とある魔術の日常?   作:置物

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やっと面倒事から開放された置物です
久々の投稿が番外編なのは、本編がまだ書けてないからとかではないよ?ホントダヨ?


番外編 ろく

フレンダの楽しい日常

 

『異議あり!その証言はムジュンしています!』

『…わたしから見たら貴方の言動の方がムジュンしていると思いますが』

『そ、そうでしょうか…』

『被告人を有罪とします』

「うがぁぁぁぁ!!このゲーム超難しいですよ!!なんなんですか!?どこが超矛盾してるんですか!?超分かりません!!滝壺さーん!!」

推理物は苦手なのか、ゲーム機を片手に滝壺の所へ向かう絹旗。なぜ推理物が苦手なのに推理物のゲームを買ったのかと聞くと、「映画が超面白かったのでゲームを超したくなったんです!」とソフト片手に嬉しそうにしていたのは多分十分くらい前。私の予想は三十分だったけどまさかそれより短いとは。

「きぬはた、多分ここがこの証拠と矛盾してるんだと思う」

「ありがとうございます滝壺さん!!」

結局、あの調子だといつか攻略サイト片手にストーリーを淡々と見るだけに終わりそうと思ったけど言わないでおこう。でも絹旗がゲームしているところ見ているとなんかしたくなってきた。

「絹旗ー、他にもなにかゲーム買ってないー?結局、私もなにかしたくなってきちゃった」

「私がしているのは2なので1はしても超構いませんよ」

なんで推理物が苦手な絹旗が数あるゲームのうち一本だけ異様に早くクリアできたか不思議に思ってたけど、映画化されてる1も買ってたとは。そりゃどこにどの証拠を突きつければ分かってたらすぐ終わるよね。

「他なにかないー?結局、1は内容まだ覚えてるから新鮮に感じられないっていうか」

「うーん、他にはどうぶ○の森とか、モンハ○とかしか超買ってないですね」

どうぶ○の森はあのほのぼの間があまり肌に合わないし、モンハ○は四人でするものって考えてるからなぁ。

「やりたいのないしいいやー。今日仕事もないしちょっと遊びに行ってくるね!」

「超いってらー」

「気をつけてねふれんだ」

私は二人に出掛けることを伝えると、お気に入りの靴を履いて外に出た。

 

 

 

「ぐぬぬぬ。また超詰まりました」

「きぬはた。私どうぶ○の森したいから貸して」

「超いいですよー。あ、ここ教えてもらってからでも超いいですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外は日差しが少し強いが、偶に太陽を遮る雲や風が吹いて涼しいと感じる時もあるから丁度いい天気といった感じだった。

特になにをしたいといったことを決めていなかった私はとりあえず欲しい物がないか探そうと思い目に入った近くのデパートに入った。

デパートの一階入ってすぐ目の前。そこには海をバックに背負った数体のマネキンが水着を着てポーズをとっていた。

「こういうの見ると本当に夏が来たって感じがする訳よ」

今年もアイテムのみんなとプール行けたらいいなぁ。毎年一回はプールに行ってるんだけど仕事の関係上夜に来ることだってしばしばあったから偶には昼からプールに入りたい。

「お、フレンダじゃねぇか。今日は水着でも買いに来たのか?」

補習帰りなのか、制服姿の草木が、つんつんとした髪をがしがし掻きながらこちらに歩いてくる。なんでも、あの髪型は草木の友達と同じ髪型で、草木自身はあまり好きではないらしい。前の髪型よりはましだと思うんだけど草木はまだあの髪型に未練があるようで、窓ガラスに映る自分の頭を見てため息をついている。

「暇で歩いてたら偶々このデパートが見えて入っただけ。草木のほうこそ、水着を買いに来たの?」

「あぁ。来週友達とプールにはしゃぎに行くんだ」

「へぇ。いいなぁ。私も付いて行っていい?」

自然と、私は草木にそう聞いていた。

「あぁ。多分いいと思うぞ。野郎共は歓迎だろうし女子二人もいいって言ってくれるだろうしな」

「なら早速水着買いに行かないといけなくなった訳よ!」

「おいまだ行けるって決まった訳じゃねぇぞ!」

私は草木の言うことなど聞かずに、先に水着コーナーに向かって走っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え!?今日仕事入ったの!?」

一週間後。朝早くから電話でアジトに来るように麦野から言われ、寝癖が取りきれていない頭にべレー帽を乗せて来たら仕事が入ったということを伝えられた。

「そ。クソ上司がついさっき私の安眠を遮ってまで電話してきたのよ。今度やられたら携帯消し飛ばそうと本気で考えるくらいイラついたわ」

麦野は椅子に腰掛け、足を組んで指先に光を灯しながら言う。光は麦野の顔に影を作り、今の麦野の怖さを二倍以上引き上げている気がしてならない。

いや、そんなことよりも、今日は待ちに待った友達とのプールなのだ。仕事が大事なのは分かっているけど、ものすごく行きたいのだ。

「ねぇ麦野、別に私くらいいなくても」

「それと、今回の仕事は結構でかいらしいから、一人でも欠けないで来てくれだってさ」

「orz」

「フレンダさん、なにか用事でも超あったんですか?」

「け、結局、何にも無い訳よ…」

「むぎの、もうそろそろ迎えがくる時間」

「それじゃあ、今日も健気に頑張りますか」

麦野を先頭に、私以外のアイテムのメンバーは外に出て行く。

でかい仕事ってことはそれなりに時間がかかるだろうし、待ち合わせの十二時には間に合いそうにないだろうから携帯で草木にキャンセルのメールを送ろうとした時、頭の中にある考えが浮かんだ。

「確かに、でかい仕事っていうのは今まで例外なく時間が掛かった。でも今はまだ六時。つまり、頑張れば時間に間に合うかもしれない!」

その日から「金髪爆弾魔」という話が暗部の間に広がったが、私とは関係ないだろう。

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