「でさでさ!結局のところ缶詰の定番は鯖の味噌煮って思うわけよ!」
「だよなー。熊肉とかパイナップルとかは缶詰として定番とは呼べないよなー」
「うんうん!」
いつの間に缶詰議論に発展したんだろうか。
確か土下座した後「結局、アンタも缶詰好きなの?」と聞かれ、「缶詰ほど好きなものはありません」とかその場のノリで返したら笑顔で渡されて、お金を支払った後「ねぇねぇ、結局、缶詰の中で定番ってなんだと思う?」という話を振られ、それから三十分ほど議論してたんだった思い出した。
「結局、今日の一番の収穫は同志を獲れたことね!」
「そうか、それはよかったな」
「結局、その反応はないんじゃないの!?こんなかわいい女の子と話せたんだからそっちも収穫でしょ?」
「ソウデスネヨカッタデスネ」
「結局、その片言がムカつく!!」
「へいへい、すみませんでしたって爆竹ぶつけるな!地味に痛い!!」
どこから爆竹を用意したんだこいつ!?というか服の中に入った!!
「許してくださいお願いします俺が悪かったですから!!」
「結局、分かればいいのよ。そういえば、名前はなんていうの?私はフレンダ・セイヴェルン」
「草木陽太だ。金髪鯖缶ガール」
「…」
「ちょ、無言で爆竹はやめろ!!痛い痛い!!」
「名前は分かったし、メルアド交換しない?」
「お、おう…」
突然すぎるだろと思ったが、や、やべぇ、異性のメルアドなんて吹寄含めて二人…いや、あれは異性と見ない方がいいかあれは委員長だ。男女とかそんな次元に存在しない新たな生命委員長だ。だからこれが初めての異性のメルアドだそうだそうなんだそうなんですの三段活用!!
「結局、また暇があったら缶詰議論しようね!」
「お前の中では缶詰議論しかすることないのかよ!!って行っちまった…」
金髪鯖缶ガールフレンダはそのまま夜の街に消えていった…なんか卑しいなおい。
しかし…、
「別に一個でよかったのに、なんで二十個も置いていくかなぁ」
寮に帰宅後、冷蔵庫のセッティングをし、中に今日買った食材を詰め込んでいく。
「うわ、俺なんでマヨネーズ二本買ってるんだ?マヨネーズ嫌いなのに。あとえりんぎまいたけぶなしめじってCMか!!」
人間って恐ろしいな。ハイテンションのときはなんとも思わなかったのに、正気に戻ったらおかしなことばかりしてる。
「っと、今日はキノコのバター焼きにキノコのお吸い物、キノコのステーキにキノコの炒め物、キノコのマリネだな」
キノコを一日で消費したいからってこれはないか…。
同日九時三十八分 とある路地裏
「チッ、ちょこまかと逃げんじゃねぇ!!」
学園都市が誇る
その内容は「ある研究所のデータが盗まれた。データが外に漏れ出す前に犯人を捕らえるか殺せ。またデータは外に漏れ出さないのであればなにをしてもよい」というものだ。
依頼と共に犯人である男の顔写真も送られてきたので見つければ後は楽だろうと思い承諾、下部組織に捜索を任せる。
捜索開始から五分とかからず男は発見されたが男は
「はぁはぁ…!どうして私を狙うんですか!?たがが研究データ、しかも当の昔に凍結した研究のデータですよ!?いいじゃないですか別にもらっても!!」
「その中身が外に漏れ出すのに問題あるんだよ!!いいから諦めてそのデータこっちによこしやがれ!!」
「嫌です!!私にはこれをある場所に届けるという大事な使命があるんです!!」
「糞!!手荒な真似は出来る限りしたくなかったが、テメェがそこまで言うなら俺だって本気だすぞオラ!!」
そう垣根が言うと、垣根が能力使用時に背中から生えている六枚の純白の翼が強く発光した。
同日同刻 草木の部屋
「うおっ!?冷蔵庫が光った!?」
「帝督、そのチップはなに?」
「あぁ、
「ふぅん。でもなんで引き渡してないの?」
「ちょっと中身が気になってな」
「どうなっても知らないよ」
「とか言いつつパソコン画面をじっと見てるだろ」
「偶々目に入ってるだけよ」
「そうかよっと…。あぁ?」
「これは…」
「『暗闇の五月計画』。第一位のクソッタレのやつの演算パターンを参考に、各能力者の
「でもいまさらこれを?」
「さぁな。それは俺にもわからねぇ。だが、これを回収しようとしたってことはそれなりに重要って事だろ。もしかしたらアレイスターの交渉に使えるかもしれねぇな…」