とある魔術の日常?   作:置物

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本来書こうとした内容と全く違うものを投稿
理由?麦野よりフレンダが主役してたから←


番外編 じゅう

とある麦野の日常 「暗部って仕事がなかったら唯の暇人の集団by麦野」

 

「暇ね~」

「暇〜」

「超暇です」

「……」

まだ一日が始まって間もないと言える午前九時前。とあるファミレスの窓際にあるテーブル席で、四人の少女がぼけーっと宙を見つめて異口同音(一人黙っているが)に言う。

普段なら仕事なり趣味なりで暇を潰している彼女達だが、麦野はつい昨日買いたい服や小物を買ってしまって、フレンダは缶詰の買い過ぎで貯金が底を尽きかけて次の奨学金まで無駄遣いが出来なくて、絹旗は見たいC級映画が来週に引き伸ばされて暇になっている。滝壺はみんなが集まるなら私もという感じで来ただけだ。

「な~んか暇潰しになりそうな事ないのかにゃ~」

「ないかな~」

「超ないですかね」

「…すぴ~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

滝壺が寝ているのを尻目に窓の外を眺めていると学生服の三人組が遅刻寸前なのか、急いでいる様子が見えた。基本私達暗部の人間はいつ仕事が来てもいいように学校から常時公欠扱いされ、いつ行ってもいいしいつも行かなくてもいい。絹旗が「春に超頻繁に休みすぎたためクラスから浮いて友達出来ないです」と嘆いてたのは記憶に新しい。今月は仕事がほとんど無かったんだから友達作ればよかったのに。

急いでいた三人組の一人が車に轢かれた所で誰かから電話の着信音が流れる。

着信音の発信源は私の隣、フレンダからだった。

「あ、私だ」

視線をフレンダに向ける。フレンダがポケットから一世代前の折りたたみ式携帯を取り出す時に鯖の切り身ストラップが揺れるのが見えた。女子高生が付ける物としてどうなんだと前は疑問視していたがフレンダのセンスが悪いのは今に始まったことではないと二ヶ月程前からスルーしている。

フレンダが着信先を確認すると一瞬目を輝かせた気がした。

「ごめん皆。私用事あったの忘れてた訳よ」

そう言ってドリンクバーのお金を置いてフレンダはさっさとファミレスから出て行く。

「誰からのメールだ?」

「多分草木からじゃないですか?」

「草木?誰それ?」

初めて聞く名前だ。

「フレンダの友達で、缶詰会議(地獄)を苦と感じない超珍しい人です」

缶詰会議。それは会議とは名ばかりの一方的缶詰語り(ワンサイドトーク)だ。絹旗曰く、「一度始まれば二時間は超当たり前。運がよければ三時間。悪ければ五時間に渡って超延々と缶詰の話をしてきます。途中で居眠りをしたら起こされますし適当に頷いたら頬を抓られたりしますから地獄以外に超言い表し様がありません」らしい。

一度だけ絹旗にしているのを陰から見たことあるが、あれは酷かった。

机に広げられたありとあらゆる会社の缶詰を味合わされ、その感想を求められる。それだけならまだマシに見えるけれど、絹旗が「美味しい」と言うと「どこが?どんな風に?」と深く聞いてくる上に同じ感想を口にしたら「それさっきも言わなかった?」と言ってくるのだから性質(たち)が悪い。

そして学園都市は実験都市でもある為普通の街とは違ったラインナップが揃っている。

それはわかる。わかるのだが、何故缶詰も普通の街と違ったラインナップを置くんだと研究者達に本気で聞きたい。しかも缶詰を中心に実験している研究所もあるし。フレンダは缶詰の話題に事欠かないと喜んでいたが、私としてはいつフレンダからゲテモノ缶詰の話題をふっかけられるかと気が気でならない。

私の平穏を脅かすその研究所をいつか潰してやるという思いは今は置いておこう。

「ふぅん?会ったことあるの?」

「フレンダと麦野の所に行く時に会いました」

「どうだった?」

「どう…と言われましても。会ったことは一回しかないですし」

「そう」

「そうです」

絹旗からあまり情報は引き出せなかったし、暇潰しに尾行でもしてやろうかと考えていると今度は私のバックからピリリと着信音が鳴る。携帯端末を手に取って見ると、表示されてる連絡先が『クソアマ』だったので着信拒否をしてバックに仕舞う。いつもの癖で連絡相手を確認したが、この携帯端末にかけてくる人物は一人しかいないから見ずに切っても良いんだった。

「え?出なくてよかったんですか?」

携帯端末にかけてきた人物を知っている絹旗が意外そうな顔をするが、「いいのよ」と手を振る。

「私らの代わりに他の誰かが対処してくれるでしょ」

「はぁ…」

私の返答にイマイチ納得してないような顔で絹旗は私を見る。直後、また私のバックから着信音が鳴り響く。

もう一度着信拒否しようとしたが『着信拒否出来ません』と画面に表示され、着信拒否が出来ない。鳴り続ける電子音に流石に苛つき、通話ボタンを押して応答する。

『念の為に着信拒否拒否機能搭載しておいてよかったー』

電話口からは予想通りいつもの謎の女の安堵の声が聞こえてきた。

「語呂がお前の頭みたいに悪いな」

『それって私の頭も悪いみたいじゃない!』

「ごめ〜ん、気付いちゃった?次から気が付かれないように言うわ」

『言うのやめなさいよ!?私アンタの上司!!』

「はいはい上司様上司様なんでございますかね」

『相変わらずむかつく奴ね!まぁいいわ。暇暇言ってるアンタらに仕事(暇潰し)よ』

「肩が凝ってちょっとキツいかにゃ〜」

『肩凝るくらい誰でも…あ?もしかして挑発?それ私に対する挑発かこんやろーっ!!』

「あ、気付いちゃった?」

『ちくしょーっ!!このホルスタイン!!もう詳細はメールに送るから勝手に読んで勝手にやってろてかやれ馬鹿やろーっ!!』

うわーん!!と癇癪を起こした子供のような泣き声と共にぷつんと通話が途切れる。

数秒後、仕事の詳細が書かれたメールが絹旗の端末に届いた。

「やるなんて一言も言ってないのに勝手に送られてもねぇ」

絹旗から端末を受け取って送られてきたメールを確認する。まぁいつも通りの反学園都市勢力の殲滅だ。戦力に能力者はいるがレベル3程度だったから楽勝だろう。

「今のは麦野が超悪い気が…」

「内容的には特に危なげな事もなさそうだし、パパッと終わらせましょ」

絹旗を無視して「いつまで寝てるのよ」と向かいで寝てる滝壺の頭を小突いて起こし、席を立つ。

「むにゃむにゃ…すぴ〜」

「滝壺さん超起きてください。麦野、フレンダは呼ばなくていいんですか?」

二度寝しそうな滝壺を揺すって覚醒を促す絹旗がそう聞いてきた。

「別にいいでしょ。四人絶対にいないといけないわけでもないし」

今月は今回ので二回目で、二回とも参加しなかったフレンダが今月の給料日にムンクの叫びのような顔になることは、多分私しか知らないだろう。




ギャグってどうすれば書けるんだろ

ちなみに三人組の特徴は黒髪、金髪サングラス、青髪ピアスです(
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