真剣に私と貴方で恋をしよう!!   作:春夏秋冬 廻

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第76話投稿。

今回も凛奈さんがいい味出してます。


第76話 箱根旅行、愚かな行為の代償

  side 風間翔一

 

釣り上げたヤマメを売ってやろうと川下の人たちの所に行ったけど、結局売る事は出来なかった。それでもまあバーベキューの食材と物々交換が出来たからよしとするか。

これで俺たちの昼飯のバーベキューの食材が増えたしな。魚はジン兄が人数分釣ってたし大丈夫だろ。

 

「丁度いいところに来た。今面白い事になってるぞ」

 

意気揚々とみんなの元に帰ってきたらいきなりモモ先輩に声を掛けられた。

 

「何? よく分からんが俺がいない間にずるいぞぅ!」

 

この間の金曜集会の時みたいに俺抜きで楽しんでんじゃないだろうな。だがよく見たら何やら面白そうな事が起きてるじゃねぇか。大和とクリスが何やらヤバそうな雰囲気してやがる。

 

考え方の違いでちょくちょくぶつかってたからな。本格的に喧嘩になっちまったか?

 

ふむふむ、話を聞くに思った通りお互いの考え方の違いについて、ついに大和の堪忍袋の緒が切れやがったな。いつもはクールにすかしてるけど、変にプライド高いしな大和のやつは。

 

まあ、言葉にしたらそれを必ず実行するのが俺たちの軍師。こうなっちまったらテコでも動きゃしねぇ。思う存分にやらせてやるか。

 

「大和とクリスが勝負……“決闘”をねぇ……事情は超分かったぜ。だがまあ結局勝負に行き着いたな」

 

いつかこうなるんじゃねぇかとは思っていたけど、思ったより早かったな。ジン兄からも本格的にぶつかるまでは様子見をしておけって言われてたしな。

 

「モモ、キャップ。何で勝負するかは平等に第3者の俺たちが決めよう」

 

「そうだな、川神院の名にかけて平等にやってやるぞ」

 

勝負方法についてジン兄の言葉通りでいいか。モモ先輩も川神院の名前を出したからどっち有利って状況にはしないはずだ。2人とも仲間内には甘いとこあっけどこういった勝負事とかになると厳しいからな。

 

「分かりました」

 

「ああ、任せるよ」

 

クリスも大和も了承した。任された以上は最高のモノにしてやるぜ。

 

「単純な戦闘ならクリス有利。頭脳なら大和有利。なんだか考えるの楽しいなモモ先輩!」

 

「ああ、これは面白……ごほん。やりがいがあるな」

 

やっぱりモモ先輩はノリがいいぜ。必ず平等にはするはずだからきっと不利な事も平等にするような勝負を考えるはず。今からそれがどんなものになるかワクワクが止まらないぜ。

 

「そこはかとなく不安なんだか?」

 

「まあ、姉さんが川神院の名前を出した時は真剣な時なんで大丈夫……たぶん。だから頼むぞ兄弟?」

 

「安心しろ。行き過ぎたものでない限りは見守ってやるから」

 

「「だからそれを止めてくれ!!」」

 

なにやら大和とクリスがジン兄に懇願しているけどまあいいか。とにかく今はどんな勝負方法にするかを考えるのが先だ。今日は無理だし明日にすっか。

 

「ま。それは明日の朝やろうぜ。今は釣り釣り!」

 

「ああ。それまでに準備もあるからな」

 

「よかったな。ほぼ1日覚悟を決める時間が出来て」

 

「「いやだから止めて下さいよホントに!!」」

 

だははは。息ぴったりじゃねぇか。

ん? なにやらまゆっちが言い掛けようとしてたけどガクトに聞き返されて引き下がっちまった。それを見てたヒロが疲れたような溜息を吐いてるけど……

 

なるほど、まゆっちのアレに対してヒロは口出す気はねぇようだな。あっちもジン兄に様子見をしておけって言われてるけど……

 

まゆっちのことはヒロがいれば大丈夫か。1度同じような事を経験してるしな。だからこそ口出す気がないようだけど、はてさてまゆっちはいつ勇気を出すか、それも楽しみだな。

 

  side out

 

 

  side 島津岳人

 

大和とクリスが勝負する事になりやがった。

 

まあ決まってからは喧嘩する事はなかったが、お互いに闘志剥き出しで夕飯の空気が殺伐としてやがった。だが今はそんな事はどうでもいい。

 

「フッフッフ。俺様出現。右よし左よし」

 

「安心しろ。周囲に人はいないぞ」

 

んな事は分かってんだよ大和。気分だ気分。これから行こうって所は隠密行動じゃなきゃダメな所なんだから、行く前から気を張っておくにこした事はねーだろ。

 

「じゃあ早速、下の旅館の風呂覗きに行こうぜ」

 

「何故俺を誘う?」

 

何故? オイオイ大和君よぉ。それを俺様に聞くのかよ。分かっていて聞くなんてそんなに俺様の評価が知りたいようだな。よーし、耳の穴かっぽじいてよく聞いておけよ。

 

「キャップはお子様で女体に興味なし。モロはビビりまくりのチキンボーイ。タカにはまだ早い大人の領域。ジン兄はモモ先輩が怖くて誘えない。だが俺たちの中で1番エロいお前なら!」

 

「俺はそこまでエロくないぞ」

 

客観的に判断できないとは軍師として駄目だぜ大和。俺様は知ってるんだぜ、ジン兄が帰ってくる前の頃はよくモモ先輩に抱きつかれていたけど、その時に胸を押しつけられて鼻の下伸ばしてたのをよ。

そこで俺様は思ったのよ。こんなエロトークが出来るのは仲間内でお前だけだとな。

 

「分かったよ。お前がヘマして見つからないように一緒に行ってやる」

 

ふぅん。言い訳がましく言ってるが顔のニヤケが隠しきれてないぜ。だがさすが俺様と同じ導かれし者。ついて来てくれると信じていたぜ。

 

「ところで、覗きポイントは分かってるんだよな?」

 

「1日目に調べ済みだぜ。俺様天才」

 

「兵は神速を尊ぶ。早速行くぞ」

 

「では覗き(ぼうけん)に出発だ! 女体(ざいほう)を求めて!」

 

俺様たちは大いなる夢と野望のため、部屋を出ようと1歩踏み出した。

 

 

「何をやってるんだお前たちは」

 

 

だがロビーへと続く廊下に腕を組んで呆れ顔のジン兄とモモ先輩がいやがった。

着替えと何やら鍵のようなものを持ってるところを見るに、どうやら昨日と同じこれから『2人で一緒に家族風呂』のようだ。羨ましいぜチキショー。俺様も女と一緒に風呂に入りてー。

 

だが今はそんな事を考えている時じゃねぇ!

 

「大変だ大和! いきなりラスボスだ!」

 

ひのきの棒すら装備してねぇのに初っ端からラスボス2人組ってどんなゲームだよチキショー! しかも潜んでいたわけじゃなく偶然にも遭遇するなんてエンカウント異常だろ!

 

「キャップやタク、ヒロに声を掛けずにガクとヤマの2人組……時間は夕食が終った後……この先は玄関ロビー……別の旅館の女風呂に覗きに行くのか」

 

何なんだよこいつの洞察力!? もはや超能力と変わらねーじゃねーか! ズバリ言い当てられて俺様も大和も固まる以外出来ねぇ。ここでジン兄に見つかったとなるともう強制終了(ゲームオーバー)じゃねーかよ。

 

だが絶望に包まれる俺様たちにジン兄の意外な言葉が掛った。

 

「止めはしないけど、警察沙汰にはならないようにな」

 

「「へ?」」

 

間抜けにも俺様と大和の声が重なる。こういう時のジン兄は場合によっては物理的手段すら使って止めに入ると思っていなのだが……

 

「っと、そろそろ時間だな。行くぞモモ」

 

「ああ! 今日も1時間たっぷり身体を暖め合おうな♪」

 

そう言い残してエレベーターに向かうジン兄とモモ先輩。

これってアレか? 俺様たちを注意するよりもモモ先輩と一緒に風呂に入る時間の方が大切だと? あのどちらかと言えば硬派っぽいジン兄がバカップルになり下がっちまったってか?

 

俺様の前でイチャつくんじゃねぇ! 羨ましいじゃねーかよバッカヤロー!

 

「おいガクト。ぼさっとしていないで行くぞ。せっかくラスボス2人がただの通行人A・Bになったんだ。この機を逃すな」

 

おおっとそうだったな。時間は有限だ。障害物が自らどいたのならありがたく進ませてもらうぜ。

 

 

「ふっふっふ。聞いたぞぉ坊主ども」

 

 

だが玄関ロビーを後1歩で踏破しようとしたその時、地獄の底から這い出てくる悪魔のような声が後ろから聞こえてきた。しかもこの声、ヤベェ人に見つかっちまった。

振り返ったその先にいたのはやっぱり凛奈さんだった。

 

「大変だ大和! 隠しボスが現れやがった!」

 

「くっ。気配を消して俺たちの会話を盗み聞きしてましたね」

 

何なんだよこの覗き(ぼうけん)は? 難易度高いってレベルじゃねーぞ。最初のエンカウントのラスボスから上手く逃げても、次のエンカウントで隠しボスと遭遇なんて、クソゲーどころかバグゲーじゃねーかよ。

 

チクショー。神は俺様たちを完全に見捨てたのか?

 

「私も行こう」

 

「「はい?」」

 

「私も女体観測に行くといったんだ」

 

余りの展開について行けない俺様と大和。だが先に我に返った大和が俺様に恐る恐る問い掛けてきた。

 

「隠しボスが手を組むと言っているが?」

 

「つーか凛奈さんは普通に風呂に行けばいいでしょうが」

 

だが俺様の主張にも凛奈さんは不機嫌そうな顔をした。何やら気に障るような事でも言ってしまったのか? やっぱりここで強制終了(ゲームオーバー)なのか?

 

「私はただ純粋に己の特技を磨きたいだけなのだが、その視線が露骨すぎるらしくな、風呂場では妙に警戒されてしまうんだ」

 

「特技っていったい何ですか……」

 

大和よ! 細けーことは気にすんな! 俺様も気にはなるが今はそれどころじゃねぇ! もしかしたらこの人は隠しボスじゃなくて最強(チート)な仲間かもしれねーんだぞ!

 

「で? どっちだ? どこに行けば観測できる?」

 

やはり神はまだ俺様たちを見捨ててはいなかった! よもや奇蹟のイベントが今目の前で起きようとしてるぞ! これはバグゲーじゃなく神ゲーだったんだ!

 

「頼もしい味方がついたぜ! こっちだ!」

 

ロビーを抜け玄関を抜けロータリーを抜け、俺様の先導で山の中へと入っていく。大和に言ったように既に昨日の昼間に絶好のポイントは調べてある。

 

向こうからは絶対に見えないがこっちからは全てが丸見えになる、最高にして至高の覗きポイントを俺様は発見したのだ。やっぱ天才だろ俺様。

 

覗き場所(ポイント)到着。標的(ターゲット)はラクロス部女子学生」

 

「距離があるがまあいいか。遠距離計測の精度を上げるいい機会だ」

 

今思うのも変かもしれねーが、この人の感性は時々訳が分かんねぇ。なんかこうやって一緒に行動してるとモモ先輩がもう1人いるような錯覚を受けちまう。

 

あの人がもう1人って冗談じゃねーけどな。

 

「さぁ、この茂みを掻き分けると黄金理想郷(エルドラド)が……」

 

ぐふふふ。待ってろよ女子学生の裸体(きんぎんざいほう)。今俺様がお前たちを拝みに行くぜ。

 

   ビーッ ビーッ ビーッ

 

あん? なんだこの音? なにやら俺様の勘が最上級の危険を訴えてやがる。

 

   フシンシャハッケン ケイビタイセイレベル4

 

警報装置だと!?

 

「なっ? こんな装置昨日の昼間はなかったぞ!?」

 

「ちぃ! 夜の間の警報装置か。敵も考えるな」

 

感心してんじゃねーよ大和! せっかくラスボスを回避して最強の仲間が入ったってのに、こんな初歩的簡易罠(ブービートラップ)に引っかかるたぁ、やっぱりこれはクソゲーだぜ!

 

「お? 対応早いな。6人ほどこっちに向かって来るぞ」

 

「警備員の動きめっちゃ迅速だな」

 

「私はいくらでも切り抜けられるが、お前たちは無理だな。逃げようにも間違いなく姿を見られるだろうな」

 

いや凛奈さん。あんたなんでそんなに余裕なんだよ。女だからか? 女だからなのか? 何とが出来ねぇか大和!

 

「安心しろガクト。女性の凛奈さんがいる事で言い訳が出来る」

 

おお! そういやぁそうだな! なるほど、だから凛奈さんは余裕なのか。見つかったとしても女の凛奈さんと一緒なら散歩して道に迷ってたで済むもんな。

 

「何で私がいちいちお前たちの言い訳に付き合わねばならんのだ」

 

呆れ果て不機嫌な声でそんな事を言ったと思ったら、おもむろに少しだけ腰を落としまるで突き出す動作の直前のように腕をたたんでいる凛奈さん。

 

「幸いにもすぐそこに川が流れている。お前たちはその川を上って旅館に帰れ」

 

「おいおい! 下の川まで高さスゲーあるぞ!」

 

「まさか落としたりしませんよね? ハハハ……」

 

大和も声が引きつってやがる。だが待て大和。俺様はさっきこの人を『もう1人のモモ先輩』と思った。こういう時のモモ先輩の行動を考えれば……

 

「問答無用だ。自業自得と思え」

 

「うぉおおおおぉぉぉ!?」

 

「バカなぁぁぁあぁぁ!?」

 

俺様と大和はまだ肌寒い5月の夜に川の中へ放り込まれた。

 

結局このオチなのかよぉぉ!?

 

  side out

 

 

  side 川神百代

 

「お?」

 

「どうした、ジン?」

 

昨日と同じように貸切露天家族風呂で一緒に湯船に浸かっていたら、ジンが急に声を上げた。

 

ちなみに今日のジンは昨日の恥ずかしさが嘘のように堂々としているし、夕食の食べさせ合いも普通にこなしていた。完全に恥ずかしさがなくなったわけじゃないようだが、何故かつまらなかった。

 

あの恥ずかしさで真っ赤になるジンがもう見れないなんてな。でも少しだけ頬を赤くして優しく微笑むジンも私の胸をときめかせるから良しとしよう。

 

「ヤマとガクの悲鳴が聞こえたからな。どうやら覗きが見つかって警備員が駆け付ける前に、凛奈さんに川に突き落とされたようだ」

 

「ここから聞こえたのか、相変わらずふざけた感覚器官だな」

 

大和たちが凛奈さんと一緒に覗きに行ったのは気配で分かっていたが、悲鳴なんて全然聞こえなかったぞ。だがジンが言うから間違いないだろうが、自業自得だな大和にガクト。

 

しかし弟もアホだな。明日クリとの決闘があるっていうのに覗きになんか行って……風邪ひいても知らないぞ私は。

 

「ヤマの奴……風邪ひかなきゃいいけどな」

 

同じ事を思ったんだろうが今はどうでもいいだろ。もし大和が風邪ひいても自業自得なんだ。それよりも今は私との時間を大切にしろ。私以外の事を考えるな。

 

そう訴えるように、横抱きに抱えられていた私はジンの首に回していた腕に力を込めて、自慢の胸をジンの逞しい胸板に押しつるようさらに身体を密着させた。

 

その行動に私の想いをちゃんと受け取ったのだろう、ジンは小さく笑いを零すと濡れた手で私の頬に触れて顔を上げさせると、間をおかずすぐにキスをしてくれた。

 

私たちの熱い夜は始まったばかりだぞ。ジン。

 

  side out

 

 

  side 直江大和

 

さ、寒い夜が始まった。

 

俺は布団の中に潜りながら震えだしそうになる身体を何とか押さえる。

体調が悪くなり始めているが、このまま眠れば何とかなるかもしれない。そう、このまま何事もなく眠ることが出来れば。

 

「草木の眠る丑三つ刻。今宵こそラブゲット」

 

今、俺は京による貞操の危機に瀕していた。

 

男女同部屋とはいえ、就寝する時は東と西で男女に分かれ境界線を敷いていた。ちなみにクリスの提案ね。

男子が女子側の境界線を越えて陣地に入ると、捕虜としてあらゆる尋問という名の拷問を受けるらしいが、正直誰ひとりそんな真似はしないのでどうでもよかった。

 

だが、出来れば女子が境界線を越えて男子の陣地に入ったときも、何かペナルティを作ってほしかった。

 

「こら京! 布団に入ってくるな!」

 

だたでさえ体力が落ちかけてんのにお前の相手はしてられないんだよ!

 

「ククク、もう遅いよ。侵入した今の状況、下手に騒いだら一緒の布団にいる事がバレるよ。そしたらあら不思議、既成事実が!」

 

た、性質悪いなオイ! 冤罪だろどう見ても!

 

眠りたいのに。眠らなきゃいけないのに。京の攻撃を捌かなきゃけないなんてハードすぎるどころじゃないぞ。下手すりゃ意識失いそうだ。

 

「くしゅん!」

 

「くしゃみだ」

 

「だから体調悪いんだって」

 

「私が看護する、私にうつして」

 

「いいから布団から出てけっちゅーねん!」

 

その後、何とか京を説き伏せて退散させたが、無駄に体力と頭脳を使ったせいでマジでヤバい。明日はクリスとの勝負だっていうのに……

 

オレサマ、サムケ、トレナイゾ?




あとがき~!

「第76話終了。あとがき座談会、司会の春夏秋冬 廻です。今回のお相手は――」

「お、おう、直江大和です」

「体調悪そうだね。あはははは」

「っていうかお前、前回のあとがきで原作とはちょっと変えようかなっていってただろ。なんで原作通りになってんだ」

「え? 変わってたでしょ?」

「どこがだよ!」

「だって一緒について行ったのが百代じゃなく凛奈さんだし。投げ飛ばされたんじゃなくて突き落とされた。ほら2つも原作と違う部分がある」

「そこじゃねーよ! 俺の体調の面も言ってたろ! げほげほ!」

「興奮するな。もっと体調悪くなるぞ」

「悪くしてるのはお前のせいだろ。原作と違うと期待してたのによ」

「いやだって……体調を良くすると勝負内容が原作と違っちゃうでしょ? そうなると勝負内容を考えるの面倒くさいもん」

「そんな理由かよ」

「うんそれだけ。いやしかし凛奈さんの存在は本当にありがたいね。最初覗きに行くシーンは百代が神と一緒にいるからどうしようかと思ったんだけど、凛奈さんがいてくれたおかげで代役になったよ」

「結局、俺たちのたどる道は最初から決まってたってわけか……」

「運命だね」

「そんな言葉で片付けるんじゃねぇよ……で、次が?」

「そう、旅行3日目の君とクリスの対決」

「やっとかよ……げほげほ」

「大和くんの体調が思わしくないので今日はこの辺で。次投稿もよろしくお願いします」

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