とある魔術の日常?   作:置物

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三十一話

美管がミサカネットワークで他の妹達に聞いた結果、このような男は見たことないとの事だった。

「やっぱそう簡単には見つからないか」

「うぅぅぅ、師匠ぉぉぉぉ…」

アレスが俺のズボンに縋りながら落ち込んでいるのだが、早く離していただかないとズボンが脱げそうだ。

「アレスさんや、早く俺のズボンから手を離してくださいズボンが脱げそうなんです」

「師匠ぉぉぉぉ…」

「いいぞもっとやれ、と美管は中年親父のようなノリで言います」

「お前も手伝えよ頼むから!」

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとかアレスをズボンから剥がす事が出来た後、立ち話もあれだと思い近くのファミレスに入った。

まだ昼ではないからか、ファミレスの中は閑散としていて、テーブル席を一人で独占する男ぐらいしか客はいなかった。そいつはどっかで見たことある気がするが多分気のせいだろう。

俺達は窓側のテーブル席を陣取り、今後の方針を話し始める。

「ミサカ達はほぼ学園都市全域に居ますので師匠が見つからなかったのは隠れながら移動しているか、姿を変えているか、または学園都市にもう居ないかだと思われます、と美管は言います」

「学園都市に居ないのはありえないのだよ!師匠は帰ってくる時はちゃんと手紙で知らせてくれるのだよ!」

美管とアレスはメニュー表と睨めっこしながら話しているが、誰が払うんだよ。

「美管はこの黒毛和牛のステーキで、と美管は会計お願いしますと貴方に言います」

「私はミートソーススパゲッティ、カルボナーラ、ペペロンチーノで頼むのだよ草木」

「払わせる気しかない上に遠慮無し!?」

「まぁまぁ落ち着いて、と美管は呼び出しボタン押しながら黒毛和牛のステーキに対する興奮を抑える為に自身に冷静になるよう言います」

「俺にじゃないのかよ!!てか俺まだ決まってないから待ってくれ!」

「黒毛和牛のステーキにミートソーススパゲッティ、カルボナーラ、ペペロンチーノ、あとサラダお願いします、と美管はウエイトレスに注文します」

「出資者がサラダだけ!?」

「一厘はジョークですよ、と美管は舌を出して頭をコツンと叩きます」

「九割九分九厘は本気だった!?」

「そんなことよりこれからどうするか話し合うのが先なのだよ!」

「そうです、なのになんですが貴方は。ちょっとの事でわーわー喚いて、子供ですか?と美管は切れ気味に言ってみます」

「あれ?俺が悪い感じ?」

「確かにサラダだけというのも寂しいですし、パンも頼みましょう、と美管はなんて優しいんだろうと自画自賛しながらパンを注文に追加します」

数分後、美管の前には黒毛和牛のステーキが、アレスの前にはミートソーススパゲッティ、カルボナーラ、ペペロンチーノの三品が、そして俺の前にはサラダとパンが来た。本当にサラダとパンだけだった。

「今後の方針ですが、ただ闇雲に歩き回るのは非効率的なので、知り合いにも探すのを手伝ってもらうのはどうでしょう?と美管は黒毛和牛のステーキをじっくり味わいながら提案します」

「いや、もう結構な人数動員してるも同じだし余り変わらなくないか?」

「美管達はお姉様に迷惑をかける訳にはいきません、と美管は理由を察しろと暗に言います」

そりゃそうか。もし御坂が常盤台にいる時に学校外で妹達が目撃されたりしたら御坂にすげぇ面倒かけるな。

「それじゃあ俺の友達に連ら…く…」

俺は携帯のアドレス帳を見ると同時に携帯を落とし、orz状態になる。

「…?どうかしましたか?と美管は突然orzになる貴方になんと声をかければいいか戸惑います」

「…なんでもないです…」

「ん?草木。連絡先が5つしかないのだよ。友達少ないのか?」

俺の携帯を見るアレスの言葉に俺は大打撃を喰らう。こいつ、能力者だったのか!?

「やめなさい、と美管はアレスから携帯を取り上げ…ぶふぅ!」

美管からの追い打ちでKOされました…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとか復活した俺はサラダとパンを平らげ、少し事情を知っている上条に電話した。時間的には補修と補修の間の休み時間ぐらいだから多分出るだろう。

数コール後、もしもし?と聞き慣れた上条の声が出た。

「あ、上条?頭大丈夫か?」

『開口一番に出る言葉がそれなら米分けてくれよ!』

「大丈夫そうだな。それで頼みがあるんだけど」

俺は道端でシスターを拾ったこと、シスターが師匠を探していること、師匠がいると思われる場所に行ったが師匠はいなかったこと等を大雑把に説明した。

『大体はわかった。俺もその師匠を探せばいいんだな?』

「あぁ。写真送るから頼んだぞ」

通話状態を切り、師匠の写真を撮って上条に送る。

十数秒後、上条から電話がかかってきた。

「どうした上条」

『………』

しかし電話の向こうからはなにも声がしない。

「…?もしもーし、聞こえてますか〜?」

『草木、よく聞いてくれ…』

やっと帰ってきた声はとても暗く、そしてこれから懺悔するような感じだった。

『師匠、アウレオルス=イザードは、もう死んでるんだ…』

「……」

余りの事実に驚きの声を漏らす所だったが、なんとか我慢できた。

『厳密に言えば生きてる。記憶を失って、顔も変わってるから「アウレオルス=イザード」という個人が死んだって言ったほうがいいか…』

俺は一回通話を切って席から立ち、美管とアレスにトイレに行くと言って、男子トイレの個室でもう一度電話をかけた。




教えて!草木→フレンダの質問コーナー

垣根「なんでMCの草木がいなくてお前が居るんだよ。草木の上から斜線引いてあるし」
フレンダ「私がメインかと思ったらなんか途中から居なくなって出番が無くなったから今日だけ譲ってもらったって訳よ!」
垣根「ふーん。けど、質問答える奴がいないんだったらこのコーナー成り立たないじゃねぇか」
フレンダ「ちゃんと答えれるから大丈夫な訳よ!」
垣根「ならいいけどよ。それじゃあ今日のお便り。PN『委員長』から。『アウレオルス=イザードってロシア正教の人よね?その人が引き取ったアレスちゃんもロシア正教の人のはずなのにどうしてイギリス清教の人が学園都市に来てるのよ』とのことですが答えれるのかよ」
フレンダ「あ〜、う〜、え〜」
垣根「答えられねぇじゃねぇか!」
フレンダ「ぎゃふん!!」
ミサカ『アウレオルス=イザードはインデックスを救う為にロシア正教を離反。三沢塾を占拠しましたが上条当麻、ステイル=マグヌスにより撃破されます。しかしその撃破時の記憶喪失によりアレスの事も忘れる=アレスへの手紙が途絶えてしまい、結果、アレスは学園都市に向かった為、これはイギリス清教の過失だ。我々の代わりにアレスを連れて帰ってこい、と少々無理のある言い分により当事者であるステイル、そしてもしもの為の人員が学園都市に来ました、とミサカはカンペに書きます』
垣根「これはフレンダの質問コーナーじゃなくてミサカの質問コーナーでいいだろ」
フレンダ「つ、次は!次こそは答えて見せるから!」
垣根「お前最初に今日だけって言わなかったか?」
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