side 暁神
冬馬から投げ放たれたボールを1歩下がりやり過ごす。
見事な連携、全く無駄のない動きで逆にいた『女王蜂』から投げ放たれたボールを、今度は軽く後ろに飛んでよける。足元を狙ったボールは地面でバウンドして先程投げた冬馬の手に再び戻った。
「チィッ」
忌々しいまでの舌打ちが聞こえたが気にする事でもないだろ。
軽々とよける俺を見て冬馬は単純な攻撃では当たらないと理解したのだろう、囲むような位置取りを指図した後パス回しが始まった。両手が使えないのだからパスカットも出来きないため様子見も兼ねて目線だけでボールを追う。
だんだんと回しているボールのスピードが速くなってきたな。目で追えないわけではないが1歩も動かず腕を組んで出方を待とう。
「食らうがよい!」
制限時間がそろそろ10秒を切ったかなと思った頃、背後から威勢のいい掛け声とともにボールが放たれた。その声に内心溜息を吐いてしまった。
いやまあ、ボールがどこから来るかは分かっていたけどさ、なんでわざわざ声を出すのかねぇ。無言なら当たる確率が上がる可能性が少しばかりはあるかもしれないのに。実際、仲間のはずなのに冬馬は苦笑いを浮かべ『女王蜂』は馬鹿を見る様に顔をしかめている。
とりあえず、もうすぐ時間一杯だしここらあたりでボールを奪っておくか。
ちょうど都合よく膝裏辺りを狙って放たれたボールを振り向く事なく右足の踵で蹴り上げる。腕を組んだままゆっくりと振り返り、落ちてきたボールが地面に着く前に右脚を出し足の甲と脛で挟んでキャッチする。
「なぁ!?」
不死川さんが目の前で驚きの声が上がると同時に周囲からも驚いた声が上がった。両手が使えない以上、ボールを取ろうと思うとこうする他ないのだが、別段驚くほどの事じゃないだろ。
挟んでいたボールを軽く放り上げ右肩に乗せてバランスを取っていると、終了を告げる笛の音が鳴り響いた。それを機に観戦していた生徒から歓声が上がる。
かくして、
さて、少し時間を遡ろう。
ルール説明を終えた事で鉄心さんは朝礼台から下りた。多少のざわめきが残っていたが、俺のハンデに対して『あの人なら仕方ないか』みたいな雰囲気をなにやらそこら中から感じた。
どうやらこの学園で俺は本当に
そんな現実にちょっとだけショックを受けていたら、モモの実況(?)でF組とS組の選手紹介が始まった。
「ルール説明は終了した! じゃあ次に選手の紹介に行くぞ! まずはS組! 金色の唯我独尊! 九鬼英雄!」
「フハハハハ! 我、降臨!」
英雄も大概ノリのいい奴だな。
「腹黒メイド! 忍足あずみ!」
「頑張りますっ☆!(誰が腹黒だゴラァ!?)」
内心の怒りがダダ漏れだぞ『女王蜂』。笑顔が引き攣ってるぞ。
「S組の頭脳! 葵紋の変態! 葵冬馬!」
「褒め言葉として受け取っておきましょう」
いや冬馬、どう聞いても褒め言葉じゃないから。でもまあ、そう
「ロリコンハゲ! 井上準!」
「モモ先輩! 相変わらず俺に対してキツイっすね!?」
井上はなんて言うか、安定したイジられだな。毎週の昼の放送で既にそういうキャラが確立しているから仕方ないのかもしれないが。強く生きろ。
「電波な白雪姫! 榊原小雪!」
「いっえ〜い!」
際どい紹介をするなぁモモの奴。既に克服しているからいいものの、『白雪姫』って言葉はある意味でコユキの
「風雅なイジられお嬢様! 不死川心!」
「何じゃその紹介は!? 此方を馬鹿にしておるのか!?」
的確な表現だな。賭場で泣いて逃げていった時にも思ったけど本当に周囲に甘やかされて育ったんだろう。クリスと同じで純粋培養のお嬢様だけど、他人を見下しているところを隠そうとしていないからああいう扱いをされるのも仕方ない。
だがまあ、隠していないからこそ陰湿なイジメにはならないんだろう。そう考えれば不死川さんの性格って小学生の我がままレベルだ。S組の生徒たちも相手にするだけ疲れるって見識なんだろうなきっと。
「えー残りのメンバーは、渡辺、坂田、碓井だ」
やけに最後の3人はぞんざいな紹介だな。紹介を受けた3人も何やら言いたげだったがモモが怖いのだろう、お互いに肩を叩いて慰め合っていた。
「さあ! 続いてF組の選手紹介にいくぞ! メンバーは風間ファミリー+α! 疾風怒濤の風雲児! 風間翔一!」
「よっしゃー! 行くぜ!」
やっぱり俺たちもそんな風に紹介されるんだな。キャップとかガクとかカズとかクリスはノリがいいから嬉しんだろうけど、ゲンとかタクは早くも疲れた表情をしているぞ。
「キモイ、怖い、気持ち悪い! 3Kの筋肉マン! 島津岳人!」
「おおよ! ってなんじゃそりゃあ!? 俺様のナイスガイさが全くもって伝わってねーじゃねーかよ!」
お前も井上と同じ安定したイジられだなガク。ヤマが言うには『キャラが立ってる』って事なんだろうが、喜べないキャラの立ち方だから同情はしておいてやるよ。
「F組の頭脳! ファミリーの軍師にして口先のペテン師! 直江大和!」
「そりゃないよ姉さん」
褒められているのか貶されているのか分からない紹介にヤマは肩を落としてる。モモなりの褒め方なんだろうしヤマもそれが分かってるから特に反論していない。事実だからという事もあるけどな。
「マスター・オブ・ツッコミ! 師岡卓也!」
「それってまるで僕はツッコミしか出来なくてツッコミでしか役に立たないって感じですよね!?」
タク……その反応自体が既にモモの紹介そのものだってことに気付け。もはやお前のそれは脊髄反射の域だぞ。
「我が愛しの妹! 切り込み隊長! 川神一子!」
「勇往邁進! 勇往邁進!」
実況が贔屓しちゃ駄目だろモモ。しかも思いっきり身内贔屓になってるし。でもそれが分かってても誰も突っ込めないんだろうな。そう考えるとモモ相手にある意味で容赦なく突っ込めるタクは貴重な存在だな。
「ゲルマンより来襲! 勧善懲悪のお嬢様! クリスティアーネ・フリードリヒ!」
「参る!」
同じお嬢様でも不死川さんとの扱いの差が出てるな。聞く耳を持っている事と反省出来る素直さがクリスにはあるからか。あとは父親が怖いって事だな。主に物理的に。
「ストーカー1歩手前の恋する女! 椎名京!」
「くくくく」
おいミヤ、なんだその含み笑いは。あと何で周りの生徒はそんなに驚いていないんだ? あれか? ミヤのあの異常なまでのヤマへの執着心は学園では周知の事実なのか?
さり気なくタクに目配せすれば、呆れた様なそして諦めた様に肩を竦めて頷いた。そういう事か。つまりミヤがヤマにベタ惚れっていうのは学園ではデフォって事なのか。
なんていうか、ある意味で外堀が埋まってるなヤマ。内堀まで埋められないように気をつけろよ。
「健康優良児にして不良! 源忠勝!」
「チッ、モモ先輩じゃあ文句すら言えねぇし反論できねぇじゃねぇか」
悪いなゲン。不本意なのかもしれないがそこは我慢してくれ。それよりも『健康優良児』ってところは否定しなくてもいいのか? お前が実は家事スキルが高いって事実は島津寮と風間ファミリーのメンバーしか知らない事だろ。
お前の言葉通り反論しても無意味なんだろうけどさ。
「そして最後に我が愛しのマイダーリン! 暁神!」
俺は今、この言葉を心底体験した。『穴があったら入りたい』。
一気に集中する好奇と嫉妬と羨望の視線に思わず額に手を当てて俯いてしまった。
普段のモモの引っ付きようで一緒にいる事に対しての恥ずかしさはそんなに感じなくなったが! 言葉で周知される事にはまだ慣れてないんだよ!
俯いたまま周囲の気配を探ってみると、ヤマとミヤとガクがニヤついているのが分かる。タクとカズが苦笑いを浮かべてゲンが憐れんでる。F組のみんなからも、どちらかと言えば生温かい視線を感じるのは気のせいじゃないだろう。
モモの性格からして言うんじゃないかとは思ってはいたが……まあ、前向きに考えればいいか。今回の事で言葉に対する羞恥にも大まかな耐性が出来たという事にして。
……そう思わなければやってられないっていう事実もあるがな。
「さーて、選手紹介が終わったので早速競技開始と行くぞ。ちなみに審判はルー先生。解説は篁先生でお送りしまーす」
モモの言葉にルー師範代が朝礼台に上る。その腕に抱えられている赤、青、黄色の3つの物体。たぶんサイコロなんだろうがその大きさは通常のソレの比じゃない。まるで長年続いている昼のトーク番組に使われている、話題を決めるサイコロと同じぐらいの大きさだ。
「それじゃあ競技を始めるヨー。でもその前に先攻・後攻を決めよウ。代表者、前に出てきて」
じゃんけんかコイントスか、どっちかで決めるんだろうな。
「誰が行く?」
「キャップかヤマかどっちかでいいだろ?」
ミヤの言葉にみんなからの視線が集中していたいたがあえて意見を出しておく。別に俺が行っても構わないが、じゃんけんでもコイントスでもどっちも動体視力で分かるから面白みがない。
制限時間も人数も運任せなんだからどうせだったら先攻・後攻を決めるのも運の方が面白い。
「どうやら、S組は英雄が出てくるみたいだな。というわけでキャップ、お前が行け」
腕を組み胸を張りながら闊歩する英雄の姿を視界の隅で捉えながら指示を出す。相手が冬馬ならヤマでもいいんだろうが、英雄が来るとなるとキャップ以外にはありえない。英雄もキャップほどとまではいかないがかなりの豪運の持ち主だからな。これで運もそれなりに拮抗するだろ。
結果、コイントスによる先攻・後攻の選択は、見事に表を当てたキャップが後攻を選ぶことで決着がついた。
何故選択する権利を有しておきながら後攻を選ぶ。わけ分からんぞキャップ。見ろ、ヤマも頭を抱えてるぞ。
「なんで後攻を取るんだよ。先攻を取った方が圧倒的に有利じゃないか」
「それじゃあつまんねーじゃん! 勝負ってのは逆転してこそ遣り甲斐があるってもんだろ!」
「「「「「「「「それはお前の勝手な言い分だ!」」」」」」」」
みんなでいっせいにキャップを批難。珍しくゲンの声も揃った。
思ってもみなかった全員からの非難に、さすがのキャップもたじろぎ反省したのかしょんぼりと肩を落とした。自業自得で誰も慰めに行く事もない。
「決まった事を今さらグダグダ言ってても仕方ない。とにかく、制限時間と人数が有利になるように天に祈ろう」
ヤマの言葉にみんな無言で頷く。そう思わなければやってられないって心情なんだろうが、キャップを行かせたのは拙かったか? でもある意味で常人からかけ離れている英雄の豪運に対抗できるのは、さっきも言ったようにキャップ以外にいないしな。
まさか勝ったのに後攻を選ぶとは思いもしなかったぞ。本当にキャップは時々こちらの予想の斜め上の行動を取る。
「さあ、先攻S組、後攻F組に決まったところで競技開始。今、運命のサイコロが振られるぞ」
実況のモモの言葉にルー師範代が腕に抱えていた3つのサイコロを放り投げる。綺麗な放物線を描いてグランドに落ちたサイコロは、数回回転しながら転がった後動きを止めた。そして上を向いている面の数に周囲からどよめきが広がる中、軍師たるヤマは頭を抱えてしゃがみ込んだ。
「あー! 何と言う事だー! F組、いきなりの窮地に陥ったぞー!」
どことなく遠くに聞こえるモモの声に溜息を吐きながらサイコロを見遣る。視線の先のサイコロの数字はそれぞれ、青・6、赤・1、黄・6だった。つまるところ――
「防御1人に対して攻撃3人で制限時間9分かよ……」
現実逃避を終えたのだろう、ヤマが深い溜息を吐きながら立ち上がった。疲れた様な声だが恐らくどうすればしのげるか、頭の中をフル回転させているに違いない。
「いきなりのピンチだね……」
「ふん、面白いではないか」
「こういう状況を楽しめるクリスが時々羨ましく感じるよ」
「さすがの俺様も1人でS組3人相手は骨が折れそうだぜ」
「やっぱ勝負ってのはこう、手に汗握る展開がなくちゃな!」
「初っ端からの危機を嬉しそうに語るんじゃぇよ」
「どうしたらいいのかしら? ジン兄はどう思う?」
「ま、答えはとっくに出てるさ。そうだろ、ヤマ?」
状況に呆れたり興奮したりして、それぞれの思い思いの言葉を漏らしているみんなを眺めている時に問い掛けられたカズの言葉に、俺は肩を竦めた後で腕を組んで考えている軍師に言葉を向けた。
俺の言葉にこっちを向いたがこのヤマの表情、いきなり俺に頼るしかなくなった事に若干納得していないって感じだな。
現状の最善策は間違いなく俺が出る事だ。だがヤマはそれを良しと思っていない。軍師としてはそれが最善だと分かっていても、恐らくヤマ個人としては何でも俺に頼る事に抵抗みたいなものを感じるようになったんだろうな。
いい傾向だ。いずれ俺がいなくても危機的状況を自分の持っている力だけで脱する事が出来るようにならなければならいな。常に俺がいるとは限らないんだ。そういった意味では2年8ヶ月離れていた事はファミリーの意識改革に一石を投じのたかもしれないな。
だが今はお遊びの延長だ。そこまで真剣に考える事じゃないぞヤマ。
「とりあえず、俺が行けばいいか?」
「やっぱそれが最善だろ。両手が使えない兄弟じゃあ連携が取りにくいしな。序盤はサイコロの目が1だったら全部兄弟に出てもらうことになるけどいいか?」
「問題ない。俺もその方がいいと思っていたしな」
「じゃあ頼むぜ」
ヤマの言葉に頷きスタート位置へ足を進める。後ろから思い思いに掛けられる声に振り返らずに手を振るだけで応えながら、俺はS組の出方を考える。
さて、冬馬は恐らくヤマと同じで俺が出てくると考えているはずだ。となると人数的有利な攻撃の3人を誰にするかだ。単純に最大効果を狙うとしたら『女王蜂』にコユキに英雄だろうな。だが攻撃側は1回休まなければ次の攻撃に参加でいないってルールがある。それを考慮するなら――
やめた。考える事は今回はヤマに全てを任せよう。俺は誰が相手だろうと状況に応じて動けばいいだけだ。単純に冬馬が誰を出して来るかを楽しみにしておくか。
side out
side 井上準
「ニョホホホ、これでは此方たちの勝ちが決まったようなものではないか!」
「英雄、少し考えがあるのですがよろしいですか?」
人数と時間が決まった後、既に勝利を確信している不死川をしり目に若が九鬼に言葉を掛けている。一応の所、九鬼がリーダーだし確認のためってところだろ。
若が懸念してんの暁の使いどころなんだろうな。あの規格外って言葉すら馬鹿らしい存在を、あの直江がどうやって使ってくるかっての確認なんだろ。
「ふむ、どうしたトーマ」
「恐らくですがF組は神君が出てくるでしょう。私が直江さんなら間違いなく彼を出します」
「そうであろうな。我であってもあのメンバーならば神を選出する」
どうやら2人の意見は一致しているらしい。まあ、どう考えてもこの初っ端からのピンチを脱する事が出来るのは暁くらいしかいねーだろうよ。それが例え両手が使えないハンデがあろうともな。
「十中八九でしょうが、それはあくまでも私たちの憶測。確証があっての推測ではありません。もしかしたら違う人が出てくる可能性も捨てきれません」
「一理あるな」
九分九厘、暁が出てくるのは間違いないと2人とも思ってんだろうけど、確かに言われてみれば確実とは言い切れねーわな。予測できねー野郎が1人いやがるし、直江も直江で時折とんでもない奇策をやりやがるしな。
「この競技は攻撃した人間は1回休まなければいけませんからね。下手に最大効果を望めるメンバーを選出してアウトに出来なければ無駄になってしまいますし、だからと言って適当に選んでも拾えたはずの勝利をむざむざ逃すのも愚かしいです」
そんなルールだったな。面倒くさい事この上ないぜ。
「バランスの取れた布陣の方が良いという事か」
「そうですね。ここで神君が出てくれば、恐らくF組は序盤でサイコロの目が1になった場合では全て彼が出てくるでしょう。今回はその確認も兼ねて、と考えて人選した方がいいでしょう」
確かに攻撃の時に1になった場合でも出てきそうだな。なまじ両手が使えないという事で連携が取れなかったとしても、1人だったら暁だけでも何とかできるしな。
つーか、両手使えなくても素で連携とかできそうで怖ェな。
「で? 誰を行かせるんだ若?」
「既にやる気になっている不死川さん、次の攻撃時に休みになっても支障のない私、もし神君以外が出てきた時に確実に勝てるように忍足さん、この3人が妥当でしょう」
俺がこう言っちゃあなんだが、若は運動あまり得意とは言えないしなぁ。不死川はやる気になっている以上は説得が面倒くせぇからそのままやらせた方がいいだろ。あのメイドは九鬼が声を掛ければ文句言わないしな。
「うむ、ではあずみよ! トーマの言に従い出陣せよ!」
「了解いたしましたぁ! 英雄様ぁ!」
「ニョホホホ、典雅なる此方が愚昧なる山猿を葬ってやるのじゃ」
「まあ、結果は分かり切っているんですけどねぇ……」
小さくそんな事を呟いた若の言葉通り、F組は暁が出場し、結果だけを言えば我らがS組は暁をアウトに出来なかったのであった。
あとがき~!
「第95話終了。あとがき座談会、司会の春夏秋冬 廻です。今回のお相手は――」
「フハハハハ! 我、降臨である!」
「物語開始95話であとがき初登場、九鬼英雄様です」
「貴様! もっと早く我を呼ばぬか!」
「貴方を呼んでいったいどうなるんですか……さて、今回のお話ですが」
「なんの為にもならん話であったな」
「ぐはっ!?」
「内容も薄くただ徒に話数を増やしただけではないか」
「がはっ!?」
「こんなものを投稿するのに間を空けるのなど愚の骨頂よ!」
「かふっ!?」
「もっと精進せよ! 愚か者が!」
「……………………」
「フン、もはや返答する気力すらなくすとは何とも脆弱な輩よ。だが我は下々のどんな民であろうとも慈しむ。故に我は
「……………………」
「我は多忙の身ゆえもう行かねばならん。ではさらばだ皆の者! フハハハハ!」