とある魔術の日常?   作:置物

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一週間以上更新するの遅れてすみません

うん、やばいほど更新が遅かったww


二十八話 三沢塾

「ここが三沢塾…」

俺は目の前にそびえ建つビル、三沢塾を眺めていたが、これといった違和感は特に感じなかった。

「結局、今じゃ廃塾したみたいだけどね」

フレンダは人差し指を立てて常識かのように語るが、ビルの入り口付近の立て札に『三沢塾は廃塾しました』って書いてあるのを読んで俺に伝えているだけだろう。

「ほんの少し、師匠の魔力を感じるのだよ」

鼻をすんすんと動かしながらアレスは言う。

俺とフレンダはそこまで魔術について詳しくないから。特にフレンダなんて魔術のまの字も知らないだろう。

「ねぇアレスちゃん、本当にアレスちゃんの師匠はここにいるの?」

「置手紙には学園都市の三沢塾で研究してくると書いてあったのだよ」

アレスが懐から手紙を出して俺とフレンダに見せてくれたが、日本語ではない言葉で書かれていて全く読めない。

「け、結局、そうみたいね」

フレンダはわかったような口ぶりで手紙をアレスに返すが、強がりなのがまる分かりだ。

「それじゃあ行くのだよ」

手紙を懐にしまい、アレスは三沢塾に足を踏み入れる。

俺とフレンダもアレスの後を追って三沢塾に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「むぅ、当然、師匠が居た場所なのだからそこらへんから少量の魔力を感じるのだよ。これではどこに師匠が居るのかわからないのだよ」

廊下や階段、トイレの個室等の壁を触り異常がないか確認しながらアレスは言った。

「結局、さっきから魔力魔力って言ってるけど魔力ってなに?」

フレンダがアレスに聞こえないように俺に聞く。

俺は少し考えた後、フレンダに適当な事を言う。

「アレスの能力は能力追跡(AIMストーカー)って言って、一度覚えたAIM拡散力場を辿ることが出来るらしい。そんでAIM拡散力場を魔力って言い方をするだけなんだ。気にするな」

「へぇ、そうなんだ。私の友達にも同じ能力名の人がいるんだよ!」

「き、奇遇だな」

「む?もう少し上の方が師匠の魔力が濃いようなのだ」

アレスは階段の方を指差して俺達に言う。

「だそうだ。そんじゃあ行きますか」

先に階段に上がるアレスは嬉しそうに早く早くと言うのを適当に返事して、俺達は階段を上っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが一番師匠の魔力が濃く感じられるのだよ」

三沢塾は十字路を挟んで四つのビルが建てられていて、俺等は北棟と言われるビルの最上階にある校長室の扉の前に立っている。

「師匠ぉぉぉぉぉぉぉおお!!!」

…立っていたに現在進行形で変わった。

師匠との再開が待ちきれなかったのか、アレスは扉を飛び蹴りで蹴破り、校長室の中に入っていく。ってかさっきまでの落ち着きはどこに行った!?アグレッシブすぎだろ!!

「師匠!?師匠どこなのだよ!?隠れてないで出て…き…て…」

「こ、これは…」

扉の向こうは広大な空間だった。

壁や床は切り刻まれ骨董品類は壊れ部屋全体が傷だらけだった。

しかし注目すべきはそこじゃない。

入ってすぐ目の前の床、そこに大きく広がる血の池が夕日に照らされて鈍く光っていた。

「あ、あぁ…」

「アレスちゃん…」

フレンダは震えるアレスをそっと抱きしめ視界を遮る。

血の渇き具合から見て結構な日が経っている。多分一週間は経っているだろう。

しかも相当量流しているようだ。

「草木、一回ここから出よ?結局、アレスちゃんの師匠見つからなかった訳だし」

「そうだな。俺はもう少し手掛かりがないか探すからフレンダはアレスと一緒に外で待っててくれ」

「わかった」

フレンダはアレスの手を引っ張って校長室から出て行った。

俺はさっき言った通りに手掛かりがないか部屋を見渡す。

壁、床などの切り傷、大量の血の跡、アレスの師匠の魔力が濃い。

これだけの情報だとこの血がアレスの師匠の血とは断定できないが、否定もできない。

多分アレスの師匠は誰かと激しい激突をしたんだろう。でも一体誰と?そしてアレスの師匠はどこに?

「わからねぇなぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、草木。どうだった?」

ビルの入り口で待っていたフレンダが俺に気付き、声をかけてくる。

「特になにも。アレスに聞きたいことがあるんだけど」

「なんなのだよ」

体育座りをしているアレスが沈んだ声で返事をする。よほど師匠がいなかったことがショックだったんだろう。瞳が少し潤んでいる。

「アレスの師匠はいつから学園都市にいるんだ?」

「二年前くらいから…なのだよ。最初は一年って言ってたのに、全然、帰ってくる気配がない上に手紙も来なくなったのだから心配になって学園都市に来た訳なのだよ」

二年…。結構長い間留守にしてるんだな。

「あと、アレスの師匠はなにしに学園都市に来たんだ?」

「少女を助ける為に行くとしか聞いてないのだよ」

少女を助ける為…?

「結局、これ以上情報がない訳だし、一旦解散しない?」

フレンダが腕時計を指差しているから携帯で時間を確かめるともう六時だった。

「そうだな。アレスの師匠探しは明日に回すか」

「それじゃあ草木、アレスちゃんのことお願いね」

「…はい?」

「それじゃあアレスちゃん、また明日ね」

「また明日なのだよフレンダ!」

「………はい?」

「ほら草木、なにをぼけっと突っ立っているのだよ?早く帰るのだよ」

「…………はい…」




<イラッシャイマセー
上条「お、今日はちゃんとATM使えたぞ。今日はなんだかついてるな」
<アリガトウゴザイマシター
<イラッシャイマセー
草木「…あ?まさか…!?上条が通った後か!?カードが出てこねぇ!!」
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