とある魔術の日常?   作:置物

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三十五話

入院一日目

カーテンから漏れる太陽の光が目に当たってるのか、とてつもなく眩しく感じた俺は手を使い影を作り目を開ける。

「あ、目が覚めた?」

眩しかったのは太陽の光のせいではなく傍にある椅子に座るこの鯖缶ガールがライトを当ててたからだったのでとりあえず右手でアイアンクローをかましておく。

「イダダダダダダダ!!!」

「で、フレンダ、わざわざそんな事するために来たんだったらこのまま頭を握り潰すんだけど」

「お見舞い!お見舞いに来たって訳よ!偶々寝てる所に来て悪戯心が芽生えただけですすみませんでしだだだだ!!!」

アイアンクローから解放され、涙目になりながら頭を抑えるフレンダ。

「どうやって俺がここにいるのが分かったんだよ」

「昨日電話かけたらナースの人が出て教えてくれたって訳よ!あ、結局、アレスちゃんの師匠は見つかった?」

一瞬ドキンとしたが、動揺を悟られないよう欠伸の真似をして誤魔化しつつ頭の中でこれまでのいきさつを創作する。

「一足先にローマに帰ってたみたいだぞ。帰った日がちょうどアレスが学園都市に着いた日だったらしい。で、突然手紙がストップしたのは研究が忙しかったのとサプライズをしたかったからだそうだ」

みたいとからしい等の曖昧な言葉ばかり使ってしまったがそっかと納得していた。

「あ、お見舞いの品だけど」

足下のデパート袋から数個の缶詰を出し、俺のベッドの上に並べていく。

「定番の鯖の味噌煮に照焼き、醤油煮水煮にトマトソース煮込み。ゲテモノ枠でお雑煮を買ってきた訳よ!」

「鯖のお雑煮ってなんだよ!?明らか俺でおいしいか試そうとしてるだろ!?」

あ、ばれた?と舌を出すフレンダを見て鯖のお雑煮は今一緒に食べようと提案する。

「あれ?これ意外にいけない?」

「鯖とお雑煮の奇跡のコラボレーションってやつか?」

暫く鯖のお雑煮が俺達のブームになりそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入院二日目

軽かった左手の捻挫はすっかり治り、缶のプルタブを開けれるようになった。

暇だしテレビを見ようとリモコンで電源をつける。

丁度相⚪︎シーズン4がやっていたためそれを見る。やっぱり右⚪︎さんの相棒は亀ちゃんが最高だね。

「最後に一つ」と右⚪︎さんの名台詞が入った所でノック音がドアから聞こえてきた。

「おっす、元気にしてたか?」

ドアから顔を覗かせたのは上条とインデックスだった。

「ぼちぼち。左手の捻挫は治ったぞ」

「やっぱすごいな、あの医者」

「お前の腕繋げたのもあの医者だろ?俺もうここ以外の病院行かねぇわ」

「上条さん的には病院に行く回数を減らさないと食費が…」

「ようたようた!れいぞーこの中にある缶詰食べていいかな!?」

白い悪魔(魔王ではない)が冷蔵庫を開き、こちらも見ずに言ってくる。というかお前は怪我人の心配より先に冷蔵庫の確認をするのか!?

白いフードの頭しか見えないが、目が輝いている様子が目に浮かぶ。

「一個だけならいいぞ」

「え〜、これだけあるのにようたって意外にけちんぼかも」

「俺の見舞いの品だぞ。一個やるだけ感謝しろ!」

じゃあこれ食べよとトマトソース煮込みを持っていくインデックス。冷蔵庫を閉めた後未練がましく冷蔵庫の扉をじっと見続けているのはスルー。

「今日俺達学園都市の外に出なくちゃいけないんだ」

と上条が天井を見上げて言った。

「そりゃまた急だな。なんでだよ?」

「さぁ?」

さぁってお前。

「とうま、もうそろそろお昼にしよ?」

「インデックスさん?貴女先程ウチの冷蔵庫空にしたばかりでしょうが!」

「あのくらいじゃ私は満腹にならないんだよ!」

「この暴食シスター!少しはシスターらしく食事を控えろよ!」

「とうまが何も食べさせてくれないならようたのれいぞーこの中身食べちゃうんだから!」

「は!?」

なぜに俺の方に火の粉が!?

「あぁ、それなら俺の財布も痛まないから」

「てめぇふざけんな!ちょ、早まるなインデックス!てめぇも止めろよ!」

「もう我慢できないんだよ!この中の缶詰は全部私が!」

「ちょ、ナースコール…ってナースコールの線が途中で切れてるぅぅぅぅ!?ナァァァス!!ヘルプミーナァァァァァス!!」

結局フレンダのお見舞いの品の缶詰及び冷蔵庫の中身は全滅。駆け付けたナースに迷惑と切れられた。不幸だ…。

 

 

 

 

 

 

入院三日目

外はまさに夏!と言った感じに晴天で、今頃上条は海で夏休みをエンジョイしてるんだろうなぁ海で足釣れと杖をつきながら思う。

病院内を彷徨っていると茶髪を肩あたりまで伸ばした常盤台の女子中学生、御坂美琴が二人向かい合って話していた。どちらかが御坂でどちらかがミサカか、どちらもミサカか、見た目に違いがなさ過ぎて全然わからない。

「よぉ」

俺はどちらでもいいように名前を呼ばないし久しぶりとも言わずに呼びかける。

「お久しぶりです、と美管は財h…貴方に言います」

「お前は美管だって一発で分かるなこのやろう」

今だ無表情の美管の顔を左手で掴み顔を変形させる。

例えミサカと言ってても人を財布扱いする奴はこいつ以外いない。いない…よな?

「初めまして、とミサカ11192号は挨拶します」

下四桁が鎌倉幕府の出来た年号のミサカを心の中で源か頼朝と呼ぶかどうかとどうでもいいことを考えながら「初めまして」と挨拶する。

「それで、貴方は何しに来たのですか?と美管は恐らく妹達の物色をしにきた不審sy…貴方をふがふが」

人を変態みたいに言うな!!

「暇潰しだよ暇潰し。二日間、いや三日間もベッドで寝てたから体のあちこちが硬くなってさ」

「退院はいつになるんですか?とミサカ11192号は貴方に質問します」

「四日後に仮退院みたいなのする」

「あの、もしよろしければその時にミサカの買い物に付き合って貰えないでしょうか?とミサカ11192号は貴方にお願いをします」

この娘、なんていい娘なんだ…どっかのというか美管とは大違いだ。

「いいぞ、荷物持ちくらいならしてやるよ」

「む、なら美管もその買い物に付いて行きたいです、と美管は貴方の手をどけながら言います」

「あ?俺に言うなよ。みn…ミサカに聞けよ」

そう言うと美管がミサカを少し離れた場所に連れて行き、聞き取れない位の大きさで話し始める。

「よろしいですね?ミサカ11192号?と美管は確認を取ります」

「え、あの人と二人きりで行きたい…」

「い・い・で・す・よ・ね?」

「はい…とミサカ11192号は落胆しながら返事します…」

「許可を取りました、と美管は親指を立てて貴方に伝えます」

「お、おう。わかった」

なんかミサカの方がすごい落ち込んでるんだが。

「それでは美管達は調整がありますのでこれで、と美管はミサカ11192号を引きずりながら貴方に別れを告げます」

「そ、それではまた四日後に!とミサカ11192号はぁぁぁ…」

「またな〜」

廊下の奥を走っていく二人(一人引きずられてるが)に手を振って見送った後、久々に動かした体に疲労を感じた為病室に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

夕方、病室のテレビで心霊番組を見てると突然外が暗くなる。部屋の電気は夕焼けが明るかったから消した状態で、しかもタイミング悪くテレビ画面に不気味な女の顔がどアップで映った所だったことで俺は普段上げないような声で絶叫した。




出番が少ないレベル5の皆さんの会

御坂「最近私達の出番が少ないよね…」
食蜂「ほんとよねぇ。作者さんの執筆力が残念すぎるわぁ」
削板「むぅ、早くモツ鍋と根性比べをしたいぞ!」
一方「くだらねェ…」
御坂「アンタはいいわよねぇ。妹達編終わっても五巻で出番あるし」
食蜂「私なんて超電磁砲でも禁書目録でも出たばかりだからあまり期待できないしぃ」
一方「俺が知るか。そォいうのは作者に言え」
削板「作者に根性回させてくれと頼んでくる!」
御坂「あ、私も行く!」
食蜂「行くのはいいけどなんで走っていっちゃうのよぉ!」
一方「はァ、缶コーヒー買って帰るか…」
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