とある魔術の日常?   作:置物

15 / 54
九話 遊び

「クッキー!今暇しているかにゃー?」

七月二十四日、朝早くから人の目の前で堂々と不法侵入してくれやがった金髪サングラスの顔面に蹴りを入れる。

「ぐふっ!!い、いきなりなにするんだにゃー!!」

「鍵の無断複製及び不法侵入、人の部屋の本棚から本の無断拝借&メイド物を置いていく犯罪者に対する制裁をしただけだがなにか?」

「ちっちっち、甘いぜクッキー。鍵は複製していないぜい。ちゃんと昔ながらの針金で地道に開けたにゃー」

「そこにこだわるのか!?」

あと肉体再生(オートリバース)地味に便利だな。鼻血がもう止まってやがる。

「まぁそんな話は置いといて、クッキー今暇してるかにゃーしてるよにゃー今から遊びに行こうぜい!!」

「俺が暇なの確定してる!?」

「え、逆に暇じゃないのかにゃー?」

「あの課題をやらないと」

「はいどーん!!」

「あぁ!?俺の課題が!?」

指で机の上にある課題を指差すと、あろうことか土御門はその課題を纏めてゴミ箱に捨てやがった。

「こんな物、友との友情に比べたらゴミ以下の存在だにゃー」

「そうかもしれないけども!!」

「というわけで、早速青ピと一緒にゲーセン行くぜい!」

「ちょ、首しまる!!しまるってかしまってるぅぅぅ!!」

拝啓、お父さんお母さん。俺は先に天国にいるお爺ちゃんに会うかもしれません…。あ、マジで意識が…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後意識が無くなった俺は土御門に引っ張られてゲームセンターについた。

「あれ、クッキーどないしたん?そんな青い顔して」

「酸欠状態に陥っただけだ…頭がだりぃ…」

「そんじゃま、はやく中に入ろうぜい。外は暑くて辛いにゃー」

そう言って土御門はゲームセンターの中に入っていき、それについていく形で俺と青髪も中に入っていく。

「それで土御門、なにかするものに目安はつけてるのか?」

「最初にするのはアレだにゃー!!」

「クレーンゲーム…」

土御門が選んだのは俺が最も好きなゲームであり、ここ二日間やり続けたクレーンゲームだった。

「そしてそして!!誰が一番少ないお金で取れるかを勝負しようぜい!」

「勝負って事は負けたらなにかあるのか?」

「あったりまえだぜい!!負けた奴はあれの刑だぜい!!」

「あ、あれは…!?」

土御門が指差す先には、様々なコスプレ服が置いてあるコスプレプリクラ「大変身!今日のあなたはミステリアス」だった。

「あそこで残り二人が選んだコスプレに着替えて写真をとってもらうぜい!」

「それはおもろそうやな」

「異議なしだ」

ふっふっふ、土御門、青髪よ。この勝負は俺がもらった!!

「それじゃあじゃんけんで順番決めよか」

「おっし、いくぞ!」

「「「最初はグー!じゃんけんポン!!」」」

順番は俺、青髪、土御門の順番になり、ゲームは始まった。

まず最初に景品の種類と位置を確認。景品がけい○んの平沢○のフィギュアが入った箱と言う重い物かつクレーンに対して斜めに置いてあったため一発で取れないと判断し、一回目は位置修正、そして少しずつ穴に近づけて五回目で落とした。

「ひゅー、クッキーやるぅ」

「ほんまクッキーはクレーン得意やなぁ」

「どんなもんだ…ん?」

あれ?俺青髪にクレーンゲーム得意って言った記憶無いんだけど?

「それじゃ、次僕やな」

青髪はクレーンゲームに二百円を入れて操作し始める。と思ったら、

「すみませーん、商品の位置をずらして欲しいんやけどー」

なんと てんいん に いちのずらし を たのんできた!!

「は?はぁぁぁ!?おい青髪!テメエなにずるしようとしてるんだよ!!」

「にゃー、ルールなんて説明してないし存在してないようなものだから青ピの行為はずるじゃないにゃー」

「くっ…!!」

まさか…こいつら、事前に俺の得意なゲームをリサーチしてそれを指定することで俺の警戒を解き、確実に勝てる手を考えてきていた!?

「まぁクッキーがそこまで言うなら俺のときは店員さんを呼ぶ手は使わないにゃー」

「それなら別にいいけど…」

あ、青髪が三回でフィギュア取った。

「それじゃあ、最後の俺だにゃー」

最後に土御門がクレーンゲームに向かい、二百円を入れて操作し始める。

クレーンはフィギュアの真上を捉えず、少し横にずれて下がる。このままいけばクレーンはフィギュアにかするだけだ。

と思っていたのだが、どういうわけか、クレーンはフィギュアをしっかり掴み、穴の上まで運び落とした。土御門は一回でフィギュアを取ったのだ。

「嘘…だろ?」

そして俺の敗北を意味する。

「ごふっ、これが俺の実力だぜい」

「って土御門!?なんで吐血してるの!?」

過負荷(オーバーロード)ってやつだぜい」

「こんなことで起きるの!?」

ってかそんな洒落を言ってる場合じゃない!!早く救急車呼ばないと!!

「クッキー、どこに行こうとしてるんかなぁ?」

「離せ青髪!!土御門が死んじまうぞ!!」

「俺は大丈夫だから罰ゲームをしようぜいクッキー」

「本人が大丈夫と言ってももしかしたら駄目かもしれないだろ!?」

「それじゃあぱぱっと罰ゲーム済ましてから行けばいいんやないかな?」

「青ピの言うとおりだにゃークッキー」

万事…休すか…。




「それじゃあ僕はこのスク水とセーラー服と銃で!」
「俺は猫耳メイド服に箒で頼むぜい!」
「ゲテモノすぎるだろその組み合わせ!?あと男がそれ着ても似合わないから!!」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。