道化と往く珍道中   作:雪夏

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用語集編。作中の用語解説など。
特に記述がない箇所は原作と同様と思ってください。

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用語集 ※ネタバレ注意

更新履歴

04/03:独自設定集から分離

05/07:新規項目を追加。

 

・霊力

 魂から引き出される力。霊的なものに対し干渉する。物理的なものにも有効であるが、真価を発揮するのは、やはり霊体相手である。

 

・潜在霊力

 その人が持つ潜在的な霊力。実際に使用出来るかは別である。魂の器と言い換えてもよい。成長のピークは個人差もあるが、20歳前後。以降は緩やかに成長する。

 

・基礎霊力

 通常状態での霊力。霊力とはコンディション、精神状態によって上下する為、基礎霊力は目安程度である。

 

・マイト

 霊力の強さを現す単位。

 

・妙神山

 神族の駐留地の一つ。主神は猿神(ハヌマン)の斉天大聖。管理人は小竜姫。人界の拠点としての他に、人間たちが修行に訪れる修行場。基礎の修行も行うが、実力者が行き詰まった時に最後に行く場所と伝えられている為、中々修行者が現れない。

 

魔法世界(ムンドゥス・マギクス)←New

 横島たちが転移した世界。横島たちは箱庭(誰かの実験場)と判断したが実際は……?

 

旧世界(ムンドゥス・ウェトゥス)←New

 魔法世界とゲートという魔法施設で繋がったもう一つの世界。横島たちが居た地球とほとんど違いはない。横島たちが旧世界に来たとき、西暦2001年。

 

・メガロメセンブリア←New

 魔法世界の都市。魔法世界最大の武力を持ち、住人のほとんどが純血の魔法使い。旧世界に至るゲート施設を所有する。

 

・ゲート←New

 旧世界と魔法世界を繋ぐ魔法施設の通称。旧世界側の13箇所と魔法世界側の13箇所を繋ぐことができるが、ゲートによって接続先は変わる。横島たちが使用したゲートは旧世界の5箇所(フランス、ペルー、ウェールズ、エジプト、オーストラリア)と繋げることが可能。但し、接続先の変更には数人の魔法使いが儀式を行う必要がある為、容易には変更できない。最大設定数は3。接続先1と接続先2を切り替えるというような設定済みゲートの切り替えは比較的容易である。また、転移させるのにも魔力を必要とする為、魔力の補填に一週間ほど費やす。

 

・気←New

 鍛え上げた肉体に宿ると言われる力。肉体の強化に向いている。他にも、気弾や分身、高速移動(縮地や瞬動、虚空瞬動など)、術の発動なども行える。霊力と力の本質は同じである。霊力に比べると出力は大きく劣るが、肉体を媒体にしている為、肉体強化率は極めて高く、気の供給が続く限り継続して強化が可能。また、肉体を媒体としている為、肉体から離れるほど威力は落ち、制御は難しくなる。遠距離より近距離に強い。

 

小竜姫の推測によれば、肉体を媒体に引き出した霊力であるらしい。肉体を鍛えることで、魂から力を引き出し易くした形である。

 

・魔力←New

 精神を媒介に引き出した力。気とは違い、誰もが魔力を持っている。しかし、魔力の大小は才能、血筋など先天的要因に大きく作用される。主に魔法と呼ばれる力を扱うのに必要とされる。精神が高揚していたりすると、普段以上の魔力を引き出せることがある。肉体の強化も可能であるが、強化に使用した魔力量によって効果時間が決まる。また、魔力での強化は筋組織、神経組織を一時的に強化するドーピングに近いものである。その為、肉体を鍛えていないと筋肉断裂、神経麻痺などに陥る可能性があり、強化に使用した魔力が切れた時に、疲労感に襲われる。

 

小竜姫の推測によれば、精神集中によって引き出した霊力。効率は霊能者が扱うそれより悪い。

 

・魔法←New

 魔力を使い行使する術。学術体系が確立されており、誰でも使用可能である。様々な魔法があり、呪文詠唱を行うことで効率よく力を行使できる。世界に満ちている精霊の力を借りて行使する。この場合の精霊とは、世界に漂う力のことであり意思はなく、小竜姫によると神魔のなりそこない。

 

魔法を行使する際、始動キーと呼ばれる呪文を詠唱する。これは個人で設定できる。役割としては、精神集中の補助である。詠唱することで、魂から力を引きずりやすくするものである。

 

また、魔法にはそれぞれ詠唱が必要とされる。これは、魔力に指向性を持たせ、精霊にイメージを伝えやすくする効果があるが、必ずしも必要というわけではない。詠唱を行わない、無詠唱と呼ばれる技術もある。但し、同じレベルの魔法使いが詠唱した魔法と、無詠唱で行使した魔法とでは威力、精度共に詠唱した魔法が上である。

 

一般的に、詠唱が長い呪文程威力が高く、制御が難しい。

 

仮契約(パクティオー)←New

 一度結ぶと解消できない正式な契約(=本契約)とは違い、何度も出来る仮の契約のことである。主従契約であり、主は後述する仮契約カードで従者へ魔力(気)を供給できる。

契約には魂が必要であり、契約魔法陣の上で粘膜交換(キス)を行うことで成立させる方法が一番お手軽である。契約が成立すると仮契約カードが出現する。

 

キスと言う契約方法が世間に広まっている為、契約を交わした主従は恋人同士に見られることが多い。戦争の絶えなかった時代はともかく、今では恋人の証のように扱われる。

 

仮契約な為、仮契約期間が存在する。更新は可能。

 

仮契約(パクティオー)カード←New

 仮契約が成立した場合出現するカード。このカードを通して主は従者へ魔力(気)を供給できる。また、カードは複製可能でオリジナルカードとコピーカード感で交信が可能。但し、額にカードを当て続けている間だけ。

 

カードには、従者の名前や姿の他に、従者の称号などが記載さている。また、主従の力によってアーティファクトを持つ場合もある。

 

主なカードの能力は

1.主から従者への魔力(気)の供給

2.従者の召喚(10km以内に従者がいる場合)

3.アーティファクトの召喚(出現しない場合もある)

4.カードの衣装の召喚(いくつか衣装は登録できる)

 

・アーティファクト←New

 仮契約をした従者に与えられることがある専用アイテム。壊れても再召喚すれば修復される。主の資質と従者本人の資質の両方で決まる。その為、主を変えて仮契約すると違うアーティファクトとなる。しかし、最期に仮契約した人物のカードのみが有効となる為、二つのアーティファクトを同時に所持することは出来ない。

 

・仮契約屋←New

 仮契約を有料で行う職業。店内で契約する場合と、契約魔法陣を販売する場合と二つある。後者の方が値段は高い。主にオコジョ妖精が経営する。

 

・オコジョ妖精←New

 オコジョの姿をした妖精。妖精なので、毛変わりはしない。人語を操り、オコジョ妖精独自の魔法や、仮契約を扱えることから、猫妖精(ケットシー)と並び古来より魔法使いの使い魔となることが多い。他の妖精種に比べ、俗っぽいものが多い。

 

・便利屋「よこっち」←New

 横島が麻帆良で経営することになった便利屋。地上3階、地下1階。かつて、寮であった。2階部分が共有スペースとなっており、談話室、食堂、風呂(一人用)などがある。3階は個室。小竜姫とタマモも一緒にすんでいる。

 

地下は元々倉庫のみであったが、その他にも異空間への入口を小竜姫の術と横島の文珠で構築中。まだ異空間はただの広い空間であり、修行スペースや大浴場にする予定である。完成後、横島の悲鳴が絶えないのは想像に難くない。

 

 


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