とある魔術の日常?   作:置物

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六話 解決

アパートに向かおうとしたところ俺は「あ!?」と声をあげる。

「どうした陽太?」

「上条、俺達は重要な事を忘れてたぞ…」

というかなんで俺達は当然のように思っていたんだ?

「は?今はインデックスの事が最重要だろ?」

「あぁ、だけどな、お前…」

 

 

 

 

 

 

「小萌先生の住所知ってるのか?」

 

 

 

 

 

 

そう言うと上条の表情が固まった。あとだらだらと汗が流れてる。

「で、上条、聞きたいことがあるんだが、お前はどこに行こうとしたんだ?」

「………(汗)」

「で、上条、お前は小萌先生の住所を知っているのか?」

「………(青顔)」

「で、上条、お前は小萌先生の住所を知る方法を考えていたのか?」

「………(涙目)」

「…はぁ、ちょっと待ってろ」

ポケットから携帯を出し、ある人に電話する。

prrrr、prrr、prrr、pu。

『こんな遅い時間になんの用なんクッキー?』

よかった、繋がった。もしかしたらゲーセンとか煩い場所にいるかもと危惧したが出てくれた。

「すまんな青髪、小萌先生の住所を知りたいんだ。知ってたら教えてくれ」

『ええでぇ。しっかし、なんでこんなおそぅに…はっ!まさか夜這いしに行くんと』

「ふざけてる暇はないんだ。さっさと教えてくれ」

『ちょ、電話越しでもわかる殺気流さんといて!確か小萌先生の住所は…』

「ありがとうな。今度お前の好みのエロ本奢るわ」

『なに言っとんねんクッキー、僕の好みは義姉義妹義母義娘…』

piっと俺は返事を聞かずに通話を切った。

「お前の守備範囲聞いてたら日が暮れるどころか一日終わるわ」

「陽太、小萌先生の住所は分かったのか?」

「あぁ、青髪から聞けた」

「……なんで青髪が知ってるんだ?」

「さぁ?案外ストーカーとかしてたんじゃないか?」

まぁあいつ学級委員だから先生の住所知っててもおかしくないんじゃね?という浅はかな考えで電話したんだがまさか知ってるとは。もしかして本当にストーカーしてたんじゃ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

路地裏から十五分と言うところで青髪が言っていた場所に着いた。

「ここが小萌先生の…。なんというか…」

「まるで東京大空襲を乗り越えましたよ的な雰囲気を醸し出してるな…」

上条の言うとおり、これいつ崩れてもおかしくないよね?レベルのボロさの木造二階建てのアパートだった。あの見た目からじゃ想像もつかない住まいだな。

「っと、ここか?」

二階の一番奥、ひらがなで「つくよみこもえ」と書いてあるドアを見つけ、ぴんぽんぴんぽーんと二回チャイムを鳴らす。が、小萌先生の声は聞こえない。そのため上条がドアを蹴破ろうとする。

「待て上条。俺がする」

俺は上条を止めた後、代わりにドアを蹴る。もちろん能力を使用状態にして。

上条が率先してしようとすることには大体不幸が付きまとう。考えすぎかもしれないが例えばこのドアが途轍もなく頑丈で上条が足を挫いたりするかもしれない。そう思って代わりに俺が蹴破る。

ドアはグシャバキドカーン!と音を立てながら、奥に吹っ飛んでいった。

「よっし、開いたぞ」

「開いたという優しい表現をしていいのでせうか?」

上条が少しあきれたように俺を見るが緊急なんだ、これくらいやってもいいだろ?決して課題を減らしてもらえなかった腹いせじゃないよ。ホントダヨ?

「ふぇ!?対新聞屋さん用の頑丈な扉が!?」

扉がぶっ飛んだ音に気がついたのか、奥からぶかぶかパジャマを着た小萌先生が扉を避けて顔を出した。というかやはり扉は特別仕様だったか。上条に蹴らせてたら不幸だ状態だったな。

それはともかく。

「こんばんは小萌先生、ちょっと人命救助に付き合ってくれませんかね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁあの後インデックスがインデックスさんモードに移行、上条の俺になにかできないか発言にコンマ一秒とかからずここから出てけと言われ、上条はしょぼくれた状態で外へ出て行き、俺はインデックスも心配だったが上条の方が心配だった為上条の後を追ったのであった。




後日談

「ん?なんだこの封筒?」

『修理費用 十二万三千円
ちゃんとドアの修理費用払ってもらうですー。』

「おふぅ」
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