とある魔術の日常?   作:置物

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五話 解決法

俺の知らない間に上条はそこで気絶しているステイルと死闘を繰り広げたのだろう、息継ぎの間隔が狭く、俺の所にまで聞こえるほどだ。

「はぁはぁはぁ…」

「よっ、上条」

まぁそんなの関係ないとばかりに俺は上条に話しかけるわけだけど。

「え?陽太!?どうしてここに!?」

「どうしてって、ここが俺の住む寮だからだけどそれ以外になにかある?」

「ここには人払いのルーンが刻まれていて俺以外は来れないはずなのに」

「なぁ上条、魔術とかルーンとかそんなことはどうでもいいんじゃねぇの?」

「え?」

「お前の部屋の前に倒れているシスターさんをどうにかしねぇと、あの出血量じゃ死ぬんじゃ」

「インデックス!!」

「って最後まで言わせろよ」

ったく。あいつは目の前のことにしか集中できないのか?

「おい!!しっかりしろ!!大丈夫か!?」

上条が呼びかけるとシスターは目を少し開いて口を開く。

「…だい、じょうぶ。血をとめることが…できれば…」

「お前の十万三千冊の中に傷を治すような魔術はないのか!?」

…?十万三千冊?そんな本がどこにあるんだ?

「…ある…けど、君には無理…。君の能力が、邪魔するから」

「クソッ!またこの右手かよ!…いや、それなら俺じゃなければいいんだ!陽太!ちょっとこっち来てくれ!」

「なんだ?話に着いていけない馬鹿になにか出来ることがあるのか?」

まぁ、こいつには貸しがあるし、俺に出来ることなら協力しよう。

出来ないことなら…だりぃけど出来る限り頑張るか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんでもこのシスター、インデックスは名前の通り世界中にある十万三千冊の魔道書を瞬間記憶能力という体質で頭の中に貯蔵している禁書目録(インデックス)で、その頭の中の魔道書を狙ってきている魔術師達から逃げているところを上条に拾われたらしい。

そしてインデックスの傷を治すためにインデックスの頭の中の魔道書から傷を治せる魔術を使えばいいんじゃね?と上条は考え付いたが君の能力邪魔だから無理無理と言われ、なら陽太!君に決めた!ピッピカチュー!的な感じで俺が指名された訳だけど、魔術というのは才能がない人間が才能がある人間に追いつこうとして作られた技術なので、この学園都市で開発した学生にある特別な脳の回路が邪魔だということらしい。確かにレベル0でも能力者という才能のある人間だしな。

つまり、この開発を受けた学生だらけの学園都市で魔術を使える人はいないということでつまりはインデックスの傷が治せないわけでは?という草木陽太による脳内ダイジェストでした。

「で、どうする上条?魔術が使えない以上能力者に頼むのが普通だが、うちの学校に回復系能力者なんていねぇし、今から回復系能力者を探してたらインデックスが死んじまうぞ」

 

「…いや、魔術が使える人がいるぞ…!」

は?

 

「さっきインデックスが言ってたじゃないか。開発を受けた才能のある人間には魔術は使えないって」

「開発を受けた人間には…だろ?つまり、開発を受けていない人間に頼めばいいんだ」

「おいおい、ここは学園都市だぜ?開発を受けていない人間なんて研究者や教師とかの大人しか…あ!?」

「あぁ、そうだ。大人に頼めばいいんだよ。俺達がよく知ってる大人、小萌先生に」

なんという落とし穴…。ここは学園都市、学生の街だ。学生は全員開発を受けているものだから無理かと思ったが開発する側の人間、大人は開発を受けていない!しかも小萌先生だ、俺達のような駄目人間のお願いも聞いてくれるかもしれない!

「そうと決まれば小萌先生の所にぱぱっと行くぞ上条!」

「あぁ!」

俺達は急いで小萌先生が住んでいるアパートに向かって走り出した。

 




「そういえば、どっちがインデックス背負う?」
「俺から始まったことなんだ。俺が背負うよ」
「だけどお前不幸属性あるし途中で躓いて…なんてあるかもしれないし俺が」
「いや陽太に悪いし」
「インデックスのことを考えたら俺が」
「いや俺が」
「俺が」
「俺が」
「「………」」
「「最初はグー!じゃんけんぽん!あいこでしょ!あいこでしょ!」」
「はやくしてくれないと…死んじゃうかも…」

みたいなことがあったとかなかったとか
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