とある魔術の日常?   作:置物

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二十七話 再開

はい、十二時間耐久レースならぬ十二時間耐久バイトに耐えた草木です。

って耐えれるはずないだろ!?店長にムーンサルト土下座でなんとか家に帰らせてもらってお金払ったよ!?

くそ!これもあの染め緑女のせいだ!次見つけたらぎったんぎったんのめっためったに

「あ」

「あ」

歩いて十分、第七学区の学生寮が多く立ち並ぶ道で、さっきの染め緑女と感動的(?)な再開した。

「…よぉ、さっきぶりだな…染め緑女」

「ぐ、偶然、会うとは思わなかったのだよ少年」

「…」

「…」

「…」

「さらば!!」

「逃げれると思ってんのかお前はぁぁぁぁぁぁ!!」

逃げようとする染め緑女、アレスを地面から五メートルほどの高さに浮かべることで足を止める。

「うごっ!?と、突然体が浮いた!?まさか魔術!?」

「あぁ?魔術?そんなオカルトなわけないだろ。これは超能力」

待て、魔術?その単語、ついこの間聞いた覚えがあるぞ。

「…!!」

あ。思い出した。インデックスも確か魔術って言ってたしステイルも超能力とはどこか違う物を使ってたな。

てことはだ、この女、厄介事かよぉぉぉぉぉぉ!!

「む?突然、俯いてどうしたのだ?」

「…いや、最近の俺の運のなさを本気で寺とか神社とかで祓ってもらおうか迷っていたところだ」

そう言うとアレスはふっと、絵画などに描かれている聖母のような笑みを浮かべて(しかしくの字に折れ曲がっている状態なのであまり様になっていない)懺悔を聞くように言う。

「よかったら、私が悪魔祓いをしてやってもいいのだよ?」

「その顔やめろ。真面目に腹が立つ」

「あ、振るのやめて結構やばい吐きそう吐きそうてか吐く吐く吐く吐くぅぅぅ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「し、死ぬかと思ったのだよ…!!」

「そこんとこは力加減上手くやってるから安心しろ」

はぁ、自分から関わったとはいえ、まさかまた魔術関係とは。つってもこの間はなにもしてないに等しいからそこまで深く関わってないとも言えるが。

「ふぅ、自然、落ち着いてきたので師匠探しを再会しようと思うのだよ」

「師匠ってのはもしかして魔術の師匠か?」

「…!?なぜ魔術を知っているのだよ!?」

「さっき自分で言ってたじゃん」

「…」

「…」

「師匠探しを再会しようと思うのだよ」

「やり直ししやがった!?」

こいつもしかして天然か!?

「そこはどうでもいいのだよ。問題は師匠がいる三沢塾とはどこか、ということなのだよ」

「地図はもってないのかよ」

「突然、風に奪われてしまったのだよ」

「ドジっ娘属性込みかよ…」

「となれば必然、この出会いも神の啓示なのかもしれないのだよ」

嫌な予感しかしない。

「少年よ。三沢塾まで案内してくれないか?」

「だが断る!!」

俺は一瞬でクラウチングスタートの構えを作りアレスから逃げる。今なら世界新記録も塗りかえれる気がしないでもない!!

「逃がすと思ってるのか!」

しかしアレスの瞬発力は異常にすごく、俺が走り出すより早く俺の背中に乗ってきた。

「離れろ座敷わらし!!」

「三沢塾に案内するまで離さないのだよ!」

「くそ!こうなったらもう一回能力で」

「草木?」

すぐ近くから、聞き覚えのあるソプラノが聞こえてきた。

頭にベレー帽を乗せたその女は奇妙な物を見ているような目でこちらを見ている。

「結局、草木はロリコンだったって訳ね」

「俺は断じてロリコンではないぞフレンダ。だからその手に持った携帯を今すぐポケットにしまいなさい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど。草木はロリコンじゃなくてぺドフィリアって訳ね」

「お前の耳の穴には誤翻訳中継があるのか!?」

「冗談よ。で、三沢塾に行きたいんだよねアレスちゃん?」

「そうなのだよ」

アレスは時折日本語ではない言葉を口ずさみながら答える。

「ならお姉さんが案内してあげようか?」

「真か!?」

「ね、草木」

「結局俺も一緒に行くのかよ!」

「結局、草木が見つけた娘なんだし、責任とってあげないと」

まじかよ…。これ絶対厄介事だって。絶対後からなにか起きるって。やめたほうがいいって。

「それじゃあアレスちゃん、行こっか」

「よろしくなのだよ」

「ちっ、わかったわかったよ。行けばいいんだろ行けば」

俺は手を繋いで三沢塾があるであろう方向を歩くフレンダとアレスを走って追いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば、髪型変わったね?」

「あぁ。いつのまにかこんな髪型に」

「結局、前の髪型よりましになってるよ!」

「!?」




草木「俺の前の髪型が似合ってなかった…だと!?」
ミサカ「(あの方もミサカと同じように思ってたようですね、とミサカは電柱の後ろからあの方と同じ髪型のあの方を見て涎が流れるのを我慢しながら思います)」


美管「ピキーン、と美管はあの方の危機をミサカネットワークと勘によって察知します」
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