フラっぴーです!
少し遅れてしまいました。
それでは本編どうぞ!
美紀side
圭がいなくなって私はずっと部屋で縮こまっていた。太郎丸はずっと吠えていた。
「ワンワン!」
「静かにして!!」
「キャウン!?」
「あ……」
私はつい太郎丸に当たってしまった。そして私は太郎丸を抱きしめた。
「ごめんね……ごめんね太郎丸」
太郎丸は抜け出そうとしていた。けど今ここで太郎丸を離したら私は本当に1人になってしまう。そう思ったけど太郎丸は抜け出して外へ行ってしまった。
「もう……1人は嫌だよ……。圭………達也………」
美紀side out
達也side
僕らは今、圭に美紀がいるところに連れてってもらっていた。その時犬の鳴き声が聞こえた。
「?犬か?」
「あ!太郎丸!」
え!?知ってる犬なの!!ていうか圭って犬とか飼ってたっけ。
「わあ可愛いー」
「太郎丸。なんでここに?美紀は?」
「ワンワン」
「ちょっと太郎丸!くすぐったいよ」
太郎丸って言う犬は圭の顔を舐めだした。ってこんなことしてる場合じゃない!!
「あのー圭。そろそろ案内してくれないかな」
「あ、そうだった。るーちゃん、太郎丸をお願い」
「わかりました」
新たな仲間『太郎丸』を連れて僕らは美紀がいる個室へ向かった。
!?やっぱりここにもいるか。
「どうしよう……ゾンビが行った方向に美紀がいるのに」
「なんだって!?」
まずい。早く行かなきゃ。そして僕はゾンビが行った道へ行ってボールを投げた。ゾンビの体が柔らかいせいか頭が一瞬で吹っ飛んだ。
「今のうちに行こう!」
「「うん!」」
僕らは美紀がいる部屋の前に来た。
コンコン
「美紀……いる?私だよ……圭だよ」
ガチャッ
「圭!?……よかった無事で……!?それに……達也……?」
「よかった……美紀……無事でいてくれて!?っておわ!?」
美紀は僕に抱きついてきた。最初びっくりしたけどなんとか受け止めた。
「達也…会いたかった……会いたかったよ……」
「僕もだよ、美紀」
そう言って僕は美紀を抱きしめた。
「あー達也お兄ちゃん、圭お姉ちゃんのお友達を泣かしたー」
「ちょ!?るーちゃん!?」
「あれ?なんだろう。デジャビュを感じるんだけど」
圭……それ僕も思った。ていうかるーちゃん思い切り棒読みだったよね。もしかしてわざとなの!?
「達也。この子は?」
「ああ。この子は若狭瑠璃。学校のみんなからるーちゃんって呼ばれているらしい」
「若狭瑠璃です。呼び方は好きに呼んでください」
「私は直樹美紀。美紀でいいよ。よろしくね、るーちゃん」
「はい!よろしくお願いします」
さて、合流したけどここからどうするかな。助けを待つか、生存者を探すか。といっても戦えるのは僕だけだな。僕1人でみんなを守れるかどうかわからない。おとなしく助けを待つしかないか……。
「ワン!」
「あ!太郎丸!太郎丸ー!」
おっ。太郎丸が美紀の方へ走っている。美紀にも懐いているんだな。
「ワン」クルッ
「あ、あれ?太郎丸?」
「ワン!」
あれ?今美紀のところへいっていたよね。なのに急に方向転換して圭のところへいってしまっている。美紀がかなり落ち込んでるよ…。太郎丸……何で?
「美紀」
「………?圭?」
「ごめんね。あんなひどいこと言って美紀を置いていって」
「ううん。圭は悪くない。圭の考えに賛成しなかった私が悪いの。だから私こそごめんね」
「美紀……本当にごめんね……」
「私こそ……ごめんね」
どうやら仲直りできたみたいだな。でも、本当にこれからどうするか。
はい!第7話でした!
何とか無事に美紀と合流できたみたいですね。
次回は守sideの話です。
それでは次回をお楽しみ!