真剣に私と貴方で恋をしよう!!   作:春夏秋冬 廻

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第32話登場。

名前出てないけどモロバレだよね。


第32話 北の少女、彼と彼女とストラップ

  side 篁緋鷺刀

 

さて、どうしようかな。

 

首を捻りたくなるのを堪えて僕はちらりと隣に一瞬だけ視線を送る。

ベンチの端っこに座っているのは先ほど近付いてきた彼女。驚かないでほしいんだけど彼女、動き出してからベンチに座るまで実に10分も掛った。

隠れて覗いていたところからこのベンチまで7メートルぐらいしか離れていない。それなのに移動に10分もかかるなんてある意味で凄い。

 

女の子はベンチに座っていても背もたれに背を預けることなく、険しい表情のまま握り拳を膝の上に置いて無茶苦茶震えているし、目は見開き肌寒いくらいの気温なのに汗を流している。

 

なんか葛藤が見て取れるような……迷ってるというよりは完全にテンパって混乱してるよねこの子……

 

これってどうするべきなんだろう。僕から声を掛けるべきなんだろか。でも近付いてきたのは彼女だし別段僕がここに座り続ける理由はないのだ。

今は彼女に少しだけど興味があるから座っているだけで、悪い言い方をすれば興味がなくなればすぐにでもこの場を離れるつもりでいた。

 

でもこんなにも慌てふためく姿を見るとどうしていいのか分からない。

こんな状態の彼女を放ってこの場を離れるのは、何故か良心の呵責に苛まれるような感じがして後味が悪くなりそうなのだ。

 

あ、またなんか雰囲気が変わった。なんかどんどん沈み込んでいっているのは勘違いじゃないと思う。見るからに落ち込んでいっているねこの子……

 

どうやら僕から声を掛けた方がいいみたいだ。

たぶん彼女から声を掛けられるのを待っていると、もっと時間がかかるだろう。下手をすればお昼を過ぎてしまう可能性もある。凄く可能性ありそうで怖いぐらいに。

 

さて声を掛けようと思った時、しまったと思った。

 

なんて言葉を掛ければいいのだろか?

 

勘違いのナンパで声を掛けられるのは慣れていたけど、僕自身は自分から誰かに声を掛けるという事はあまり慣れていない。

みんなと一緒にいる時はジン兄か大和くんがそういう対外的な役割を担っていたから、僕から率先して他の人に話しかけるような事はしてこなかった。どちらかと言えば京ちゃんや卓也くんと同じで、知らない人との対応は後ろから眺めていた事が多い。

 

どうすればいいんだろう。こういう時のジン兄や大和くんの対応は本当に凄いと思う。僕と1歳しか違わないのが嘘のように思えてきた。でも考えていても埒が明かないのは確かだ。

 

声を掛ける事すら忘れてテンパっている彼女と、どう言葉を掛けるべきなのかと迷っている僕。傍から見たら物凄く間抜けな光景かもしれない。

 

考えるだけ無駄なら思ったままの言葉を掛ければいい。そう思った僕は気を取り直して隣に――と言っても端にいるから少し離れて座っている彼女に向かって声を掛けた。

 

  side out

 

 

  side ???

 

ああ! どうしましょう!?

 

せっかく勇気を出して歩み寄り、かなり時間を掛けたとは言え隣に座ったというのに、なんて声を掛ければいいのか全く分かりません。

 

(オイオイまゆっち! こんなに離れてちゃ隣に座った事にはならないぜ)

 

松風が私の心の中に話し掛けてきました。

さすが九十九神の松風。言葉に出すことなく心に言葉を届けるなんてさすがです!

ですが今はそんな事に気を取られている場合ではないのです。

 

何を言うんですか松風!? これ以上近くに寄るなんてまだお友達にもなっていない私には出過ぎた事ですよ! 人との距離は心の距離なんです!

 

(おお、だからオラはまゆっちと心で会話が出来るんだな)

 

その通りです松風。さすが私の心友(・・)です!!

 

(恥ずかしいぜまゆっち。そん事を臆面もなく言えるなんて……って今はそんな事を言っては場合じゃないぜ!)

 

松風にダメだしされて気が付きました。

そうです。今は隣に――いいえ同じベンチに座っている女の子になんて声を掛けるべきなのかを考える時です。

 

こんな時どういう言葉を最初に掛ければいいのでしょうか。経験のない私には到底思い浮かぶ事ではありません。ていうか経験がないからお友達がいないんでした。いえお友達がいないから経験がない? あれこれって鶏が先か卵が先かとい有名な因果性のジレンマというものではないでしょうか?

 

(おお、まゆっちすげー! 哲学を体現してるぜ!)

 

ありがとうございます松風!

いえそうではなく、私がここで互いに循環する原因と結果の端緒を同定しようとする無益さの指摘を体現していても何ら問題の解決になりはしなくてですねああ見てます見られてます思いっきり見られていますどうしましょう手の震えが止まりませんどんどん汗が噴き出てきますああ何故か目の前がグルグル回るような感じがしますどうしましょう!?

 

(お、おおおお落ち着けまゆっち!)

 

きっとこう思っているはずです『やっばー変な女の子に見初められちゃったどうしよー』って思っているはずです間違いありませんすみません私のような人間が厚かましくもお友達を作りたいという下心満々の思いで近付いてしまいあまつさえ不信感を植え付けるような行動を取ってしまいさらに話しかけることなくただ震えて座っているだけの馬鹿丸出しの姿に不快感を与えてしまいましてどうもすみませんごめんなさいやっぱり私にはお友達を作るなんて無理なんですねどうしてですか神様!?

 

「あの……」

 

……えっ?

 

もしかして私、声を掛けられました……?

 

(ああ、先に声を掛けられてしまったぜ)

 

 

………………………………ぇう!?

 

 

ああああああああどどどどどどどうしましょう先の声を掛けられてしまいました私から近付いたというのに相手の方から声を掛けさせるなんて失態を犯してしまいました全く気の利かない私はやっぱりお友達を作る資格なんてないんです間違いありませんごめんなさい私なんかのために嫌な思いをさせてしまって申し訳ありません!?

 

(謝罪が疑問形になってるぜまゆっち!?)

 

「えっと、どうして混乱しているか分からないけど落ち着いて下さいね? 1回大きく深呼吸をしてみて下さい」

 

テンパってどうしようも出来ない私に落ち着いた穏やかな声が掛けられました。

未だ混乱する思考の中、声を掛けて頂いた女の子の方を見ると優しそうな笑顔を浮かべていらっしゃいました。

 

どうしましょうどうしましょう綺麗な笑顔です可愛い笑顔ですこんな私になんて素敵な笑顔を見せてくれるのでしょか彼女は凄く素敵な人に違いありませんなにせ卑しい心を持つ私にこんな笑顔を見せてくれてましてや優しい声で落ち着かせてくれるのですから私なんかと比べる事すらおこがましいと思いませんか松風ってなんで何も言ってくれないんですか松風松風ーー!!

 

「いやだから落ち着いて下さい。はい息を吸って~吐いて~」

 

  スウゥゥ   ハアァァ

 

彼女の指示に従って深呼吸をしました。深呼吸というよりは武道の息吹のようなものになってしまいましたが、そのおかげで落ち着く事は出来ました。

手の震えもなくなり噴き出ていた嫌な汗も治まり視界もクリアになりました。

 

そんな私の状態に気付いたのでしょう。女の子は安堵したように小さな息を吐くと変わらず優しい声で言葉を掛けて下さいました。

 

「落ち着きました?」

 

「はい、どうもありがとうございます」

 

なんとか普通に返答できました。松風やりましたよ。

 

(頑張れまゆっち! まゆっちなら出来るぜ!)

 

はい! 頑張ります!

 

「本当にすみませんでした。お恥ずかしい姿をお見せしてしまって」

 

「いや別に大丈夫ですよ」

 

ああ、本当にいい人です。慌てていて怖い表情をしていたであろう私に怯えて離れて行ってしまう他のみなさんとは違います。

もちろんその方たちが悪いと言っているわけではありません。悪いのは私だということは重々に承知しています。だからこそ私が落ち着くまで待って下さったこの方の優しさを嬉しく感じるのです。

 

「えっと話を戻すんですけど……ずっとこっちを見てましたよね?」

 

あ……バレていたようです。

 

この時、私は初めてじっくりと彼女を見ました。

座っている姿勢も正しく、服の上からなので確証はありませんが身体つきも引き締まっているように見えます。雰囲気も穏やかで落ち着いているし、何より私の気配や雰囲気をちゃんと察して下さっていました。

 

これだけの事でも分かります。彼女はきちんとした武に身を置く方だという事が。

私は嬉しく思いました。私と同じ年代の子が私と同じように武の道を歩んでくれていて、それでいて恐らく私より強いであろうと感じられる事が。

 

「はい、不快感を与えたのなら申し訳ありません」

 

自然と小さな笑みを浮かべる事が出来た私は、軽く頭を下げて謝罪の言葉を告げます。

そんな私に彼女は小さく手を振ると、苦笑いを浮かべて言葉を返してきました。

 

「別に不快感なんてありませんよ。ただどうして見ていたのかなって思って」

 

「えっとですね……遠目に見ていて何やらお困りのようでしたので……何かお力になれるような事はないかと思って見ていたんですが……」

 

自分が取っていた行動を思い返すと恥ずかしくなってしまい、言葉が段々と尻すぼみになってしまいました。

 

ああああでも今になって思いますが私のあの姿を外から見たら本当に恥ずかしいですよねだって1時間近くも物陰に隠れて1人の人をずっと見ていたんですから本当に何やっているんでしょうかね私!?

 

「だから落ち着いてって言ってるじゃないですか。確かに困っていたのは本当ですし、こうやって近付いて来てくれたのはありがたく思ってます」

 

再び混乱し始めた私の気配を悟ったのでしょう、彼女は声に多大な苦笑をにじませて私が近寄った事にお礼を言ってくれました。

またしても恥ずかしい失態を犯してしまった事に、穴に入りたい気持ちでしたがここでさらに同じ行動を取るほど愚かな事をするわけには行きません。私は落ち着くために息を整えました。

 

「そう言って頂けるのでしたら幸いです。でも何故ここでずっと座ってたんですか?」

 

落ち着き礼を言ってから疑問を口にします。

そんな私の問いに彼女は少し返答に困ったような表情を浮かべました。

もしや聞いてはいけない事だったのでしょうか?

 

「隠す事じゃないから話しますけど……」

 

そう言って彼女は理由を話して下さいました。

叔母さんが温泉好きで連休や大きな休みが取れるとすぐに旅行に行く事。学校の休みが重なると引きずられるように連れて行かれる事。今回もゴールデンウィークでこの加賀温泉郷に連れてこられた事。朝起きたら既に出かけた後でメモ書きが残されてた事。それを見てどうすべきか考えていた事。

 

一通り話してくれた彼女は私にその叔母さんが残されたメモの内容も私に教えてくれました。

 

何と言うか、そのメモ書きの文面を聞くだけで彼女の叔母さんがどれだけ自由奔放な方なのか分かるような気がします。

宿泊先に1人でこいとか、大丈夫だから信じているとか、お財布に1万円札だけ入れて遊んで来いとか本当に何と申しましょうか物凄くマイペースな方だと理解しました。

 

でも私は何故か彼女の言葉に違和感を覚えました。何やら彼女の口からは聞いてはいけない単語を聞いたような気がしたんです。

私の聞き間違いと思いたいのですが、何故かそう思う度に違和感が大きくなっていきます。

 

仕方がありません、ここは正直に聞いてしまいしょう。

 

「あの……失礼を承知でお聞きします。さっきご自分の事を『僕』って言いましたよね?」

 

「えっと……言ったけど……もしかして君も僕を女だと思ってた?」

 

…………………………

 

「ご、ごめんなさい!」

 

ああ!

やってしまいました!

やってしまいましたよ私ついに取り返しのつかない最大級の失態を犯してしまいましたどうしましょうそうすればいいんでしょうせっかくいい感じでお話が出来ていたのに男の方を女の方と勘違いしてしまうという何と恥知らずで失礼な事をしてしまったのでしょうかああやはり私にはお友達を作る資格なんてないんですね!!

 

思いっきり頭を下げて謝罪の意を示します。

本当に失礼極まりない事を私はしてしまったのです。謝って許されるものではありません。

でも彼女……いえ彼は笑っていました。

 

「えっと頭を上げて下さい。悪気がなかったのは分かっていますしもう慣れてますから大丈夫です」

 

ちょっと困ったような笑顔でした。でもちょっとだけ納得しました。先ほどのナンパさんをあんな風に撃退したのは男としてプライドがあったからですね。

なんかそういうところは可愛いと思ってしまいます。

 

お互い顔を合わせて笑い合ってしまいました。

 

「それで話を戻しますけど、どうして僕のところに?」

 

「えっとですね、ご迷惑かと思ったんですけどよろしければこの辺りをご案内しようかと思いまして……どうしようか迷っていらっしゃるのが見えたもので」

 

「それじゃあお願いしていいですか?」

 

少し厚かましく思いながらも目的を告げると、彼は殆ど迷いなく答えてきました。

驚くなと言うのは無理かもしれません。私は断られると思っていたからです。

 

「即決即断とはやるじゃないか美少女ボーイ」

 

「は?」

 

ああ! いきなり松風が喋りだしたのでビックリしています! しかも何か失礼な事を言っていましたよ松風!?

 

私は慌てて財布についた馬のストラップを掌に載せました。急に取り出したことで彼はまじまじとこちらを見つめています。それに気付きながらも私と松風の会話は止まりません。

 

「オッス! オラ松風! この木彫りの馬のストラップに宿った九十九神なんだぜ! よろしくな美少女ボーイ!」

 

「こら松風! 先ほどから失礼な事を言っていますよ!」

 

「おうすまねえな。オラ少し口が悪いからな。許してくれ」

 

ああ、彼が呆れていくのが分かります。今までの方々も私が松風と話をするとみんな私から離れていってしまいました。きっと彼も私から離れていくんでしょう。

 

と、私がそんな風に思っていた時、思いもよらない事が起きました。

 

「プッ……クククク」

 

笑っていたんです。

彼が手で口元を押さえ笑い声をもらし小さく肩を震わせながら笑っていました。

私は呆然としてしまいました。だってこんな反応をされたのは初めてだからです。

呆れて笑っているわけじゃない。嘲て笑っているわけじゃない。本当に楽しくて面白くて笑っているのが分かりました。

 

「ごめんね、いきなり笑いだして。そうか松風だね。よろしく」

 

ああ、この人は何も聞かないんだ。どうして松風か話すのかを、どうして私が松風と会話しているのかを。何か理由があると分かっているのにそれを聞いてこないんだ。

きちんと松風を認めていてくれる。そんな人がいた事が私には嬉しかった。

 

「松風が自己紹介したのですから私も――」

 

私の言葉を遮るように彼は手を挙げました。

 

「自己紹介はなしにしよう」

 

「おう美少女ボーイ。それどういう意味だい?」

 

松風の少し怒りのこもった言葉に彼は少し愉快な表情を浮かべました。

 

「怒らないで。僕の友達が言った事があるんだ。『一期一会の出会いはお互いの名前を名乗らない方が面白い、その方が記憶に残る』ってね」

 

「えっとそれで?」

 

「うん。だから僕たちもそうしようかなって。ほら僕たちはもうお互いに凄い印象を与えているよね。君は僕を女の子だと思っていたし、僕は君を九十九神と友達な子だと知った。これって凄い印象だよね」

 

言われてみればそうです。こんな出会い方をすれば例え名前を知らなくてもまず忘れようがありません。確かに凄く印象に残っています。

この先に会う事がなかったとしても、この出会いは一生忘れないような気もします。

 

「ああ、でもこれから案内してもらうのに何も呼び名がないって言うのも不便だよね」

 

その言葉を聞いた時に、私は彼が敬語ではなく友好的な口調になっている事に気が付きました。これは私との出会いが一期一会であっても仲良くしてくれるという事なのでしょうか。そうだと嬉しいです。

 

「では私の事は『まゆ』と呼んで下さい。松風はまゆっちと呼びますので」

 

「『まゆ』ちゃんだね。じゃあ僕の事は『タカ』って呼んでよ」

 

「分かりました。『タカ』さんですね。それから私の事は呼び捨てで結構です」

 

「いや、たぶん同い年ぐらいだから僕の事も呼び捨てでいいんだけど……」

 

「すみません。敬語で話すのは癖みたいなものですから気にしないで下さい」

 

そう言った私とタカさんはお互い顔を合わせて笑いました。

同年代の人とこんな風に笑い合うのは初めてで、私はなぜか凄く泣きそうになりました。でもそれを悟られるわけにはいきません。

 

一期一会。

 

私とタカさんの出会いは今日1日だけ。ならその今日1日を楽しく過ごすには涙なんか必要ありません。私にはタカさんの案内という大切な使命があるのですから。

 

「じゃあ行こうかまゆ。この辺を案内してくれんでしょ?」

 

「はい、任せて下さいタカさん」

 

「オラとまゆっちに任せな。タイタニックに乗ったつもりでいてくれ!」

 

「いや、それだと沈んじゃうでしょ松風……」

 

そんな取り留めのない会話をしながら、私と松風とタカさんは市内に向かって歩き出しました。

 

タカさん。一期一会の出会いでも私は貴方をお友達と思います。

 

思うだけならいいですよね? ね? 松風。




あとがき~!

「第32話終了。あとがき座談会、司会の春夏秋冬 廻です。今回のお相手は――」

「オッス! オラ松風だぜ!」

「…………………………」

「オイオイ作者、なに固まってんだYO」

「おいコラ松風。本体はどこ行った?」

「本体ってなんだよ? オラはオラだぜ。それとも何か? オラじゃ役不足だって言うのかよ」

「そうは言わないが……なんか調子狂うな」

「しっかし今回の話でも結局まゆっちの名前は最後まで出なかったな」

「いや、お前がまゆっちって連呼してるから誰のことかはモロバレだろ」

「隠す気があるのならオラを出さなきゃいいじゃねーか。視点も“???”って小賢しい事しやがって」

「仕方ねーだろ。彼女の事を書こうと思うと絶対に松風は外せないんだから……って松風を出してるってだけでモロバレだろう。元々隠す気なんてなかったからな」

「じゃあ視点のときも名前出せばよかったじゃないか」

「いやでも文面に1回も本名が出てないのにそれはどうかなと思ったんだよ」

「それを小賢しいって言うんだよ」

「はいはいそうだね。さてこれで緋鷺刀の布石は一応できたからそろそろ原作突入前の最終エピソードに入ろうかな」

「なんかぞんざいな扱いだなオイ。それよりなんだよその最終エピソードってのは?」

「ここで言ったら意味ないだろ」

「それもそーかー。ところでそのエピソード何話ぐらい続くんだ?」

「不明。書く内容が書いてる時に変わるかもしれないから」

「行き当たりばったりじゃねーか!?」

「一応の見通しはつけてるよ。というわけで次投稿もよろしくお願いします」

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