やっちまった…。やっちまったよ…。何をやったかっていうとあれだよ…あぁやっちまった…。
これは本格的に神社か寺にお祓いしに行った方がいいんじゃないか?
まさか俺が…
「財布を落とすとは…」
時刻は午後一時半あたり。ミサカ?と別れた後、お財布の中身が寂しい俺はコンビニのATMに寄ってお金を下ろしたんだ。
それで上条とインデックスにお土産でなにか持っていこうとなんとなく思ってスーパーに寄ってスイカ(一玉五百円。丁度タイムセールで売っていた)を片手にレジに向かい、お金を払うために財布を出そうとポケットを探るが財布の感触が無く、身体中を触ってもなかった。あのときの俺の顔は多分この世の終わりだと言った感じの顔になっていただろう。だって店員さんドン引きしてたし。
「一体いくら入ってたと思うんだ?三万だぞ三万。そんだけあれば一ヶ月どころか頑張れば三ヶ月は生きれるぞ」
あぁー、見つからねぇ。一体どこで落としたんだよ俺。
「そこの少年!止まるじゃん!!」
聞きなれた声に振り向いてみるとうちの学校の先生の一人、黄泉川先生が
「黄泉川先生。どうしたんですか?」
「あ?草木じゃんか。ならほっといていいじゃん」
ちょいちょいちょいちょい!!
「それは先生としても警備員としても言ってはならない言葉じゃないのか!?黄泉川先生がその格好でいるってことはなにか事件が起こってるんだよな!?」
「あー、説明だるいし周りを見て理解してほしいじゃん」
「また無茶な注文を…ん?」
周り見渡す→すぐ近くででかくてキモい奴が暴れてる→ミサカ姉(多分)も暴れてる
「わかった」
「お、理解が早いじゃん」
「これってあれだ。怪獣映画の撮影だよな。学園都市は怪獣すら作り出すんだなぁ」
リアリティありすぎ。俺絶対見に行くわ。
「それは違うじゃん!?」
「だって、そうでなかったらなんであんなの作るだよ」
「
「知らない」
テレビはアニメ、新聞は四コマ漫画しか見ないからな!!
「知らなくても時間が惜しいから説明省くじゃん」
「えぇ~…」
じゃあ最初から聞くなよ…。
「それを使って木山という研究者がなんかしてああなったじゃん」
「説明が雑な上に曖昧!!」
木山っていう研究者がなんかやったからああなった以外なにもわからないじゃん!あ、口癖移った。
「ともかく!一般人はここから早く逃げるじゃん!」
「はい!お邪魔してすみませんでした!」
「逃げるの早すぎるじゃん!?」
だってここにいたら命の危険があるんだろ?財布を探したいし上条のところにも見舞いに行きたいしでしたいことががたくさんあるからおとなしく帰ります!
「待て草木!止まるじゃん!」
「止まれと言われて止まる奴はいないじゃん!」
「そっちは道が崩れているじゃん!」
「ははは!そんな訳ないじゃ…ん?」
あれ?前に進めない?というか地面に足が触れてない?というか景色がどんどん下がってない?これ落ちてってない?
「嘘おぉぉぉぉぉ!!」
今日の俺不幸すぎやしませんかあぁぁぁぁぁ!!
「クソ、能力使ってなかったら死ンでたぞ絶対!!」
咄嗟に使えて本当によかった!使えてなかったら頭から地面にダイブ&デッドだったよ!
「あ、アンタ!この間ゲコ太くれた!?」
「だがしかし、落ちた場所が怪獣合戦が行われてる場所とは、今日の俺は本当に不幸なようだ」
「おーい、もしかして怪獣って私も含んでる?」
「もちのろんんんんん!!」
「ごめーん、手ぇ滑って
髪が!俺の髪がチリチリ音がなっているぅぅぅ!!ただでさえ最近切ったばかりの短い髪がさらに短くなっちゃうぅぅぅ!!
「人に向けて超電磁砲撃ってはいけませんってお母さんから習わなかったのか!?」
「それを言う一般家庭はないと思うんだけど」
「ですよねー」
言う家庭があったらぜひ見に行ってみたいわ。
「それで、どうしてアンタはこんなところに来た訳?」
「来たくて来た訳ではないというかなんというか」
「はっきりしないわねぇ」
「その、偶々落ちてきただけなんだが」
正直に言うとミサカ姉は頭に手を置いてため息を吐く。
「偶々でこんな所に落ちてくるとか、アンタ馬鹿?」
「馬鹿ですがなにか?」
「…中学生に馬鹿って言われて悲しくない?高校生」
「すごく…悲しいです」
でも俺はそこらへんの普通校の生徒で、コイツは常盤台の生徒なんだから別にいいし。悔しくないし。
「っとそんな話してる暇はなかったわ。アンタ、能力と強度は?」
「能力は
「ちょっとはやれそうね。アンタ、あれを少しでいいから引き付けてくれない?」
そう言ってミサカ姉は親指をくいっと後ろにいる怪物に向ける。
「いやいや冗談きついですよ姉御。たかが雑魚があんな怪獣を相手に出来るはずがないじゃないですか。対峙したら瞬殺されますよ瞬殺」
「腰低っ!?さっきまでの威勢はどうしたのよ!!」
「だってあんなの相手にしろって言われたら腰も低くなるに決まってるだろ!!」
「ったく!役に立たないわね!それじゃあ私のサポートだけでも頼むわよ!」
「なぁ」
ここで俺は一つ言いたい事があった為怪獣に対峙しているミサカ姉の肩を叩く。
「何!?言いたい事があるならさっさと言いなさい!!」
「帰っていい?」
そう言うとミサカ姉は振り返って俺の手を握り、パチパチと髪の毛に電気を帯びさせる。
「あ・ん・た・って・や・つ・は!!この状況で何言ってんのよぉぉぉ!!」
「ぐぼあぁぁぁぁ!!」
一万人の学生の脳を司るそれは様々な能力を使い学園都市を破壊していく
一万人の学生を助ける為に、学園都市を救う為に、常盤台のエースでありレベル5第三位、
『超電磁砲VS幻想猛獣』
2014年7月24日公開予定!
(嘘ですすみません)