あの場から速攻逃げた俺は髪をどうにかしないとと思い美容院に行ったが意外といい感じになっていたので手直しをしてもらう程度にしてもらった。
「お客さんなんか焦げ臭くない?あとここ、焼き切れてるし」
「あ、ちょっと電撃姫からきついもの二発もらっちゃって」
「それは大変だったねぇ」
という会話があったがどうでもいいか。
それより重大な事が起きてしまった。
あのあと寮に帰った俺は昼間の疲れで少し休もうと思ってベッドに入ったら七月二十五日になってた。
更に言うとそれまでの間に魔術師との争いも終わったとか。
えぇぇぇぇ!!だよ!!もうなにもかも終わってたんだよ!終わってたんだよ!!大事な事なので二回言いました!!
超展開&過密な一日すぎるだろ!!なんで同じ日にこんな大事件が二件も起きるの!?小説で言うなら一冊に纏めれるんじゃないかこの一日!?
財布は失くすわ知らない事件に巻き込まれるわ知らない間に事件は解決するわでもう嫌になるわ!!
と、愚痴を言うのはこれぐらいにして、小萌先生によると上条は大怪我を負ったため入院しているらしいのでお見舞いしにいこう。あと手伝えなくてすまんと謝らないと。
フロントで上条の病室を聞き、売店でメロン(二分の一サイズ)を買って上条の病室に入る。
「元気でやってるか上条?」
「…お、おう!上条さんはこの通り元気いっぱいですよ!」
…?なんだ?今一瞬上条の様子がおかしかった気がしたような…、気のせいか。
「そういえば上条、俺がいない間にインデックスの件は終わったんだってな。カエル顔の医者から聞いたぞ。すまんかったな、手伝えなくって」
「今回の事は俺から始まったんだ。むしろ巻き込んじゃった俺が謝らないといけないだろ?」
「よし、なら今すぐ謝れ」
「変わり身早くないですか!?」
「でさ、結局どうなったんだよ?カエル顔の医者は事件は終わったくらいしか言わなかったから詳しいところ説明頼む」
「あ、あぁ…」
上条は少し言い淀んだ後、少しずつ事件の内容を話していく。
以下略。
「なるほどね。結局、ステイルも神裂ってやつも、自身のトップに騙されてたって話か。なんというか、可哀想っちゃ可哀想だな」
だが俺にとってはそれだけだ。特に接点があった訳でもない人間を気にかけるほど俺は聖人君子をやってないし。まぁ上条は見返りを求めることなく人を助けてるんだからほんとすごい。うん、ほんとに。
「さぁて、今回の事件の内容はわかったし、上条の見舞いもしたし、俺は家に帰って課題でもしますか」
「あれ?そのメロン、俺の見舞いの品に持って来てくれたんじゃないの?」
「あ、そうだった。だけど上条、多分これ置いてってもお前の口に一片も入る事は無いと思う」
「…?なんでだよ?」
「それはお前…」
俺は病室の扉を開いて外に居た人物を指差してこう言う。
「
「ふ、不幸だ…」
俺も昨日は不幸のオンパレードだったし、お前も普段の不幸よりはまだ軽いほうなんだからいいだろ?
「むぅ、出会い頭に暴食魔とか私に失礼かも」
「すまんすまん」
ちなみになんで俺がインデックスが暴食魔なのを知っているかと言うと、七月二十日にスーパーで買いすぎで食料が結構冷蔵庫に入らなかったんだ。夏のうだるような暑さの中、野菜などの鮮度命な物を外に出しておくとやばいのは必然なので次の日の朝すぐ野菜炒めに調理し、上条のところへ持っていく。するとどうだろう、三人前ほど作った野菜炒めがインデックスの口の中に消えていくではありませんか。ものの五分と経たずに野菜炒めを食べたインデックスを見て俺は暴食魔と名づけた。という経緯があったからだ。
「それじゃ上条、早く退院してまた土御門達と馬鹿やろうぜ」
「おう!」
上条の元気な返事を聞いた俺は病室を出て自分の寮に帰った。
でもなんだろう。上条と話している間中ずっと違和感、それこそ喉に魚の骨がひっかかったような違和感があったが、それは多分些細な事だろう。
俺はその違和感を拭う為に
「しっかしまぁ、だりぃなこの熱さ」
と、遠くに入道雲がある、いかにも夏といった空を見ながら呟いた。
夏休みは、まだ始まったばかりだ。
これにて一巻相当の内容は終わりました!
すみません変な終わらせ方で!
次回から二巻相当の内容を…といいたいのですが省かせてもらいたいです。
だって、草木が絡むようなところ一切ないじゃないですか!!(ドーン
なのでまぁ多分百パーセント?オリジナルの話を書くと思いますのでよろしくお願いします。
姫神「私の数少ない出番…」
垣根「どんまい」