イナズマイレブン~比企谷八幡伝説~   作:ちゃぱん

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試合の後半。基本ヒッキー目線。ちょっと葉山くん活躍


試験(後半②)

「な、なんと比企谷先輩のシュートで先制したのは大方の予想を覆すAチームだああ」

 

「凍地のノーザンインパクトに被せてシュートチェインのアストロブレイク。これを止めることの出来るGKは全国でも5人もいないでしょう。」

 

ウルビダはともかく一色は驚いた感じで解説してるが冷静に実況してるのを見るに俺の事を知ってたな、・・・まあ今はいい。それより葉山だ。

 

俺や根室を見下してたアイツはこの結果にどういう反応をするか、それでこれからのプランに変更が出る。俺は後ろに居る葉山の顔を見るために振り返る。

 

「・・・」

 

未だにゴール付近で突っ立ていた。その顔には感情を読み取ることができないが恐らく起きたことの否定でも始めているのだろう。

 

「葉山さんリスタートお願いします」

 

「・・・あ、ああ」

 

根室に声をかけられ葉山は我に返り唇を噛み締めながらセンターラインに向かう。

 

葉山がボールをセットする。葉山を含めたBチームのメンバーは葉山以上に動揺しており不安そうにエースを見ていた。

 

・・・脆い。さっきのプレイでわかった。こいつらは俺と修児の動きに付いていくどころか目で追うことすら出来ていない。その証拠に俺のシュートがゴールしてからGKは反応していた、

 

ピッピー

 

物思いにふける比企谷を他所に試合は再開する。Bチームはやはり葉山に頼るしかないのかメッキの剥がれたエースにボールを集める。・・・そしてそれが、その行動が葉山という英雄(ヒーロー)に憧れた男の心を惑わす

 

「な、なんだよ隼人くん。・・・なんで、なんでそんなに遅いんだ!!お、俺が憧れたあんたは!!もっと強いかったはずだろ!!」

 

たった一回、シュートを止められ。見下されただけで見るからに動きが悪くなり自分より弱い英雄(ヒーロー)に戸部は悲しみや寂しさより怒りが沸いてきた。

 

・・・それは違うぞ戸部。あいつが弱くなったんじゃない。お前が葉山より強くなっただけなんだ

 

パスを受けた葉山は俺や修児がいるエリアを避け自分より弱い選手の居るエリアに攻め上がる。・・・その行動も戸部には苛立ちを増加させる。

 

「ふざけるなああああ!!そんなの!!ヒーローがすることかよ」

 

凄い勢いで葉山のところまで行った戸部は隼人とマッチアップする

 

「戸部・・・!!」

 

戸部なら勝てる。葉山は思ったのだろう、ドリブルを仕掛け抜きに行く。確かに葉山はテクニックもスピードもそれなりだし弱小校でエースを張るのも分かる。相手が10日前の戸部なら思い道理になっていたと俺も思う。・・・でもそれは叶わない

 

葉山がどうフェイントをかけても戸部は動かない。本当に抜きに来た時だけ反応する。強者が弱者と戦うように格の差を見せつける戦い方。

 

抜きに来た葉山を当たり前のように止めボールを奪う。止めた戸部は葉山を見る、その目には悲しみや哀れみに満ちており一言呟く

 

「待ってるよ。先で」

 

「!?」

 

戸部のチャージで体勢を崩している葉山は倒れながら見上げる。そこにいたのは今まで自分の後ろを付いてきた友達(戸部)ではなく一人の戦士(戸部)の自身に満ち溢れた顔だった。

 

「戸部!!こい」

 

俺が戸部に声を掛ける。聞こえるのと同時に戸部はBチームの陣地に突っ込む。葉山以外の選手も戸部を止めようとチャージやタックルを仕掛けるが。

 

「す、すごい!!戸部先輩のドリブルが止まらない!!スピード、テクニックそしてパワーがBチームを全く寄せ付けない!!さあそして爆走する戸部先輩に並行して走っていた比企谷先輩が何かを合図しています!!

 

ゴールの手前で戸部はオーラを貯める。この10日、戸部はオーラの使い方を主に練習した。アストロブレイクはまだ戸部が使うには強すぎるからアイツに2つの技を教えた。1つは愛を相手に使ったドッグラン・・・そしてもう1つ、これは戸部単体の技じゃない。所謂合体技。その名も

 

「行くぜ比企谷!!」

 

戸部が俺にパスを出す。受け止めた俺はそのボールを横に切るように蹴り、オーラを貯める。あとはこれを蹴ればアストロブレイクになる。でも今回は・・・

 

そのボールを上に打ち上げる。それと同時に俺と戸部は高く飛び上がる

 

「「ユニバースブラスト」」

 

足の裏を使い二人で押し出すように蹴り出す。蹴ったボールは宇宙空間に見えるようなオーラが纏っている

 

正直この技は未完成。理由は戸部。俺と戸部じゃ力の差があり本来の威力が出ていない。それでも葉山や他のBチームのメンバーの心を折るには十分だったようだ。

 

「ゴーーーーーール!!!!戸部、比企谷の合体技が炸裂だああああ。2-0!!俄然Aチームが有利でしょう」

 

「そうですね。点差以上に選手の差が激しいですね、心も折れている選手も多いようですしここからはかなり一方的な展開になるでしょう」

 

 

両チームの力の差は大きすぎ、すでに葉山の心が折れているのもありBチームはなすすべなくAチームとの差が大きくなっていく。

 

前半を終えた時には10-0、もう既に試合が決まっていた。

 

後半が始まっても尚、Aチームは手を抜かず戸部や俺がシュートを決め終了10分前で25ー0。試合を見ていたギャラリーも既に言葉をなくし実況や解説すら盛り上がらない。

 

「ははっ。コレが・・・本当のサッカー。結局俺は3年前から何も変わってない。何も出来ずに負けるなんてもう嫌だ。・・・俺は、俺は」

 

最後のプレー。葉山はボールを持つと最後の力を振り絞りドリブルで突っ込む。

 

「行かせないっしょ隼人くん」

 

「どけえええええ!!戸部ええええ!!」

 

葉山は止めに来た戸部を抜くために力を込めて突っ込む

 

「なっ!?」

 

その時戸部の動きが少し止まる。本当に急に動きが少し止まりその隙を付き葉山は戸部を抜きAチームゴールに近づく。凍地は葉山の何かに気づきそのまま見送る。

 

「行くぞ根室!!これが俺の最後のシュートだ!!」

 

シュート体制に入る。何もオーラも込めていないただのシュート。根室もそれが分かっているのか溜息をつき構えている

 

ゾクッ

 

「っ!?」

 

葉山がシュートを撃ったとき根室はなんとも言えない悪寒を感じる、そして慌てた様子でオーラを込めるオーラが充満し宇宙空間が現れる

 

「時空の壁!!」

 

葉山のシュートは時間が止まり根室の手に収まる。

 

ピッピー

 

それと同時に笛がなり試合終了。結果は25-0、Aチームの勝利。・・・しかしそれ以上に俺や凍地が驚いているのは最後のプレー根室が必殺技を使わされた(・・・・・・・・・)事だ。

 

葉山は気づいてない。でも根室を知っている俺たちエイリアからすれば葉山という選手の評価を変えなければいけないほどの出来事。

 

「やっぱりサッカーは面白い。いろんな奴に会えるから」

 

 

 




捏造設定

ネロくんは日本で3番目に強いキーパー。円堂>立向居>根室

PS
ヒッキー感が無いとのご指摘を感想でいくつか頂きましたので原作1巻から読み直すので更新の方を少し送らせて頂きます。捻デレをちゃんと書けるようになって戻りたいです
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