日記形式で書こうとしましたが自分の技術力ではなんかおかしなことになりましたorz
おかしいのはいつもどおりでしたすみません!!
七月二十二日
まだ鳥も鳴き始めてない早朝、俺の携帯が煩く鳴る。
布団から手を伸ばし、ちゃぶ台の上にある携帯を取り開くと『結局、缶詰会議をしたいと思ったから九時に第七学区の○○喫茶店に集合!』とフレンダからメールが来ていた。
携帯で時間を見ると七時にも達していなかったため九時なら時間的に大丈夫だろうと二度寝を決行。しかし寝坊してしまった。
起きた時間が九時三分と約束の時間をオーバーしていたため適当な服、学生服に着替えて待ち合わせ場所に直行。着いたと同時に涙目で爆竹投げられた。すごく痛かった。お詫びとして缶詰四十個買わされた。俺の食費が一気に消えた。
九時半から十一時まで缶詰会議(主にフレンダが缶詰の事について語り俺が相槌を打つ程度。偶に意見を求められる)をして解散。本当に缶詰会議がしたかっただけかい!!と心の中でつっこむ。
フレンダと別れた後、朝飯兼昼飯を買おうとコンビニに寄ると週間雑誌を立ち読みする常盤台中学のお嬢様がいてびっくりした。お嬢様でも立ち読みするんだなぁと思って珍しげに見ていると「何よ?」と睨みつけられた。俺の防御力とSAN値が減った。
その場から離れ、適当に弁当を二個持ってレジに行き財布の中身を見ると二百三円しかなかった。そういえばさっき缶詰大量に買ったばっかじゃん俺馬鹿か馬鹿でしたと自問自答。結局弁当を元の位置に戻して帰宅。
朝飯兼昼飯は冷蔵庫にあった缶詰と炊き立てご飯で済ます。ご飯に鯖の味噌煮は鉄板だ。
食後、机の上にある山積みの課題に手をつける。気がつけば三時だった。時の流れの恐ろしさを実感した。しかし机の上にある課題はほぼ減っていなかった。何があったんだこの三時間の間に!?
課題を目にするのも飽きたので長時間座って固まった体をほぐすために外に出かける。
少し歩くとゲーセンを発見、中に入る。
入り口付近にクレーンゲームがあり、中身を見るとカエルにひげが生えたぬいぐるみがあった。特に欲しい訳ではないが四回チャレンジして取る。こういうものは取ったものの大きさではなく賭けたお金が少なければ少ないほど満足するのだがなかなか良い成績だったと思う。
商品名を見ると「ゲコ太 男爵ver」と書いてあった。もう一度クレーンゲームの中身を見ると他にもお嬢様verや伯爵verがあったが、男爵と伯爵の違いが杖を持っているかどうかしか見分けが付かなかった…。
取ったゲコ太を脇に抱え、奥の方に進むとパンチ力を測る機械を発見。ゲコ太を置き、百円を入れてパンチ力を測ってみると320kgと中々な感じだった。特に鍛えている訳でもないのにこの数値に満足した俺は体もほぐれたしゲコ太を持って帰るかと置いてあった場所に目を向けるとゲコ太が消えていて、代わりに四百円が置いてあった。
なぜに?と周りを見渡すと出口に走り去る常盤台中学の制服を着た奴がいたがゲコ太とは関係ないだろうと思いもう一度周りを見渡すが見つからなかった。多分ゲコ太は錬金術によってお金に戻ったんだと諦め帰宅。
寮に着いたあと夜飯を食って寝た。缶詰会議が意外と精神的にきつかった。夢に缶詰が出てきそうだ。
七月二十三日
昨日は早く寝すぎたからか朝五時に目が覚めた。
二度寝しようと思うほど眠くも無いため撮り貯めしていたドラマを見る。事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きているんだ!
七時になると同時にメールの着信音がちゃぶ台の上から聞こえてきた。見てみると『結局、今日も缶詰会議をしようと思う訳よ!昨日と同じ時間に同じ場所で集合ね!昨日みたいに遅刻しない事!』とフレンダからのメールだった。お前はどんだけ暇なんだ…と思わずにはいられない。
今日は時間に余裕があるため私服に着替えて待ち合わせの三十分前に待ち合わせ場所に移動。五分後、フレンダも到着して缶詰会議が始まる、と思ったが「結局、草木は朝ご飯は食べたの?」と聞かれた。もちろん食ってきたと答えると「そう…」とすこし残念そうな顔をした後「それじゃ、缶詰会議しよ!」と缶詰会議が始まった。
缶詰会議が始まって二時間近く、十一時になろうとしたそのとき、フレンダのポケットから携帯が鳴り、フレンダが携帯を確かめると「ごめん!結局、ちょっと用事ができちゃった!」と言って去っていった。
精神が半ば宇宙のどこかに飛んでいた俺は「いってらー」と言ってしばらくそのまま喫茶店で座り続けようと思ったが一分と経たずにウエイトレスさんに「お客様、大変申し訳ございませんがお席の方をお立ちしてもらってもよろしいでしょうか?」と言われ喫茶店を追い出された。二日連続同じ客が二時間以上も席を占拠してるもんな。そりゃあ迷惑だよなと納得しながらとぼとぼ歩く。
昨日も通ったゲーセンに寄って見ると昨日見た立ち読み常盤台中学生がゲコ太のクレーンゲームに挑んでいた。
暫く眺めているとその中学生は驚いた事に二千円もクレーンゲームにつぎ込んだ。いや、俺が来る前からしているならもっとつぎ込んだ事になる。お嬢様の金銭感覚すげぇ…。
やがて無理だと思ったのか、クレーンゲームをやめて近くにあった太鼓○達人をやり始めた。
昨日は四回で取れたから四回以内に取る事を目安にクレーンゲームをやろうと思って中を配置を見てみるとゲコ太男爵verから市長verに変わっていた。変わっていたと言っても男爵verは黒いシルクハットに黒い髭と言う見た目なのだが市長verはそれから黒いシルクハットを取っただけだった。
あまりの変化のなさにやる気が削がれて他のものをしようと移動しようとするとどこからか、というか太鼓○達人方向から殺気に似た気配を感じて移動を断念。クレーンゲームをする。
配置と運がよかったため二百円で取れた。取り出し口からゲコ太市長verを取り出し、太鼓の達○をやっている立ち読み常盤台中学生押し付ける。
「うぐ、何すんのって、え?ゲコ太!?」
俺に文句を言おうとして振り向き、ゲコ太を見た瞬間に目の色を変える立ち読み常盤台中学生。
「これ欲しかったんだろ?やるよ」
「本当にいいの?」
「あぁ。別に俺はクレーンゲームをしたかっただけだから」
ただかかったお金はくれと言いたかったが言ったら人としてアウトだと思い控える。
「あ、ありがとう…」
立ち読み常盤台中学生は俺に感謝の言葉を述べた後、ゲコ太を両手で掲げて「ゲコっ太♪ゲコっ太♪」と歌いながら去っていった。
あれ、中学生としてどうよ?と思いつつそういえば上条とインデックスどうしてるかな見舞いの品になにか持ってくかと思いスーパーで果物の詰め合わせを買って小萌先生の住むアパートに向かう。
小萌先生の部屋のドアをノックをしても返事がなく、鍵も開いてた様子だったので中を覗いてみると土下座している上条の頭にインデックスが噛み付く瞬間だった。
一瞬思考停止をしたが友の命が散るのを眺めているのはいたたまれなかったのでインデックスを止める。
「はいはいインデックス、上条を食べると腹壊すからやめなさい」
「俺は賞味期限切れのパンかなにかですか陽太さん!?」
「大丈夫だよようた!私のお腹はそんなにかんたんに壊さないから!」
「インデックスさんも食べる事前提に話さないでください!」
俺の努力も虚しく、上条はインデックスに頭だけでなくあちこち噛まれたがそこはどうでもいいだろう。
二人と暫く話し、元気なのを確認した後、寮に帰宅。
携帯を充電しようとポケットから出すとフレンダからメールが来ていた。
『結局、私服姿中々よかったよ!』
今度服買いに行こうかな…。
七月二十二日
「ったく、お嬢様が立ち読みしちゃ悪いのかっての」
御坂美琴は数時間前にコンビニで立ち読みをしているとこちらを見ていた男子高校生に腹を立てていた。夏休みの宿題も大半終えて、白井黒子との約束の時間まで時間があったため近くにあったゲームセンターにストレス発散の為に寄る。
入り口付近のクレーンゲームの前にさっきの男子高校生を発見した御坂。ふと男子高校生が何かを取った様で取り出し口から何かを出す。
「あ、あれは…!?ゲームセンター限定、ゲコ太男爵!?」
ネットでも近日ゲームセンターに置かれると書いてあったが今日だったのかと御坂は驚愕した。
すぐにクレーンゲームに挑戦、そして挫折。
「なんでこんなに難しいのよ!!バネ弱すぎんじゃないのこれ!?」
まさかのゲームに文句を付け始められ店員は無言で取りやすい位置にセットする。
御坂もう一度挑戦、そして挫折。
「うぅ、私にはクレーンゲームの才能はないのよ…」
もう寮に帰ろうと入り口に向かう途中、高校生がパンチングゲームをする為にゲコ太を置いたのが見えた。
と同時に御坂の心の中で天使と悪魔が現れた。
「アイツがゲームに夢中になっている内にゲコ太とっちゃおう」
「でもただで持っていったら後味悪いし四百円くらい置いていきましょう」
まさかの天使と悪魔の意見の一致。御坂はゲコ太財布から四百円を出し、高校生の足元にあるゲコ太とすりかえる。かかった時間、約一秒。
そしてそのまま御坂は鼻歌を歌いながらゲコ太を抱えて寮に帰った。