは何かないのー?」
少女がじっとゼロを見てアルエットがゼロに問い掛ける。
「だから俺はこう言うのは苦手なんだ。」
「思い付いたので良いからさー。」
ゼロの言葉を聞かずに少女がさらにねだる。
「そう言われてもな…。」
困ったように思い付いた名前を言おうとゼロが口を開く。
その様子に少女とアルエットは期待するように続きを待つ。
「…………やはり思い付かん。」
ゼロのその言葉にブーブーと少女達が抗議する。
「絶対嘘だー!」
「今絶対思い付いたような顔してたよー!」
ゼロは少女達のブーイングを軽く聞き流すと思ったことを口にする。
「と言うか今あるだけの名前で悩んでいるのに更に選択肢を増やしてどうするんだ。」
「選択肢は多い方がいいじゃん!」
「そーそー!」
その少女達の言葉にゼロはやれやれと肩を竦める。
「それでゼロ、ナナシちゃんのお名前は?」
「まだ言うか。
思い付いていないと言っただろう。」
話を戻され若干焦るゼロの様子に少女達はケラケラと笑う。
(『アイリス』…。
なんとなく思い付いた名前だが思い浮かべると悲しくなるのは何故だろうな…。)
ゼロは笑い合う少女達を眺めながらそんなことを考えるのだった。
ロクゼロの登場人物の名前ってフランス語が多いので調べてみました。
どの名前がいいですかね?(←丸投げやめぃ)
因みに意味としては
「アムール」→愛・恋
「クレール」→明るい
と言う意味です。
「エスポワール」→希望
も加えましてどれがいいですかね。
話は変わりましては最近寒くなりましたね。
このままのペースだと次話は年明けになりそう(;´Д`)
風邪を引かないよう皆さん気を付けてくだされ。
では良いお年を!